【SIHH速報DAY3】カルティエ、オーデマピゲ、リシャールミルの新作はコレ！

昨日に引き続き、ジュネーブ速報の2回目も、3ブランドをご紹介。まず、１ブランド目は「SIHH」の盟主であるカルティエ。2ブランド目は、やはり最初期からの「SIHH」の主要メンバーである老舗マニュファクチュールのオーデマ ピゲ。そして3ブランド目は、今日の時計界の最先端を行くリシャール・ミルです。

昨年の「SIHH」で久々に復活させたレディスの名作「パンテール ドゥ カルティエ」の魅力的新作を今年も発表。わけても目を惹いたのが、ブレスレットを2重巻きにした「ダブルループ」と、3重巻きにした「トリプルループ」。極上のしなやかさに作られたゴールドのブレスレットは女性の手首に美しく優しくフィットし、それが2重、3重になった様子は、ちょっとほかにはないラグジュアリーさです。

そしてメンズの魅力的な新作が、新しい「サントス ドゥ カルティエ」のコレクション。ベゼルのデザインをリファインするなど、より流麗なフォルムになったのが特徴で、MMとMLの2サイズをラインナップ。また、ブレスレットとストラップをワンタッチで脱着できる新機構が追加に。なのでSSモデルやコンビモデルにはブレスレットとアリゲーターストラップが付属します。さらにブレスレットのコマをワンタッチで脱着可能の画期的新システムを搭載するなど、機能性や実用性も抜群です。

今年はオーデマ ピゲのアイコンのひとつである「ロイヤル オーク オフショア」が誕生25周年。それを祝して、ブース正面に1993年のオリジナルから歴代のモデルがずらりと展示され、時計ファンの目を釘付けにしていました。そして今年の新作も、もちろん、「オフショア」がメイン。その代表がこのオリジナルの復刻作。現行ではセラミックに進化された部分を、当時と同じラバーに戻すなど、各部を忠実に復刻。ダイヤルのプチタペストリーや、楕円型のインデックス、奥まったデイト表示など、細かなところまで完全再現されているのが大きな見どころです。

毎年、最先端素材や革新的機構の超弩級モデルで驚かせてくれるリシャール・ミルは、今年も驚異的新作を発表。それがポロ競技のヒーロープレイヤーであるパブロ・マクドナウのシグネチャー第2弾となるこのモデル。最大の特徴は2年をかけ開発した風防ガラスで、2枚のサファイヤクリスタルの間にポリカーボネイトを挟むことで、万が一割れた場合にも飛散を防止し中のムーブメントを守ります。また、ケーブルを使いケース内にムーブメントを吊るサスペンション構造により、精緻なトゥールビヨンムーブメントを衝撃から保護。などと、ポロの競技中にマレットにより強烈な打撃を受けてもムーブメントを完璧に守るようにされた、まさに驚愕のモデルなのです。