2020.11.03
大人向け「ブレス時計」は、付け心地も見た目も重視で!
ブレスレット付きの腕時計メリットは、1年中快適に使えて、多少ラフに扱っても問題のないところ。ただ、大人が使うならデザインの良さも踏まえて選びたいものです。折しも、2020年は良作揃い! 注目の3モデルをピックアップしました。
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文/鈴木裕之
スポーツウォッチブームがもたらした、ブレスレット大豊作

影響はスタンダードウォッチにも波及し、“インフォーマルウォッチ”、“スポーティウォッチ”と呼ばれるような、オールマイティな性格の時計も増えてきました。その共通点は適度な薄さと、腕にしっくりと馴染む、質感の高いブレスレット。
近年まで、スイスで作られるブレスレットの多くは、非常に剛性感の高いものでした。良く言えばしっかりしたブレス、悪く言えば重くてガチガチだったのです。それが最近では、適度なしなりと適切な重量バランス、ケースに対する幅などが最適化され、一気に装着感が高まりました。
“ラグジュアリースポーツウォッチ”から始まった一体型ブレスレットが、専用設計の扉を開いたともいえるのではないでしょうか?
◆ ブライトリング 『クロノマット B01 42』
初代のブレスが装着感を上げて復活

取り外し可能なライダータブなど、主要なディテールを継承しながら、リュウズガードのデザインが一新され、ハードな印象を強めています。バタフライクラスプを採用したルーローブレスレットは、剛性感、装着感ともに◎。
◆ ショパール 『アルパイン イーグル XL クロノ』
新たにクロノグラフがラインナップ

コレクションのアイコンディテールでもある一体型ブレスレットは、ルーセントスティールA223と18Kエシカルローズゴールドを用いた、エッジを効かせたデザインが魅力的。
◆ ブルガリ 『オクト フィニッシモ オートマティック サテンポリッシュ』
ドレスの名作がスポーティに進化

ブレスレット裏側に設けた窪みにクラスプを埋没させる独自構造は踏襲され、腕に付けた際のバランス感覚に優れるため、重さを感じさせません。
● 鈴木裕之(すずき・ひろゆき)
1972年生まれ、東京都出身。フリーライター。時計専門誌『クロノス日本版』や『GQ』などで執筆。時計業界歴19年。共著に『ALL ABOUT RICHARD MILLE リシャール・ミルが凄すぎる理由62』(幻冬舎)がある。
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