2019.12.02
腕時計のプロたちが選んだアンダー40万円ウォッチって?
時計ジャーナリストが"価格"で腕時計を選んだらどうなる? 時計選びでお困りなら、ぜひご一読を。
- CREDIT :
文/広田雅将(『クロノス日本版』編集長)、福田 豊(時計ジャーナリスト)、柴田 充(時計ジャーナリスト)、篠田哲生(時計ジャーナリスト)
腕時計の評価軸はいろいろあるものの、"価格"をお題にしたら時計のプロはどんな選びをするのでしょう?
今回は、アンダー40万円のモデルからリコメンドしていただきました(アンダー100万円はコチラ)。何千何万本の時計を見てきたプロのチョイスを、時計選びのひとつの指針としてご覧あれ。
◆ 広田雅将が選ぶのは……「チューダー」ブラックベイ
レトロだけど今っぽさ十分な、本格派ダイバーズ
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もちろん「チューダー」であるから、性能は第一級。パワーリザーブは約70時間もあるうえ、防水や磁気帯びを気にせずに使い込める。
カジュアルに使えるのはもちろん、古着に合わせても映えるはず。また、ハードなダイバーズウォッチとは異なるため、スーツにも合わせやすいだろう。また、あまり厚くないので、細身のシャツに合わせてももてあますことはなさそうだ。デザインがオーセンティックなため、ストラップで遊んでも面白そう。
◆ 福田 豊が選ぶのは……「ベル&ロス」BR V2-92 ミリタリー ベージュ
ヴィンテージウォッチのようなアジが魅力的
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また、フランスの生地メーカーであるエリカ社製のストレッチ素材ストラップが、絶妙の着け心地。フック式のバックルも格好よく、NATOストラップとは一味違うミリタリー感が味わえる。
着けこなしは、ミリタリージャケットやレザーライダーズなどタフなカジュアルにジャストフィット。一方で、ジャケパンなどのキレイめスタイルのアクセントにするのも大オススメ。布ベルトやベージュダイヤルが、まさに「ちょいレトロ」な雰囲気で、ヴィンテージウォッチを着けているような洒脱さに仕上がる。
◆ 柴田 充が選ぶのは……「カルティエ」サントスデュモン
時代を超越するエレガンスウォッチ
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また、ブルーでカラーコーディネートされた針やストラップがモダニティを演出。力強いベゼルビスのデザインとともに、時代を超越したダンディズムを表現している。
カレンダーも省いたシンプルなデザインは、ドレスウォッチ本来のコードにも則り、さらにクオーツならではの薄さがエレガンスを演出。それこそフォーマルなスーツやジャケットから、ブルゾンやジャケットのようなスマートカジュアルまで、シーンを選ぶことなく着けられる。
◆ 篠田哲生が選ぶのは……「エルメス」アルソー 78
腕元にリッチな遊び心を利かす1本
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中でも「アルソー」コレクションは、ケースも程よく大きくて、腕元の見栄えもよく、オシャレに着けこなせる。こちらの「アルソー 78」はチタン製ベゼルで存在感を作っているので、より男性向きだろう。
時計自体に存在感があり、バレニアカーフのブラウンストラップも綺麗。ラグジュアリーメゾンらしい華があるので、ビジネスシーンというよりは、休日時計としてカジュアルに使いたい。モノトーン系のコーディネートと相性が良さそうだ。クリーンな白シャツの腕元からのぞいたら、お洒落だと思う。
■ お問い合わせ
エルメスジャポン 03-3569-3300
カルティエ カスタマーサー ビスセンター 0120-301-757
日本ロレックス 03-3216-5671
ベル&ロス ジャパン 03-5977-7759