ウブロが時計界に新たな衝撃を与える! 名作「ビッグ・バン」の次なる一手とは!?

2020年1月、LEON本誌およびLEON.JP編集長・石井は、LVMHグループのウォッチフェア取材のためドバイに渡りました。今回は「ウブロ」の躍進についてリポートします。

ウブロの大看板である「ビッグ・バン」は、今年で15周年。この記念すべき年に満を持して投入されたのが、統合型の新ブレスレットでした。 

「ウブロはラグジュアリーなラバーストラップウォッチの先駆者ですが、ブレスレットモデルの誕生によって、さらに広いファン層を開拓するでしょうね。時間をかけて開発したというだけあって、シャープなデザインで付け心地に優れています。これなら高温多湿の日本の夏でも安心ですし、間違いなく人気になるでしょう」（編集長・石井）

ウブロが得意とするオールブラックモデルにブレスレットモデルが登場。ケースやブレスレットはセラミック。硬くて加工が難しいこの素材でブレスレットを作るだけでも凄いことですが、しかもチタンと同様に、サテン＆ポリッシュ仕上げにしており、高級感のある質感を引き出しています。

ビッグ・バン15年目の新展開は、ケースと一体化し、美しく手首になじむ新型ブレスレットモデル。ブレスレットをポリッシュとサテンで仕上げ分けて、立体感のある表情に。このモデルはケースもブレスレットもチタン素材を使用。軽くて着用感も優れ、しかもケース径は小ぶりな42㎜なので、日常使いの時計として活躍します。

看板モデルの熟成を進める一方で、最先端を進み続けるのもウブロらしい戦略。アクセサリーとしてだけでなく、メカニズムや素材によって生まれる個性を存分に楽しめる新作も用意された。

 「幅広い層にウブロの時計を届けたいという戦略と、ほかにない独自性を探求する戦略というふたつの方向性が、違和感なく融合していましたね」（編集長・石井）

時計界のトレンドセッターらしい、充実の新作ラインナップでありました。

約14日間も連続駆動させる超ロングパワーリザーブウォッチ。動力ゼンマイを7個も使う特殊構造を実現するため、ゼンマイが前方に飛び出した。しかもこの特殊形状を加工しにくく色が安定しない赤いセラミックで実現。とにかく凄い時計です。

モダンなトノーケースと約10日間パワーリザーブの人気機構を融合。以前から定評のあったムーブメントを、ケース形状に合わせて新開発しているため、ケースバックから見える姿がとにかく美しい。ウブロの美意識とクオリティへの誠実さを感じさせる一本。

純金を化学反応させて結晶化させた特殊素材「ゴールドクリスタル」を初採用。偶然から生まれるゴールドクリスタルをダイヤル上に配置し、透明のラッカーで封じ込めています。結晶の形は全て異なるため一点モノ。まさにアート。