2020.11.04
腕時計は“お着替え”ストラップでもっと楽しくなる!?
時計の顔が“ダイアル”であるならば、ストラップはファッションに近い。とはいえ、腕と密接な関係にあるだけでなく、色や素材を楽しむこともできるからこそ、疎かにはできません。特に近年は、ストラップで遊べるモデルが続々登場しています。
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) 文/篠田哲生
チェンジャブルストラップで腕元のお洒落がより楽しく・手軽に
でも、洋服などファッションにおいては、アイテムの組み合わせによって多様なスタイルを楽しんでいるのだから、時計だってそうすべきでしょう。
それこそが、チェンジャブルストラップの基本的な考え方。これまでにも替えストラップが付属しているモデルは存在していましたが、最近のモデルは“着脱の容易さ”にもこだわっています。
そのため、天気やファッションに合わせて手軽にストラップを着替えることができるようになりました。これならひとつの時計でも様々なTPOに対応できるし、何よりも“時計を装うこと”がいっそう楽しくなるわけです。
◆ ヴァシュロン・コンスタンタン 『オーヴァーシーズ・オートマティック』
オールマイティーな旅時計
時計自体に品があるので、アリゲーターストラップならスーツ、ラバーストラップならカジュアルに、そしてブランドアイコンのマルタ十字を模したブレスレットは存在感があるのでちょっとしたパーティーにも、幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
◆ パネライ 『ルミノール ドゥエ 42㎜』
タフなブランドだからこそ、この変化は効果的
別売りストラップも素材、色共に豊富に揃っているのがうれしい。パネライならではの無骨なデザインをあえて軽やかにストラップで遊ぶというのが、時計上級者の楽しみ方といえるでしょう。
◆ フレデリック・コンスタント 『ハイライフ ハートビート』
ブランド初の“ラグスポ”スタイル
“ラグジュアリースポーツ”には珍しく、12時位置の小窓から振動するムーブメントを鑑賞できます。ちなみに、このデザインは同社が26年前に考案したものであり、フレデリック・コンスタントの伝統と革新を楽しめるモデルになっています。
● 篠田哲生(しのだ・てつお)/時計ライター
1975年生まれ。千葉県出身。講談社「ホット・ドッグ プレス」を経て独立。専門誌からファッション誌、ビジネス誌など幅広い媒体で時計企画を担当。12月に「30過ぎたら男の時計選びは教養だ」(光文社新書)を上梓する。
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