2020.11.02
冬のスーツに合う腕時計選びは、チラ見え目線で
粋を知る大人の男にとって、季節感を踏まえたスーツスタイルは必修科目。そこで今季トライしていただきたいのは、冬素材のスーツと、その装いを洒脱にグレードアップさせる時計の合わせ技です。
- CREDIT :
写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/四方章敬 文/長谷川 剛(TABLEROCK)
スーツの装いの格とセンスは、腕時計でキマります
なかでも素材の違いが際立つのが、スーツ。同じ色でも素材が変われば、よりドレッシーになったり、カジュアルになったり。その印象の効能を使いこなすことで、あなたの着こなしの洗練度も高まります。
そして、スーツスタイルの完成度を一段と高めるのが、腕時計とのコーディネート。腕元まで計算し尽くされていたら、もう完璧。男として最高のスタイルと胸を張れること間違いないのです。
冬らしい素材は厚みがあるので、腕時計は上品かつその厚みに負けないインパクトのあることが大切。袖口からチラりと見えた時に絶好のバランスとなる、ワンランク上の組み合わせを解説いたします。
◆ ハリー・ウィンストン
シックな装いの品格を生かすダイヤ時計
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純白のドレスシャツに、スーツと同系色で柄も控えめのネイビータイを合わせたら、礼装にも通じる極めてシックな装いが完成。時代やトレンド、それにシーンなどにも左右されない、万能かつ上品なスーツスタイルです。
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ならば、繊細なダイヤでベゼルを取り巻いたクラシカルなムーンフェイズを。きらめきが上品なので悪目立ちすることなく、ふとした瞬間に品の良さを感じさせます。
アシンメトリーの文字盤も控えめにしてアーティスティックな印象。ミニマルなスーツスタイルが、ただの簡素な装いでないことを、時計がさり気なく主張してくれます。
◆ IWC
グレーフランネルを引き立てるカラーダイアル
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コーディネートにおいても、上品さとリラックス感を兼備したこのスーツのポテンシャルを生かしたいもの。そこで、タイドアップではなく、ハイゲージニットをインしました。
グレーと相性が良く、しかも色気が漂うパープルを選ぶことで、シック&スポーティに。鮮やかすぎない差し色使いで、注意深くセンスをアピールしましょう。
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IWCの「ポルトギーゼ・クロノグラフ」は、機能的なクロノグラフでありながらドレスウォッチ然とした品格を放つ不世出の傑作。深みのあるブルー×レッドゴールドのモデルを選ぶことで、シックなスーツスタイルに華やかさと色気を添えます。
◆ ブライトリング
カジュアルなスーツにはツヤ感のあるクロノグラフ
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コーディネートでは、タイドアップでメリハリを効かせるのもひとつの手ですが、今季はアクティブなアイテムを合わせてスポーツミックスで着こなすのがオススメ。白のニットパーカをインすることで、清潔感をも備えた軽妙なドレスポスタイルが完成します。
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そこでクロノグラフなら、コーデュロイの存在感に負けず、快活さも担保してくれます。イタリア空軍のアクロバット飛行チームのために作られたというエピソードをもつ「クロノマット」は、腕元で男らしい逞しさをアピールできる一本。
ポリッシュ仕上げが施されたベゼルやルーローブレスレットの輝きが、カジュアルな着こなしのアクセントに。ソフトなコーディネイトのバランスを取るアイテムとして、まさに申し分のない選びといえるでしょう。
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