2023.01.21
リニューアルしたホテル「はつはな」にておこもりステイで温泉巡り気分!
1993年の開業以来初の大型改装を実施し、昨年9月にリニューアルオープンした箱根湯本のホテル「はつはな」。客室全室にある露天風呂のほか、貸切で楽しめる温泉、目にも美味しい食事とお酒で、身も心もふやけてとろけて、アクが抜けていく……そんなお宿にお邪魔したので、リポートさせていただきます。
- CREDIT :
写真/MIE NISHIGORI 文/赤松いづみ(LEON)
12月に入るとてんやわんやタイムがスタートするのですが、そんなタイミングでお声掛けいただいたのが昨年リニューアルした「はつはな」への宿泊体験。聞くところによると、ホテルを出ずとも温泉巡り気分を味わえるらしい……。バタバタしているけど、これは、ぜひともお邪魔したい。と、試泊へGOしたのでした。
今回宿までの移動手段に使用したのが、ロマンスカー。新宿から箱根まで、1時間半程度で到着するので、週末の小旅行にもサクッと行ける距離感。車内でウトウトしていたらあっという間に気づけば箱根湯本駅〜。
宿までは送迎車で10分ほど。で、エントランスに入ってまず見えるのがこのテラスです。春は新緑の中に咲く淡いピンクの山桜、夏は瑞々しい緑、秋は色とりどりの鮮やかな紅葉、そして今は冬枯れの季節こそ……な深遠な風景、とその時々の美しい自然の風景を楽しめます。
ドアを開けてまず目に入るのが、水面のような模様の床。粗く削り出したこの床は「名栗(なぐり)加工」という日本伝統の技法を使ったデザインとのことで、見た目の美しさは言わずもがな、移動に疲れた足裏に心地いいぽこぽこ加減です(笑)。
▲ こちらは「ラグジュアリー Aタイプ」の「煌(きらめき)」。シックな色味の大人っぽいインテリアが楽しめます。
▲ 続いては「ラグジュアリー C タイプ」の「緋(ひき)」。柔らかで上品な色使いは、控えめながらも華やかな印象です。
▲ お次は、「プレミアム C タイプ」。丸みのあるインテリアが多く、心もどこか柔らかな気持ちになるような気が。こちらは露天風呂も半円型。
▲ こちらは「ラグジュアリー Aタイプ」の「煌(きらめき)」。シックな色味の大人っぽいインテリアが楽しめます。
▲ 続いては「ラグジュアリー C タイプ」の「緋(ひき)」。柔らかで上品な色使いは、控えめながらも華やかな印象です。
▲ お次は、「プレミアム C タイプ」。丸みのあるインテリアが多く、心もどこか柔らかな気持ちになるような気が。こちらは露天風呂も半円型。
さて……ディナーの前に私は貸切温泉へ。
ちなみにこちらのお宿、冒頭でも申し上げましたが、お部屋に露天風呂があるほかに、貸切可能な温泉(全4種類!)、そして大浴場もあり、という温泉パラダイス。けれどもお部屋と同様、それぞれに趣向が違うため、飽きることなく楽しめます。
泉質は無色透明のアルカリ単純温泉。温度の高い自家源泉を丁度いい温度に調整して使っているとのこと。アルカリ性の温泉は角質層を軟化させるため、お肌がツルツルに。「美人の湯」として親しまれているそうです。
温泉から上がって目に入るのがこの飲み物&アイスコーナー。
お風呂上がりに飲むこのビール、めちゃくちゃ美味しかったなぁ……。ディナー前の風呂&アペですっかり腹ペコに。
温泉帰りの足で、ディナーを食べにダイニング「はなゑみ」へ。全室個室仕様ゆえ、お風呂上がりのすっぴん浴衣姿でも、人目を気にすることなく食事できちゃいます(これ、女性的に結構重要。笑)。
食事はすべてコースで、テーマは「モダン懐石」とのこと。季節ごとの厳選した食材を用い、洋の要素も取り入れたモダンな和食で、地元の新鮮な食材もふんだんに使用。ソムリエ、唎酒師が駐在し、料理にあったペアリングも楽しめます。
さて、コース最初に登場したのは、ホテル名「はつはな」、つまりその年に最初に咲く桜をイメージして作られたオリジナルの桜のリキュール。桜餅のような、優しい甘塩っぱいお味と香りが鼻を抜けていきます。
▲ こちらは前菜。カブ豆腐や芽キャベツの香草焼き、生海苔の琥珀寄せ、ほうれん草のおひたしなど、ひと口ずつを全7種。お野菜の味がガツンと濃く、ペアリングでいただいていたワインに負けない味わいで驚きでした。
▲ 続いてはお魚。寒鰆(さわら)の照り焼きにジンジャーソースが添えられたものです。このジンジャーソース、お魚の優しいお味を邪魔することなく引き立てる超名脇役でした! ソースの使い方が、これぞモダン懐石を感じた一品。
▲ 続いては相州牛のロース炭火焼き。相州牛は神奈川県南足柄で唯一放牧飼育され、箱根丹沢山麓の美味しい水と、上質な飼料で飼育された銘柄、とのこと。ソースは赤酒(調味料として使われる甘みの強いお酒)とバルサミコを使ったものです。お肉の油が甘く、酸味の効いたソースとよく合って、それまでに結構な量をいただいたのにぺろっと完食。これもモダン懐石のテーマの通り、フレンチの要素を感じる一品でした。
▲ こちらは前菜。カブ豆腐や芽キャベツの香草焼き、生海苔の琥珀寄せ、ほうれん草のおひたしなど、ひと口ずつを全7種。お野菜の味がガツンと濃く、ペアリングでいただいていたワインに負けない味わいで驚きでした。
▲ 続いてはお魚。寒鰆(さわら)の照り焼きにジンジャーソースが添えられたものです。このジンジャーソース、お魚の優しいお味を邪魔することなく引き立てる超名脇役でした! ソースの使い方が、これぞモダン懐石を感じた一品。
▲ 続いては相州牛のロース炭火焼き。相州牛は神奈川県南足柄で唯一放牧飼育され、箱根丹沢山麓の美味しい水と、上質な飼料で飼育された銘柄、とのこと。ソースは赤酒(調味料として使われる甘みの強いお酒)とバルサミコを使ったものです。お肉の油が甘く、酸味の効いたソースとよく合って、それまでに結構な量をいただいたのにぺろっと完食。これもモダン懐石のテーマの通り、フレンチの要素を感じる一品でした。
お部屋の冷蔵庫にはシャンパンのハーフボトルがあったため、飲みながらの露天風呂、なんて贅沢も楽しめます。暑くなってきたらソファで休んで、少し冷えてきたらまたお風呂に浸かって、と永遠繰り返し。ゆえにシャンパンは早々に飲み干して、ビールへと手が伸びたのでした……。
で、アメニティはこんな感じ。
▲ ラグジュアリータイプのお部屋のシャンプー&コンディショナーは「リファ」、そしてドライヤーも同ブランドゆえ、髪の毛がサラッサラに。ちなみに、ラグジュアリータイプのお部屋はシャワーヘッドも「リファ」。毛穴よりも小さなマイクロバブル効果で、お肌がより一層ツルスベになっちゃいます。
▲ スキンケアは「オサジ」のシリーズがずらり。
▲ めんどくさがりのオヤジさんにも嬉しい「ビトアス」、「ヴァロン」のオールインワンスキンケアも。
▲ ラグジュアリータイプのお部屋のシャンプー&コンディショナーは「リファ」、そしてドライヤーも同ブランドゆえ、髪の毛がサラッサラに。ちなみに、ラグジュアリータイプのお部屋はシャワーヘッドも「リファ」。毛穴よりも小さなマイクロバブル効果で、お肌がより一層ツルスベになっちゃいます。
▲ スキンケアは「オサジ」のシリーズがずらり。
▲ めんどくさがりのオヤジさんにも嬉しい「ビトアス」、「ヴァロン」のオールインワンスキンケアも。
……というように、外に出ずともまるで温泉巡り気分を楽しめるこちらのホテル。寒くてまだ外に出る気は起きない、けれども気分が変わる小旅行をしたい、そんなオヤジさんに大オススメ。
気になる方は、以下のリンクよりチェックを〜!
■ はつはな
住所/神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
HP/www.hakone-hotelhatsuhana.jp
TEL/0460-85-7321(10:00〜19:00)
料金/「ラグジュアリー」15万6300円~、「プレミアム」13万6300円~(2名1室利用時の1室料金。サ・入浴税込)