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2023.07.28

「フォルクスワーゲン ID.4」が新時代の“愛されグルマ”たる理由とは?

フォルクスワーゲンはいま、“ラブブランドになる”という戦略を打ち出しています。電動化、デジタル化が進むほど、他者との差別化は難しくなっていくでしょう。それはクルマだけの話でなく、サービスや人にもあてはまるのかもしれません。では“愛される”とは何なのか? それを探しに、雄大な自然に抱かれる阿波国を旅します。

CREDIT :

写真/黒沼 諭(aosora) 文/藤野太一 編集/市村広平(LEON)

人の感覚にいっそう寄り添ったSUV

フォルクスワーゲン ID.4 プロ
▲ 「フォルクスワーゲン ID.4」
「一日に3台見かけると願いが叶う」「黄色のボディカラーを見るとしあわせになれる」

かつてフォルクスワーゲン ビートルには、そんな都市伝説があったことを覚えているオヤジさんも多いでしょう。フォルクスワーゲンのVolkはドイツ語で「国民、大衆」、Wagenは「クルマ」ですから、その言葉のとおり多くの人にとって身近な国民車を意味します。

実はビートルは正式車名ではなく、そのカブトムシのようなカタチからつけられたニックネームでした。いつしかそちらのほうが広く知れ渡るようになります。ビートルは1938年から2003年まで、累計2100万台以上が生産され、単一モデルとしては四輪乗用車の歴史上もっとも多くつくられたクルマとなりました。

ちなみにこのビートルを設計したのは、のちにポルシェを創業するフェルディナント・ポルシェ博士。コンパクトなボディだけれど、大人4人が乗車でき、高速巡航が可能で、耐久性が高く、燃費が良く、安価というコンセプトは、いまに受け継がれることになります。そのビートルのあとを継いだのが、ゴルフです。現在にいたるまで8世代にわたって進化を続けており、コンパクトカーのワールドスタンダードと評されているのはご存知のとおりですね。
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そしてカーボンニュートラルであることが求められるこの時代に、そのビートルのコンセプトを受け継いでいるのが、電気自動車の「ID.」ファミリーです。「ID.」は特定の言葉の略ではなく、インテリジェントなデザイン、アイデンティティなどを意味するもの。

今回の目的地は、アイデンティティやダイバーシティ(多様性)を積極的に受け入れ、日本のサテライトオフィス発祥の地として年々右肩上がりで移住者が増えているという徳島県。果たしてそこにはどんな魅力があるのか。先の都市伝説のひとつに「ビートルで好きな人とデートすると結ばれる」と、あるとか、ないとか。時代を切り開く「ID.4」に乗って確認の旅に向かいます。

不変的な魅力を備えた最新EV

フォルクスワーゲン ID.4 プロ
世界三大潮流のひとつ“鳴門の渦潮”を眼下に
淡路島と四国を結ぶ「大鳴門橋」をクルマで訪れるなら、鳴門公園を抜けた千畳敷がオススメです。橋桁下部には全長約450mの海上遊歩道である「渦の道」があり、眼下に渦潮を眺めることができますよ。
コロナ禍を経て、働き方や暮らし方、価値観までもが大きく変わり、年齢や性別、ライフスタイルなどについて、ダイバーシティを意識する場面が増えました。自動車業界においても、プラグインハイブリッド、電気自動車、燃料電池車など、多様な選択肢がある、まさに100年に一度の変革期です。

そうしたなかでフォルクスワーゲンは、使い勝手や航続距離などのバランスを鑑みて、SUVの「ID.4」から日本導入を開始しています。キーを携帯していれば、クルマに近づくと自動でドアが解錠し、シートに座ってブレーキペダルを踏むだけでシステムが起動。いわゆるスタート/ストップボタンを押す必要はありません。
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シートは高すぎず低すぎず、ほどよく見晴らしがいいのでボディサイズを把握しやすく、リラックスして運転できます。背の高いSUVとなると、ステップに足をかけて室内にあるハンドルに手をかけて、エイと乗り込むだけでもひと苦労ですが、「ID.4」は女性でも乗り降りがしやすい点もポイントです。
フォルクスワーゲン ID.4 プロ
3Dのように立体的に見えるテールランプがクール
テールランプは、9つの光ファイバーエレメントを何層にも重ねて配置することで、3Dのような視覚効果を生み出しています。そして左右に一直線に伸びたLEDポジションランプがクールさを演出しています。
電気自動車というと、アクセルを踏むと瞬時にトルクが立ち上がって、唐突に加速するゴルフ場の電動カートのようなものもありますが、「ID.4」はそれらとは一線を画しています。いかに人の感覚に寄り添うか、そのチューニングこそが自動車メーカーとしての腕の見せドコロです。

初代ビートルやポルシェ 911と同じくリアにモーターを置き、後輪を駆動するRR方式であるため、後ろから蹴り出されるような感覚や素直なハンドリングには、両者に通じるヘリテイジのようなものを感じます。電気自動車だから何もかもが新しいというわけではなく、時代を経ても色褪せることのない「ID.4」には不変的な魅力が備わっているのです。
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フォルクスワーゲン ID.4 プロ

フォルクスワーゲンの電気自動車ラインナップ「ID.」ファミリーの国内導入第1弾となる「ID.4」は、電気自動車専用に開発されたアーキテクチャー「MEB」を基本骨格とするSUVで、アウディQ4 e-tronとは姉妹車にあたるモデルです。広い室内空間、使い勝手の良さ、長い航続距離と好バランスな一台。

● 全長×全幅×全高:4585×1850×1640㎜ 
● 車両重量:2140kg 駆動方式:RWD
● モーター:交流同期電動機 最高出力:204ps(150kW) 
● 最大トルク:310N・m(31.6kgm) 
● 一充電走行可能距離:618km 
● 価格:648万8000円/フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲン カスタマーセンター)

2023年8月号より
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

フォルクスワーゲン カスタマーセンター 0120-993-199

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