Hermès[エルメス]
時をオブジェとして考える、というメゾンならではのコンセプトから新たなコンプリケーションを発表した。その自由な発想を職人技が支える。
スリム ドゥ エルメス ルゥール・アンパシアント/407万円

エスプリある時との関わり方をコンセプトにした複雑機構の最新作はカウントダウンアラーム。インダイヤルで時刻を設定すると、60分前から左のレトログラード針がカウントダウンを始め、密やかなチャイムを1回鳴らす。自動巻き、18KPGケース(40.5㎜)、アリゲーターストラップ。発売中/エルメス(エルメスジャポン)
ケープコッド/60万5000円

アイコンモデルに初のグレー文字盤が登場。正方形のフェイスを収めたケースは、メゾンを象徴する錨の鎖をモチーフにしたシェーヌダンクルを分割し、その独創的なデザインは誕生から25年以上を経たいまも色褪せない。硬質なグレーのモノトーンも映える。自動巻き、SSケース(33×33㎜)、アリゲーターストラップ。発売中/エルメス(エルメスジャポン)
De Grisogono[ドゥ グリソゴノ]
2000年に本格的な時計づくりをスタートし、その5年後には早くもミニッツリピーターを手がけるほどに。新作では革新的なトゥールビヨンを発表し、美と技術の融合を目指す。
ニューレトロ・スケルトン・トゥールビヨン/1341万円

トラベルクロックをモチーフにしたスタイリッシュなケースに、横配列のユニークな輪列のトゥールビヨンを搭載する。ブリッジは細く、ケース表裏をすべてスケルトン化することで精緻な動きをどこからでも見て楽しめる。手巻き、18KWGケース(36.6×27.8㎜)、アリゲーターストラップ。発売時期未定/ドゥ グリソゴノ(ムラキ)
エッチェントリカ/562万円

シンプルなラウンドケースのようだが、3層構造の文字盤に加え、実はフェイスもやや傾斜をつけた立体構造になっている。これによりセッティングしたダイヤモンドにも自然な陰影が生まれる。細部への作り込みはジュエラーで培われた美しさへのこだわりだ。自動巻き、18KPGケース(39.7㎜)、ガルーシャストラップ。発売時期未定/ドゥ グリソゴノ(ムラキ)
Jacob & Co.[ジェイコブ]
昨年創業30周年を迎え、独自の世界観をもった時計に風格が漂う。新作も超絶のミュージックウォッチやスポーティなクロノグラフなど幅広く多彩な魅力を提案する。
エピック X クロノブラック/285万円(予価)

ブラックのセラミックベゼルとチタンケースに、レッドのハーフスケルトン文字盤が鮮烈なコントラストを生む。本格的なコラムホイール式の2カウンタークロノグラフに、10時のリュウズで操作する回転式インナーベゼルを内蔵。自動巻き、Tiケース(47㎜)、アリゲーターストラップ。7月発売予定/ジェイコブ(ユーロパッション)
OPERA BY JACOB&CO/5000万円(予価)

ふたつのシリンダーとコームを文字盤上に配置し、メロディを20秒間奏でるとともに、その間、時分表示のダイヤルや三軸トゥールビヨン含めて文字盤上を120度回転する。サファイアクリスタルで前面を覆うことで、精緻なコンプリケーションを目で見て、耳で聞いて楽しむことができる。手巻き、ブラックDLC加工のTiケース(47㎜)、アリゲーターストラップ。世界限定18本。受注生産/ジェイコブ(ユーロパッション)
Gaga Milano[ガガ ミラノ]
あのネイマール選手のアンバサダー就任とともに、シグネチャーモデルを発表し、さらに話題が沸騰中。スカルを手彫りで仕上げた限定やスペシャルエディションも魅力だ。
マヌアーレ 48㎜ スケルトン/22万円

一昨年大きな話題を呼んだサファイアクリスタルケースに続き、今年はスケルトンダイヤルが登場した。美しい仕上げが施された手巻きムーブメントの伝統美を堪能できる。グレーで統一されたケースとストラップのカラーもシックでお洒落だ。手巻き、SSケース(48㎜)、カーフストラップ。発売中/ガガ ミラノ(ガガ ジャパン)
マヌアーレ 48㎜ ネイマールJR リミテッドエディション/25万円

ネイマール選手のシグネチャーモデルは6時位置にnjrのイニシャル、さらに背番号である11のインデックスにはダイヤモンドをセッティングする。こうしたデザインはネイマール選手からの発案を生かし、完成したモデルに本人も大満足だったとか。手巻き、カーボン×SSケース(48㎜)、ラバーストラップ。世界限定500本。発売中/ガガ ミラノ(ガガ ジャパン)