ユニークな時間表示が、遊び心と余裕を醸す
そういう変わった時計をすることの面白さは、周囲にちょっとしたサプライズを与えられること。「その時計、なに?」と聞かれたら会話の掴みはOK! コミュニケーションツールとして大いに役立ってくれます。
また、バーでのひと時やカジュアルな会食など、細かな時間を気にしないシーンには、ざっくりした時間表示の方が大人の余裕や遊び心の演出にも効くんです。デザインはちょっと奇抜であっても、これ、ドレスウォッチの考え方と同じです。
それからもうひとつ。“当たり前”を自分で崩してみると、また違った発見もあって面白いもの。男の奥行きを示すうえでも、時にはこういう飛び道具的なモデルを狙ってみませんか?
◆ モンブラン 『モンブラン 1858 オートマティック 24H』
羅針盤としても使える1本針時計
というのも地球は24時間ごとに太陽の周りを一周しているため、時針の先端を太陽に向けると外周の方角表示が正確な方角と合致するんです。
文字盤に描かれた北半球には正確に24本の子午線を走らせるなど、キメの細やかなデザインもさすが。ベゼルとリューズに用いたブロンズや、しなやかなタッチのNATOストラップを用いたことでクラシックな登山ツールのような趣きもあり、なんとも男心をくすぐる1本です。
◆ H.モーザー 『ベンチャー・コンセプト ベンタブラック®ブラックハンズ』
エイプリルフールの冗談から生まれた漆黒文字盤って?
これは天体物理学や航空宇宙分野で使用されるベンタブラック®と呼ばれる特殊な物質をコーティングした賜物。ベンタブラックは人間の髪の毛の1万分の1と極めて細かいカーボンナノチューブで構成される物質で、なんと光の99.965%を吸収してしまうそう。
実はこの時計は、2019年のエイプリルフールにH.モーザーがソーシャルメディアに真っ黒な文字盤に真っ黒な針の時計の画像を載せたことがきっかけで生まれたもの。ブランドとしては冗談で載せたつもりだったのに、あまりの反響の多さから開発に乗り出したんだとか。そんなエピソードまで含めて、遊び心ある大人に相応しい時計です。
◆ シャウボーグ 『カクテル ブラック・ベルベット』
針がないユニークなディスクウォッチ
時刻の見方に慣れるまで時間は多少かかるでしょうが、「カクテル ブラック・ベルベット」の名の通り、夜のシーンなどでは近くにいる女性との会話のタネにも使えるかと。白と黒でまとめたカラーリングもモダンな雰囲気ですし、夜用の時計として用意しておくと重宝しそうです。
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