完成!伝統と革新が融合した新メカニックスーツ
まず目を引くのがトヨペットのチャネルカラーたるグリーンの印象強さ。けっして派手な色味ではないにも関わらず圧倒的な存在感を放つ全身グリーンのメカニックスーツには、伝統あるトヨペットの誇りと、販売店の新たな顔たる新鮮さが見事に同居しています。これぞまさに相澤氏が徹頭徹尾こだわった色出しの成果といえましょう。またグリーンを差し色ではなくメインカラーに用いることで、集合体となった時さらにグリーンの密度が高まります。そのことで、お店に来たお客さんは自然とそこがトヨペットであると感じられる仕掛けになっているのです。
“人に見られる作業着”の理想形を追求したレーシングスーツさながらのメカニックスーツ
正面からはもちろん、横、後ろ、斜めと、どこから見てもTOYOPETの文字が確認できるようバランスよく配置されたロゴ。格好よさに加え、この視認性の高さもまた“見られる作業着”の大切な要素なのです。
左胸にTOYOTAマーク、右胸にメカニックのネームが入るフロントデザイン。ネームの表記は従来の漢字からアルファベットに変更。これもお客さんにとって呼びやすいという役割を担ったひとつの新機能です。
キャップにはサイドに白の切り替えを設け、そこにグリーンでTOYOPETのロゴを配置。視認性とデザイン性の高さを兼ね備え、さらにメカニックスーツ本体との統一感も実現した計算尽くのデザインです。
これまで背面腰部のみに採用されていた蛇腹上のアクションプリーツ“パワーネット”を新メカニックスーツでは脇部にも採用。半円形の配置はメカニックの動きを熟知するイワタフクソーの経験値の賜。そして、それを違和感なくスタイリッシュなデザインに落とし込む相澤氏の手腕もさすがです。
体の動きに応じて伸縮するパワーネット。この新ディテールは、上半身を曲げ伸ばしすることの多いメカニックたちの強〜い味方になってくれるはず。
キャップを収納できるサイズが確保された大型のヒップポケット。多くのメカニックの生の声を反映したこのパーツも、トヨペットのアイデンティティを主張するデザインへとしっかり昇華されています。
正面からはもちろん、横、後ろ、斜めと、どこから見てもTOYOPETの文字が確認できるようバランスよく配置されたロゴ。格好よさに加え、この視認性の高さもまた“見られる作業着”の大切な要素なのです。
左胸にTOYOTAマーク、右胸にメカニックのネームが入るフロントデザイン。ネームの表記は従来の漢字からアルファベットに変更。これもお客さんにとって呼びやすいという役割を担ったひとつの新機能です。
キャップにはサイドに白の切り替えを設け、そこにグリーンでTOYOPETのロゴを配置。視認性とデザイン性の高さを兼ね備え、さらにメカニックスーツ本体との統一感も実現した計算尽くのデザインです。
これまで背面腰部のみに採用されていた蛇腹上のアクションプリーツ“パワーネット”を新メカニックスーツでは脇部にも採用。半円形の配置はメカニックの動きを熟知するイワタフクソーの経験値の賜。そして、それを違和感なくスタイリッシュなデザインに落とし込む相澤氏の手腕もさすがです。
体の動きに応じて伸縮するパワーネット。この新ディテールは、上半身を曲げ伸ばしすることの多いメカニックたちの強〜い味方になってくれるはず。
キャップを収納できるサイズが確保された大型のヒップポケット。多くのメカニックの生の声を反映したこのパーツも、トヨペットのアイデンティティを主張するデザインへとしっかり昇華されています。
新メカニックスーツに凝縮されたワザの数々
上品かつ深みのあるグリーンをベースに、さらに濃いグリーンと白をアクセントカラーに用いた配色は、機能本意のパーツをしっかりと生かし、パーツ単位でカラーの入れ替えを実施。このあたりにも、機能する服であるメカニックスーツの本分を心得たデザインの妙があるのです。そして目を引くのが、左胸とキャップの中央に入れられたTOYOTAマークと、どの角度から見ても目に入るTOYOPETのロゴ。見る人に訪れた販売店がトヨタのクルマを扱うトヨペットであることを伝えるとともに、着る人には世界一のクルマを扱う伝統ある販売店の一員であるという誇りを喚起させるデザインです。
こだわり満載のディテールにも注目!
トヨペットがトヨタのクルマを扱う販売店であることを一目瞭然に伝える胸のTOYOTAマーク。左胸に配置されているのは“世界のトヨタの誇りを心臓に”という相澤さんの強いこだわりの表れ。
今までにない立体的な脇部のパワーネット。今後の作業着のトレンドを変えるかもしれない革新的なディテールです。
キャップを収納できる大型のヒップポケット。この大きさとパッチポケットであるという特性を生かし配色のカラーリングとすることで、バックスタイルのポイントとなるデザインに。
相澤陽介氏がデザインしたという証は、さりげなく裏側の小さなタグに刻まれている。
トヨペットがトヨタのクルマを扱う販売店であることを一目瞭然に伝える胸のTOYOTAマーク。左胸に配置されているのは“世界のトヨタの誇りを心臓に”という相澤さんの強いこだわりの表れ。
今までにない立体的な脇部のパワーネット。今後の作業着のトレンドを変えるかもしれない革新的なディテールです。
キャップを収納できる大型のヒップポケット。この大きさとパッチポケットであるという特性を生かし配色のカラーリングとすることで、バックスタイルのポイントとなるデザインに。
相澤陽介氏がデザインしたという証は、さりげなく裏側の小さなタグに刻まれている。
上級メカニックの誇りと技術力の高さを表現したトップクルーバージョン
ディテールにおいてもトップクルー用はスペシャル仕様。従来からあったトヨタ自動車認定の刺繍パッチが左袖に付くほか、新たに左胸と背中、さらに右のヒップポケットにTOP CREWのプリントが入ります。このようにチーム全体としての統一感をキープしながら圧倒的なスペシャル感を備えたトップクルー用のメカニックスーツ。それはお客さんからの信頼性の向上に加え、メカニックたちのモチベーションアップも狙った試みなのです。
チーム感をキープしながら実現した特別なプロフェッショナル仕様
カラーリングの違いに加え、左胸のポケットフラップにTOP CREWの文字がプリントされたフロントデザイン。色にもディテールにも“ラスボス感”が滲む貫禄溢れる仕様です。
トップクルー用のメカニックスーツには、存在感あるヒップポケットにもTOP CCREWの文字が配されます。
トップクルーがトヨタ自動車認定の資格であることを示す刺繍パッチ。毎年試験が行われ、保持者でさえパスしなければ資格を剥奪されるという真の上級メカニックの証です
カラーリングの違いに加え、左胸のポケットフラップにTOP CREWの文字がプリントされたフロントデザイン。色にもディテールにも“ラスボス感”が滲む貫禄溢れる仕様です。
トップクルー用のメカニックスーツには、存在感あるヒップポケットにもTOP CCREWの文字が配されます。
トップクルーがトヨタ自動車認定の資格であることを示す刺繍パッチ。毎年試験が行われ、保持者でさえパスしなければ資格を剥奪されるという真の上級メカニックの証です
キャップやシューズにも最大限のこだわりを注いだ完成度の高いデザインワークを実現
サイドのアーチ型デザインは職人技の結晶?
こちらがトップクルー用のキャップ。最も濃いグリーンと次に濃いグリーンの2色をパーツの切り替え部で配色したデザイン。キャップにも上級メカニックの貫禄が漂う仕上がりです。そして、よく見るとTOYOPETのロゴが入るサイドも別パーツで構成された凝った仕様。
基本デザインはトップクルー用と同様ながら、配色が異なる一般メカニック用のキャップ。中央のTOYOTAマークとサイドのTOYOPETロゴが誇らしげに際立つデザインです。
こちらがトップクルー用のキャップ。最も濃いグリーンと次に濃いグリーンの2色をパーツの切り替え部で配色したデザイン。キャップにも上級メカニックの貫禄が漂う仕上がりです。そして、よく見るとTOYOPETのロゴが入るサイドも別パーツで構成された凝った仕様。
基本デザインはトップクルー用と同様ながら、配色が異なる一般メカニック用のキャップ。中央のTOYOTAマークとサイドのTOYOPETロゴが誇らしげに際立つデザインです。
スニーカー好きもうならせる、新型シューズ
メカニック用のシューズは爪先に堅い保護キャップが内蔵された“安全靴”と呼ばれる堅牢なワークシューズ。しかし、これまで数多くのスニーカーをデザインしてきた相澤氏の手にかかればこのとおり。まんま街でも履けそうなスタイリッシュな一足に仕上がりました。
アッパーには、より高い安全性を約束するリフレクターを初採用。これはメカニックの方々へのヒアリングの際、車外に足だけを出して作業することも多いと聞いた相澤氏の提案から実現したもの。しかも、単に機能性を付加するだけでなく、ちゃんとデザインに昇華されているところが、本格スポーツシューズを手掛けた経験もある相澤氏の手腕です。
TOYOPETのロゴがプリントされたヒールカウンター。そして、その上にはアッパー同様、安全性を確保するためのリフレクターを搭載。
メカニック用のシューズは爪先に堅い保護キャップが内蔵された“安全靴”と呼ばれる堅牢なワークシューズ。しかし、これまで数多くのスニーカーをデザインしてきた相澤氏の手にかかればこのとおり。まんま街でも履けそうなスタイリッシュな一足に仕上がりました。
アッパーには、より高い安全性を約束するリフレクターを初採用。これはメカニックの方々へのヒアリングの際、車外に足だけを出して作業することも多いと聞いた相澤氏の提案から実現したもの。しかも、単に機能性を付加するだけでなく、ちゃんとデザインに昇華されているところが、本格スポーツシューズを手掛けた経験もある相澤氏の手腕です。
TOYOPETのロゴがプリントされたヒールカウンター。そして、その上にはアッパー同様、安全性を確保するためのリフレクターを搭載。
この新メカニックスーツはこの春から徐々に各店舗に導入されていくそう。
実際の販売店でこのデザインがどう見えるのか、今度はアナタがトヨペットのお店で確かめてみてください!
【Vol.1】相澤陽介氏がデザイナーに就任。現場を視察!
【Vol.2】相澤陽介氏と前田陽一郎が語る理想のデザインとは?
【Vol.3】生産の現場へ潜入!驚きのそのクオリティとは?
● 相澤陽介(ホワイトマウンテニアリング デザイナー)
1977年生まれ。多摩美術大学染織科を卒業後、コム・デ・ギャルソンを経て、2006年にホワイトマウンテニアリングを設立する。これまで「モンクレール」、「バートン」、「バブアー」といった世界的なブランドでスペシャルラインのディレクションを担当したほか、「ホワイトマウンテニアリング」と「アディダス オリジナルス」とのカプセルコレクションを発表。2018年春夏シーズンには「ハンティング・ワールド」のクリエイティブディレクターに就任。