2025.01.12
もはやアート!? 露出度かなり高めな2025ピレリカレンダー
1964年から続くピレリカレンダーはアートブックのような仕立てで世界中から注目される。その2025年版をダイジェストで紹介します!
- CREDIT :
文/小川フミオ 写真/Pirelli Callendar 編集/高橋 大(WEb LEON)
NYの気鋭フォトグラファーが撮り下ろした最新版は露出度高め!?
ピレリカレンダーは、朝起きがけに今日は何日で何曜日かな〜なんて確認するものというより、豪華アート本にうんと近い内容。タイヤのピレリとはほとんど無関係の事業として進められています。大判の判型とともに、一流のフォトグラファーが、有名人をモデルに撮影。25年版は、しかも、露出度高めなんです。
モデルになったのは12人で、カラーと白黒、2カットずつ登場です。
「Vogue 」のファッション・エディターとタッグで実現した豪華キャスティング
パドマ・ラクシュミ(インド系アメリカ人のテレビ司会者で作家)
ヴァンサン・カッセル(フランス人俳優)
エロディ(イタリア人歌手、女優、モデル)
シモーヌ・アシュリー(イギリス人女優)
ホヨン(韓国人女優)
ジョディ・ターナー=スミス(イギリス人女優)
マルティーヌ・グティエレス(アメリカ人アーティスト)
コニー・フレミング(アメリカ人モデル、ファッションイラストレーター)
ジョン・ボイエガ(イギリス人俳優)
ジェニー・シミズ(アメリカ人モデル)
そして今回の写真家のグリーン氏
プロジェクトのファッションディレクター兼クリエイティブコンサルタントとして一緒に組んだのが、「Vogue 」でファッション・エディターを務めていたトン・グッドマン氏。このひとが「どれだけ隠すかさらすか」が大きなチャレンジだったと言っているんですね。
写真家のグリーン氏自身がかなり大胆に肌を見せています。「大勢の前で裸になるのは、とても解放感がありました」なんてインタビューで答えていますが、ジム通いでからだを鍛えているオヤジさんも、負けていられないかもしれませんね。
ちょっと話が逸れますが、当時のフリーマン氏の奥方、ソニー・フリーマンは、ジョン・レノンと噂もありまして、「ラバーソウル」(このジャケットもフリーマン)収録の「ノーウェジアンウッド」のモデルなんて説もありますな。
ノーウェジアンウッドって、ノルウェイの森とか北欧の家具とか言われてますが、じつはレノン氏一流の言葉遊び。「knowing she would(ほら彼女はその気になっているゼ)」と音が近いんだとか。色っぽい話つながりで、カレンダーから脱線してしまいました。
原点回帰し、新しい方法で身体を讃えた意欲作
そこにあって25年版のためにグリーンが考えたのは、もっと過去の、人間のからだの美を讃えた巨匠たちの列に加わるようなアプローチだったといいます。
あいにく、ピレリカレンダー2025年は市販されません。全部ではないのですが、ここでその写真をお楽しみくださいませ。
▲ エロディ(イタリア人歌手、女優、モデル)
▲ ホヨン(韓国人女優)
▲ ハンター・シェーファー(アメリカ人女優、モデル、活動家)
▲ ジョン・ボイエガ(イギリス人俳優)
▲ パドマ・ラクシュミ(インド系アメリカ人のテレビ司会者で作家)
▲ シモーヌ・アシュリー(イギリス人女優)
▲ ヴァンサン・カッセル(フランス人俳優)
▲ エロディ(イタリア人歌手、女優、モデル)
▲ ホヨン(韓国人女優)
▲ ハンター・シェーファー(アメリカ人女優、モデル、活動家)
▲ ジョン・ボイエガ(イギリス人俳優)
▲ パドマ・ラクシュミ(インド系アメリカ人のテレビ司会者で作家)
▲ シモーヌ・アシュリー(イギリス人女優)
▲ ヴァンサン・カッセル(フランス人俳優)
● 小川フミオ
クルマ雑誌、グルメ雑誌の編集長を経て、フリーランスのライフスタイルジャーナリストとして活躍中。新車の試乗記などクルマ関連を中心に、グルメ、ファッション(ときどき)、他分野のプロダクト、人物インタビューなどさまざまなジャンルの記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。