こんな広東料理の食べ方、あったんだ!? ウイスキーペアリング・初体験記

こんにちは、LEON.JPの吉田です。

突然ですが、みなさま、ウイスキーはお好きですか？ 私は家呑みで時々、スコッチウイスキーやジャパニーズウイスキーをオンザロックやソーダ割りで楽しんでおりますが、ジャパニーズウイスキーの世界的な人気の高さを考慮しますと、今回ご紹介するイベントは大変希少です。

と申しますのも、現在、マンダリン オリエンタル 東京が広東料理「センス」にて開催中のペアリングディナーでは、いまや日本を代表する『イチローズモルト』のココンチだけのオリジナルウイスキーをさまざまな飲み方で堪能できちゃうのですから！

コチラが、フランス・ボルドー地方（サン・テミリオン地区の第一特別級Aシャトー）の赤ワイン樽
で熟成された特別な『イチローズモルト』。５大産地（アイルランド・スコットランド・アメリカ・カナダ・日本）の原酒がブレンドされた逸品は、ブランデーのような香りと奥深さがあります。アルコール度数は59%と高めなわりに飲みやすく、スパイス感もあり、お料理との相性もバツグン。こんなに複雑でエレガントな味わいのウイスキーは、正直初めて！

マンダリン オリエンタル 東京にて本数限定、しかもボトルキープのみでしか販売していませんが、8月28日(日)までなら珠玉の広東料理とともにグラスで体験できるチャンスなわけです。もちろんお料理もウイスキーの存在感に劣らず素晴らしい出来栄え。

鈴木料理長(左)、中間料理長(右)という「センス」を牽引するふたりの料理長が目指しているのは、本場・香港よりも美味しい広東料理。あくまでも伝統を追求し、フュージョン的な料理は取り入れない主義です。20年もの間、コンビを組み続けている料理長同士、まさに阿吽の呼吸で役割分担ができると言います。

こだわり広東料理×ウイスキーの一例はコチラ。「香港焼き物盛り合わせ」とオリジナルウイスキー（ストレート）です。「センス」を代表する焼き物3品は、肩ロースのチャーシュー、皮つき豚バラの焼肉、仔豚の丸焼きをそれぞれ一口サイズで。

オーダーを受けてから焼き上げるという「センス」のこだわりが反映され、ふたりの料理長が絶対の自信をもつ焼き物は、「オリジナルウイスキーとの相性が一番良い」と、ヘッドバーテンダーの小田氏も太鼓判を押します。クリスピーで柔らかなお肉の旨味とふくよかなウイスキーのハーモニーに、悶絶しそう……！

ペアリングはウイスキーだけではありません。発酵させた海老味噌の香りがふんわりと香る、香港のストリート的な料理、アオリイカの炒めものには、いま世界的に注目を浴びる中国のワイン産地から「The Last Warrior」の白を。ワインの爽やかな酸味、華やかな香り、そして柔らかなテクスチャーが、イカの甘味や塩味を引き立てます。アロマティックな香りのワインは、香味野菜のネギ、ショウガ、ニンニクとも相性がいいと言います。

「『センス』はワインがよく出る広東料理店」と話すシェフソムリエの野坂さんは、それぞれのお客さまの好みに合わせてオーダーメイドでペアリングも提案しているのだとか。それだけに、コチラではお料理とワインのすばらしいマッチングが体験できるわけですね！

さらにコチラのお料理は、香港で開催される競技“ドラゴンボート”に見立てた一品。ブラックビーンソースで炒めた舌平目には、オリジナルウイスキーのロックを。舌平目の繊細な風味が、ほのかな甘味とも絶妙にマッチします。

また、赤ワイン樽での熟成によって生まれたタンニンのコクが舌平目の旨味を引き出し、ふわふわな食感を引き立ててくれます。口福とは、まさにこのこと！

ほかにも、スパイス香る炒飯＆ウイスキー(ハイボール）、パパイヤをベースにした黒タピオカのデザート＆ウイスキー（ストレート）など、合計７種類ものペアリングコースは、一品ごとに押し寄せる感動をぜひ、大切な女性と分かち合っていただければと思います。この夏の最高レベルの美食体験として、ふたりの記憶に長く刻まれることでしょう！

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