人の感覚にいっそう寄り添ったSUV
かつてフォルクスワーゲン ビートルには、そんな都市伝説があったことを覚えているオヤジさんも多いでしょう。フォルクスワーゲンのVolkはドイツ語で「国民、大衆」、Wagenは「クルマ」ですから、その言葉のとおり多くの人にとって身近な国民車を意味します。
実はビートルは正式車名ではなく、そのカブトムシのようなカタチからつけられたニックネームでした。いつしかそちらのほうが広く知れ渡るようになります。ビートルは1938年から2003年まで、累計2100万台以上が生産され、単一モデルとしては四輪乗用車の歴史上もっとも多くつくられたクルマとなりました。
ちなみにこのビートルを設計したのは、のちにポルシェを創業するフェルディナント・ポルシェ博士。コンパクトなボディだけれど、大人4人が乗車でき、高速巡航が可能で、耐久性が高く、燃費が良く、安価というコンセプトは、いまに受け継がれることになります。そのビートルのあとを継いだのが、ゴルフです。現在にいたるまで8世代にわたって進化を続けており、コンパクトカーのワールドスタンダードと評されているのはご存知のとおりですね。
今回の目的地は、アイデンティティやダイバーシティ(多様性)を積極的に受け入れ、日本のサテライトオフィス発祥の地として年々右肩上がりで移住者が増えているという徳島県。果たしてそこにはどんな魅力があるのか。先の都市伝説のひとつに「ビートルで好きな人とデートすると結ばれる」と、あるとか、ないとか。時代を切り開く「ID.4」に乗って確認の旅に向かいます。
不変的な魅力を備えた最新EV
そうしたなかでフォルクスワーゲンは、使い勝手や航続距離などのバランスを鑑みて、SUVの「ID.4」から日本導入を開始しています。キーを携帯していれば、クルマに近づくと自動でドアが解錠し、シートに座ってブレーキペダルを踏むだけでシステムが起動。いわゆるスタート/ストップボタンを押す必要はありません。
▲ インテリアはシンプルかつモダンな仕立て。
▲ 運転席用のメーターはステアリングコラムと一体となっており、ステアリングの高さや角度を調節しても、スクリーンが視界から消えないスグレモノです。
▲ ドライバーの足元には、アクセルペダルにPLAYマークを、ブレーキペダルにPAUSEマークをモチーフとした、アルミ調のペダルクラスターを配し、デジタル感を演出する遊び心が見てとれます。
▲ フロントには、片側18個のLEDを制御して点灯する最新のIQ.Lightを装備。
▲ インテリアはシンプルかつモダンな仕立て。
▲ 運転席用のメーターはステアリングコラムと一体となっており、ステアリングの高さや角度を調節しても、スクリーンが視界から消えないスグレモノです。
▲ ドライバーの足元には、アクセルペダルにPLAYマークを、ブレーキペダルにPAUSEマークをモチーフとした、アルミ調のペダルクラスターを配し、デジタル感を演出する遊び心が見てとれます。
▲ フロントには、片側18個のLEDを制御して点灯する最新のIQ.Lightを装備。
初代ビートルやポルシェ 911と同じくリアにモーターを置き、後輪を駆動するRR方式であるため、後ろから蹴り出されるような感覚や素直なハンドリングには、両者に通じるヘリテイジのようなものを感じます。電気自動車だから何もかもが新しいというわけではなく、時代を経ても色褪せることのない「ID.4」には不変的な魅力が備わっているのです。
フォルクスワーゲン ID.4 プロ
フォルクスワーゲンの電気自動車ラインナップ「ID.」ファミリーの国内導入第1弾となる「ID.4」は、電気自動車専用に開発されたアーキテクチャー「MEB」を基本骨格とするSUVで、アウディQ4 e-tronとは姉妹車にあたるモデルです。広い室内空間、使い勝手の良さ、長い航続距離と好バランスな一台。
● 全長×全幅×全高:4585×1850×1640㎜
● 車両重量:2140kg 駆動方式:RWD
● モーター:交流同期電動機 最高出力:204ps(150kW)
● 最大トルク:310N・m(31.6kgm)
● 一充電走行可能距離:618km
● 価格:648万8000円/フォルクスワーゲン(フォルクスワーゲン カスタマーセンター)
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
フォルクスワーゲン カスタマーセンター 0120-993-199