超リッチで涼しげな、夏の「スケルトン時計」

近年では、デザイン巧みにスケルトナイズされた腕時計が増えていますが、その魅力が一層際立つのは夏なのです！ なぜなら、肉抜きされたムーブメントと透過ケースバックによって背面まで透けて見え、腕元が非常に涼しげかつ軽やかに見えるから。

しかも、単に涼しげなだけでなく、造形的にも洗練の極致であり、時計のメカニズムをダイレクトに楽しめるのも魅力です。

つまりは、キャッチーな見た目でも、その中に透けて見えるメカニズムでも、女性の視線を惹きつけることができるということ。だから、機械式時計に疎い女性にも「なんだかスゴそっ！」って興味をもって眺めて貰えるのです。

そんな、軽快ながら確実に夏の腕元に差を付けられるスケルトンウォッチをご紹介いたします。

シャネルが打ち出すセラミックケースのアイコンウォッチ、J12。女性にもおなじみのコレクションですが、なかでもJ12ホワイト キャリバー3.1は、洗練されたスケルトナイズとダイヤモンドセッティングが白眉です。

透明のサファイア文字盤には、ダイヤモンド製のインデックスがまるで宙に浮いているかのように並びます。さらに、ベゼルとリューズにもダイヤモンドがセットされ、もはや時計のカタチをしたジュエリーです。これに反応しない女性がいないはずがありません。

また、搭載する自社製ムーブメントCal.3.1にも、ミニマルを追求した優れた設計とサファイアクリスタル製の地板といった、シャネルの高い美意識と技術力が詰め込まれており、時計通からも注目を集めています。

2016年から透明度を追求したモデルを発表してきたウブロ。サファイアクリスタルに始まり、2020年には新素材SAXEMのグリーンケースの開発を成功させ、話題を呼びました。

さらに3年の開発期間を経て、今年はネオンイエローのSAXEMケースを実現させました。こちらの素材、内側から光るように輝く蛍光色を、耐久性を維持させながら完成させるのは至難のワザ。素材の魔術師たるウブロの実力が存分に発揮されています。

また、搭載する機械式ムーブメントのCal.HUB6035は、マイクロローターを擁した巻き上げ方式。各歯車の動きはもちろん、トゥールビヨンの様子やローターの回転まで正面から楽しめるデザインです。

「サントス デュモン」スケルトンウォッチは、時計を超えてアートの領域さえ感じさせる新作。完全に文字盤を取り去り、歯車を支える地板も丁寧に肉抜きが施され、あたかも軸石のルビーを繋ぐ星座図のようなデザインです。

そのスケルトンフレームの空間を大きく占めているのが、巻き上げパーツであるマイクロローター。モデル名になっている伝説の飛行家アルベルト・サントス＝デュモンが自ら考案した航空機「ドゥモアゼル」（フランス語でお嬢さん）をかたどっており、一層の興をそそる構成です。

見るほどに時報装置であることを忘れて見入ってしまう、まさにカルティエの“時の魔法”に、ふたりでかけられてみては？

ルイ･ヴィトンが積み重ねてきた旅への憧れを時計に集約したタンブールコレクション。金やプラチナと異なり変質せず、ダイヤモンドのごとき硬さをもつサファイアケースのモデルを完成させたことで、さらなる高みへと昇ったのです。

ミドルケースから裏ぶた、そして９時位置のLVロゴまで同じ色合いを貫くため、日本で着色加工された200kg近いサファイヤブロックを使用するという事実も驚きのひとつ。完璧な美と品質を追求した結果、サファイヤケース時計初のジュネーブシール獲得モデルとなりました。

透過ケースゆえに精緻を極めたフライングトゥールビヨンの動きをさまざまな角度から楽しめるところもポイントです。