オーナーになるには年収1620万円必要!?
ただし34㎝全長が伸びたことで、110のラゲッジスペースが972リッターなのに比べて1232リッターと荷室環境はケタ違い。これなら90や110オーナーに対して、見た目でも中身でも差を見せつけられそうではないか。
ボディ剛性は他社SUVのおよそ3倍!
さらにホイールベースが伸びたことでボディ剛性に不安を感じる方に朗報なのが、他社のラダーフレームSUVのおよそ3倍というねじり剛性を実現した、最も強固なモノコックボディ剛性を誇るSUVなのだ。
三宅島は品川ナンバー車が走る都内だった
東京都三宅島三宅村という住所からもわかるように、れっきとした都内で、調布飛行場からセスナ機で片道約45分。往路は朝便、復路は夕便というスケジュールに、日帰りで行けちゃうといういのも驚きだったが、島を走っているクルマのナンバープレートは「品川」で、それもなんだか不思議な気分。
ただし、コンビニもない。約1時間で島をぐるりと一周できる約30㎞の周回道路が主な道路で、あとは山へ伸びる道か、海へ降りる道があるくらい。黒っぽい瓦礫や砂がそこかしこに見受けられるのは、2000年に噴火したつめ痕がいまも残されているから。そう、その荒れた道や周回道路を「ディフェンダー130」で駆け抜けてきたのだ。
休憩スポットや空港、飲食店等々で、駐車をする時は少し神経を使うもののワイドモニターがものをいうし、クルマを降りると、周囲のクルマに対しての単純にデカい!という優越感がハンパない。きっとスキー板やサーフボード、キャンプ用具を乗せるのも楽チン、車内で着替えなきゃなんていうシチュエーションでも広々、大勢でのドライブも伸び伸びだろうなと思わせてくれた。
今回は海や山という雄大な自然の中で見たから普通に受け入れてしまったが、きっと都心部の銀座や青山辺りで見たら、改めて威風堂々としたクルマの存在感にホレボレしそう。そんなことを思わせてくれるディフェンダー130のテストドライブだった。
走行中は5.3mの全長は気にならず
島に船でクルマを運び込むことから始まり、島のシンボル的存在の「雄山」の山腹の荒れ地を駆け抜けたり、1983年の噴火でできた岩石や火山灰からなる火砕丘「新鼻新山」のふもとも走らせてくれたり。おかげで、ただでさえ信頼度抜群なディフェンダーの悪路走破性も存分に満喫し、たまには愛車の限界走行を体験するのもステキな経験と改めて実感。
スーパーカーのオーナーがサーキット走行を楽しむように、せっかくディフェンダーのようなSUVを手に入れたら、自車の限界を知る意味でも、ぜひ一度は思いっきりオフロードも楽しみたいものだ。
■ Land Rover Defender130(ランドローバー ディフェンダー130)
全長×全幅×全高:5275×1995×1970㎜
エンジン:3.0リッター直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)
最高出力:221kW/300PS/4000rpm
最大トルク:650N・m/1500-2500rpm
1063万円~/ランドローバー(ランドローバーコール)
詳しくはコチラ