2024.10.05
大人が持ちたい「G-SHOCK」。60万円台も納得なリッチな外装です
腕時計のプロたちが魅了された一本をリコメンドする本企画。今回は時計ジャーナリストの篠田哲生さんがG-SHOCKの『MRG-B2100B-1AJR』を選びました! 軽量かつ頑強な素材であるチタンと合金コバリオン®を採用し、磨き上げた外装は艶やかで高級感も申し分なし。価格に見合うだけの質感を具えた大人のG-SHOCKです。
- CREDIT :
文/篠田哲生 編集/岸澤美希(Web LEON)
選者:時計ジャーナリスト 篠田哲生
「これがG-SHOCK!?」といい意味で驚ける一本です
かくいう私も、どれだけ高級時計のコレクションが増えても、G-SHOCKだけは別腹。アクティブな休日のための時計として愛用しています。
そんなG-SHOCKの中で、注目して欲しいのが2100というシリーズ。これは2019年にデビューしたモデルで、若手デザイナーが過去の傑作を現代的にアップデイトさせたもの。初代DW-5000の8角形ケースを上下に伸長させ、AW-500のアナログ表示を取り入れることで、新しい時代のG-SHOCK像を提唱しています。
▲ 通常のG-SHOCKでは一体成形されるベゼルを27のパーツに細分化し、各パーツを磨き上げることで美しい外装を生み出した。トップベゼルには純チタンの約4倍の硬度でプラチナと同等の輝きをもつといわれる合金コバリオン®を採用。強度と輝きを両立させている。
▲ 文字盤には日本の伝統技術「木組」から着想を得た加工を施し、幾何学模様の微細な穴から発電に必要な光を取り込む。ソーラー式らしからぬリッチな質感だ。
▲ 通常のG-SHOCKでは一体成形されるベゼルを27のパーツに細分化し、各パーツを磨き上げることで美しい外装を生み出した。トップベゼルには純チタンの約4倍の硬度でプラチナと同等の輝きをもつといわれる合金コバリオン®を採用。強度と輝きを両立させている。
▲ 文字盤には日本の伝統技術「木組」から着想を得た加工を施し、幾何学模様の微細な穴から発電に必要な光を取り込む。ソーラー式らしからぬリッチな質感だ。
初代モデルや人気のフロッグマンなどがその流れを汲んでいますが、その域に到達するまでには数十年を要しました。しかし2100はあっという間に頂点へと駆け上った。それだけ評価が高いモデルなのです。
「カシオ流の引き算の美学です」(篠田)
オヤジにとってなじみ深いG-SHOCKだからこそ、その最先端を知っておきたい。それこそが時計愛好家にとっての教養なのです。
● 篠田哲生(しのだ・てつお)
時計ジャーナリスト、ウォッチディレクター。1975年千葉県出身。LEONをはじめ、時計専門誌やWEB、新聞などで時計企画を担当。時計イベントの企画や登壇なども行う。著書に『教養としての腕時計選び』(光文社新書)など。
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カシオ計算機 お客様相談室 0120-088925