2018.03.15
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私服でコーデ! ファッション業界人が注目する、あの本格時計とは?
ヴァシュロン・コンスタンタンは、時計界の頂点に立つメゾンのなかでも服飾業界人からの評価が極めて高いことで知られます。中でも“ラグジュアリースポーツ”の傑作と評される「オーヴァーシーズ」は、2016年に大幅リニューアルを断行して以降、ますますファッションとの親和性が増したと評判! それを実証すべく、LEON.JP編集長・前田陽一郎と人気スタイリスト・村上忠正氏が、私服でオーヴァーシーズをコーディネートします!
- CREDIT :
写真/福本和也(maettico) 動画/金田 亮 ヘア/勝間亮平(masculin) 文/吉田 巌(十万馬力)
LEON.JP編集長・前田陽一郎がつけこなす、「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」
◆ Coordinate 1
あえて王道スーツで行くというのも、大人の選択
その言葉通り、まずはネイビーのダブルスーツに、白シャツと濃紺タイを合わせる王道のコーデで現れてくれました。
「自分で言うのもなんですが、装いと時計がとてもシックに馴染んでいますよね。それでいてケースのリッチな煌めきや、大海原を思わせる文字盤の深いブルーにより、大人の余裕や洒脱さを感じさせることもできる」
ちなみにダブルスーツを選んだのは、オーヴァーシーズの名前が象徴するようにこの時計が海とゆかりの深いモデルだから、だとか。
「海軍の将校が着るネイビーブレザーやピーコートを意識してみたんです。こういうちょっとした遊びも、わかる人はわかってくれるんじゃないかと思いまして(笑)。いずれにしろSSケースのスポーツウォッチ、しかもトレンドのブルー文字盤を採用したもので、ここまでスーツに映えるものは稀。さすがヴァシュロンですね」
◆ Coordinate 2
大人の週末マリンスタイルにも絶好です
「休日に自宅近くをぷらぷら散歩し、馴染みのカフェでランチ……なんてシーンを想定してみました。どこも気張ったところはないのに、腕にオーヴァーシーズがあるだけで大人の風格や余裕を醸せているのではないでしょうか」
「たしかに、5大マニュファクチールの一角にして、世界最古の歴史を有する名門中の名門時計メゾンならではメリットですね。凝った着こなしをせずとも、その世界観に委ねるだけでちゃんと粋で洗練された雰囲気になる」
ちなみに先に紹介したスーツスタイルのときにはオーヴァーシーズにレザーストラップを装着していましたが、今コーデではあえてSSブレスレットをセレクト。
「マルタ十字を象ったこのブレスレットは質感が素晴らしい。これが光の角度でキラキラと煌めくことで格上のスポーツウォッチであることを明確に主張してくれます。こういうシンプルな装いのとき、とくにこのSSブレスは有効だと思いますよ」
着用したのはこのモデル!
搭載するムーブメントは自社開発・製造のCal.5110DT。ジュネーブ・シール取得。自動巻き。SSケース(径41㎜)。SSブレスレットのほか、ブルーのアリゲーターレザーストラップとブルーのラバーストラップが付属。シースルーバック。約150m防水。
オーヴァーシーズに使いやすい小ぶりが登場
じつは2016年のリニューアル時からオーヴァーシーズは37㎜サイズを展開していましたが、そちらはダイヤセットの豪華仕様でした。しかし最近になってダイヤを外してより端正な見映えとしたモデルが登場(右)。
手首が細い方、あるいはより控えめな美しさのオーヴァーシーズをお探しの方におすすめです。9時位置のスモールセコンドもほんのりクラシックな趣を高めていい感じです。
右/「オーヴァーシーズ・スモールモデル」。自社製Cal.5300搭載。ジュネーブ・シール取得。自動巻き。SSケース(径37㎜)。SSブレスのほか、アリゲーターストラップとラバーストラップが付属。220万円。
左/こちらは新生「オーヴァーシーズ」の中で、最もベーシックな自動巻きの中3針モデルです。自社製Cal.5100搭載。ジュネーブ・シール取得。自動巻き。SSケース(径41㎜)。SSブレスのほか、アリゲーターストラップとラバーストラップが付属。232万円/ヴァシュロン・コンスタンタン
スタイリスト・村上忠正さんが着こなす、「オーヴァーシーズ・ワールドタイム」
◆ Coordinate 1
大人のリゾートスタイルには、リッチ感の演出が最適です
「世界地図を抱いた美しい文字盤デザインも旅気分に誘ってくれていいですね。そんなわけでまずは、海外の高級ビーチリゾートに出掛けたときをイメージしてスタイリング」
こういうショーツ姿はともすると大人の男性にはユルくなりすぎる場合もあるのですが、そこはきちんとジャケットを着用して締めています。
「じつはジャケットもショーツもリッチ感を感じさせるシルク製。足元はビットローファーを合わせ、リッチな雰囲気をさりげなく漂わせてみました。こういうふうに合わせるアイテムの素材やディテールにこだわることで、オーヴァーシーズの独特のクラス感もより引き立ったんじゃないかなと」と村上さん。
またグレートーンの文字盤に合わせて、全身を黒×白でまとめたのもポイントとのこと。
「あえて色使いを控えたことで大人の渋さやクールさも醸せているような。女性を伴い、海に沈む夕日を眺めながらビーチサイドのバーでカクテルを愉しむ……なんてシーンに適したスタイルだと思いますが、いかがでしょう?」
◆ Coordinate 2
着流しのコートスタイルにも映えるのがこのモデル
「中央に世界地図を抱く文字盤は、外周に都市名ディスクと24時間リングを2連で配したことでとても奥行き豊か。それでいてオーヴァーシーズならではのスポーティさやモダンさもしっかり感じられます。だから旅時計としてはもちろん、粋な大人のデイリーウォッチとしても大活躍してくれるはずです」
その言葉通り、ご覧のコーデではコートを着流し的にゆるりと羽織ったスタイルに合わせ、大人の渋みを醸すアクセントとして活用しています。
「存在感があるため、こういうたっぷりしたシルエットのコートと合わせてもまったく埋没しないのがいいですね。ストラップが簡単に付け替えられるので、コーディネートとの完璧な調和を図れるのも嬉しいポイント」
「文字盤からは程よく華やぎも感じられますので、ドレッシーなアリゲーターストラップを付けた状態なら、ちょっとしたカジュアルパーティにも絶好の存在となってくれるんじゃないでしょうか。じつに使える時計だと思いますね」
着用したのはこのモデル!
搭載するムーブメントは自社開発・製造のCal.2460WT。ジュネーブ・シール取得。自動巻き。SSケース(径43.5㎜)。SSブレスレットのほか、ブラックのアリゲーターレザーストラップとブラックのラバーストラップが付属。シースルーバック。約150m防水。
時計1本にベルトが3本入り。しかも着脱は簡単!
オーヴァーシーズのブレスやストラップは、終端の凸部の裏側にある突起を下げることが簡単に交換できます。この画期的な“インターチェンジャブル・システム”のメリットを生かし、すべてのオーヴァーシーズに替えストラップが付属。
SSケースのモデルに至っては、SSブレス、アリゲーターストラップ、ラバーストラップの計3本が同梱しており、その日の装いに合わせた完璧なコーディネートが楽しめます。
動画で見る、簡単にできるベルトの着脱!
■ お問い合わせ
ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755
www.vacheron-constantin.com/jp