2024.08.29
フェラーリ プロサングエに乗って500kmの快適な長旅へ【前編】
かつてのヨーロッパの貴族達が様々な地域の文化に触れながら移動をする大規模な旅行、「グランドツアー」。そんな贅沢な旅が日本で開催され、参加してまいりました! 旅の相棒は……フェラーリ初の4ドア4シーターを搭載したモデル『プロサングエ』です!
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文/加藤寛太(LEON)
フェラーリ史上最も広いキャビンスペースを持つ一台とはいえ、V12を搭載した“じゃじゃ馬”に乗って500kmはさすがにキツそう…… と、思い一度はためらいました。が、中々広報車が手配できないプロサングエに乗れる機会は滅多にないので、参加を決意。しかし、終わった頃には参加を躊躇していたことも忘れるくらい快適な500kmの旅でした。そんなツアーの様子を前編と後編に分けてお届けします!
余談ですが、フェラーリってイタリアのクルマなのに、なんでこんなにも日本の街並みと相性が良いんですかね〜。ついつい京都の街並みを背景にプロサングエの写真を撮ってしまい、僕のフォルダはプロサングエでいっぱいに。
このサイズのクルマでワインディングをする際はステアリングを、右に左に「よいしょ!」と回す必要があるのですが、「こんなに頭入ってくの!?」と衝撃を受けるほどの小回りの効きに驚きを隠せませんでした。まるで、コンパクトスポーツカーに乗っているような感覚に陥り、ついついアクセルに力が。
カーボンセラミックブレーキが搭載されているので、高速域からの減速もスムーズで「え〜、この大きさでワインディングも楽しいの〜!」と予期せぬうれしい裏切りをされました。
200km近く乗車し、スーパーカーであればギブアップをする頃でしたが、運転の楽しさを最大限引き出してくれる性能と快適な車内空間が疲労を一切感じさせず、「これは、長距離ドライブデートでも使えるぞ〜。」と確信を得ました。
高速を抜け、初日の最終目的地である金沢に到着。夜は、「金城楼」という歴史ある料亭で和のおもてなしを受け初日を終えました〜。続きのDAY2は後編で!