2022.05.29
ソニー「WH-1000XM5」を実機レビュー! コレ、オーバーヘッドイヤホンの真打です
ソニーの新作ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」をフォトグラファー&ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビュー! デザイン、音質、ノイキャン機能と、どれをとってもアップグレードしたその真価に迫ります。
- CREDIT :
企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 構成/平井敦貴
ソニーの新作「WH-1000XM5」
シリーズ最高峰のノイキャン性能
このテクノロジーは従来プロセッサー「QN1」の技術に、新たな統合プロセッサー「V1」を組み合わせることで実現。左右合わせて8つのセンサー(マイク)から得られた音を巧みに制御することでノイキャン性能を飛躍的に向上させています。
さらに、髪型・メガネの有無などユーザーの細かな使用環境や気圧の変化に合わせて自動調整してくれる「オートNCオプティマイザー」が秀逸で、どんな装着状態でも最適なノイキャン状態をキープ。実際に私も飛行機内で使用してみましたが、ジェット音に悩まされることなく仕事に集中することができました。このノイキャン、どんなシーンでも雑音をカットしてくれるので移動が多い方には特に強い味方になります。
30mmのドライバーユニットで圧巻の音質
その理由は新設計の「ドライバーユニット」とソニーが誇る「ウォークマン」技術によるところが大きく、本作にはカーボンファイバーコンポジット素材を使用した30mmの専用ドライバーユニットが搭載され、しなやかで厚みのある音を再現。低音域から高音域まで臨場感がありつつもクリアで伸びのある音となっています。
また、ウォークマンで培った“金”を添加した高音質はんだを採用することで微細音の再現力が増し、リッチな音を生み出すことにも成功。まるでコンサートホールで音楽を聞いているかのような音が体感できます。この透明感のある音質と伸びのある高音域は、まさに驚きの一言です。
業界最高峰の通話品質でオンライン会話も万全
これによりカフェや外の騒がしい場所でもユーザーの声だけを相手に届けられ、急な会議にも対応が可能です。オンライン会議が多い方にはうれしい機能ですね。
シームレスで上質なデザイン
また、イヤーパッドには柔らかく伸縮性に富んだ「ソフトフィットレザー」を採用し、つけ心地も抜群。実は私、オーバーヘッドイヤホンの蒸れる感じが苦手で手が遠のいていたのですが、このレザーはまったくの蒸れ知らず。長時間装着しても不快感を感じません。バンド幅も約20%スリム化し、頭部への圧迫が少ないのもうれしいポイントです。
これだけのスペックを持ち、オーバーヘッドなのに圧迫感のないスマートなヘッドホンはまさにソニーの最高峰! 音質やデザインにこだわる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist