2021.07.07
「Eバイク」のプロに聞いた! 失敗しない選び方とは?【前編】
電動アシスト自転車の中でも特にスポーツタイプを指す「Eバイク」。ここではそんなEバイク事情に詳しいボッシュ株式会社 eBike事業部の豊田佑一さんに、Eバイクの楽しみ方や選び方を伺いました!
- CREDIT :
取材・文/平井敦貴
欧州で大ブーム中のEバイク!
ということでここでは、そんなEバイク事情に詳しいボッシュ株式会社eBike事業部の豊田佑一さんにお話を伺ってきました。
そもそもEバイクとは? 欧州でのEバイク事情は? その楽しみ方は? などなど、気になるアレコレを聞きましたので、ぜひEバイク選びの参考にしてみてください!
聞いたのはこの人!
ボッシュ株式会社 eBike事業部の豊田佑一さん。
本社のあるドイツを中心に、欧州やアメリカなど世界各国のEバイク事情をリサーチする社員さん。日本におけるEバイクの普及にも尽力されています。
Eバイクは日本に“逆輸入”された!?
「よろしくお願いいたします」(豊田さん、以下同)
──早速ですが今回はEバイクの基礎知識というか、そもそも「Eバイクとは何か」から教えてください。まず、Eバイクと電動アシスト自転車はいったい何が違うのでしょうか?
「Eバイクも電動アシスト自転車の一つなのですが、より趣味性が高い、スポーツタイプのものを『Eバイク』と呼んでいます。日本の電動アシスト自転車がヨーロッパに渡って進化し、『eBike』としてブームとなっているのを日本に逆輸入した形なんですね」
──Eバイクって逆輸入だったんですね……! ちなみに欧州ではどのようなブームとなっているのでしょうか?
──結構アクティブなんですね(笑)。年齢は若い方が多いのでしょうか?
「どちらかというと40〜50代以上が多いですね。『激しい運動はできないけど適度に体を動かしたい』という方が多く、日本で言うと登山感覚に近いかもしれません。Eバイクなら山の坂道もアシスト走行で楽に登れますので」
──なるほど、確かに電動パワーがあれば40代以上でも山登りができますね。では反対に、日本のEバイク事情はどうなんでしょうか?
「日本では2018年ごろから本格的なブームが始まりました。これまでのママチャリ型の電動アシスト自転車とは違う『スポーツ志向のモビリティ』として、Eバイクは現在さまざまなモデルが展開されています。日本のメーカーによる国産モデルもありますし、海外モデルを日本仕様にカスタマイズしたものもあります。価格帯も幅広いので選択肢はすごく広がっていますね」
「Eバイクのなかにもマウンテンバイク、ロードバイク、ミニベロ、クロスバイクといった種類があるので、まずは自分のライフスタイルに合ったタイプを決めるのが良いと思います。この辺りは通常の自転車選びと同じかもしれません」
──やはり大は小を兼ねるというか、ハイパワーで高性能なものが良いんですか?
──そうなんですね。では、購入にあたって気をつけた方が良いポイントはありますか?
「フレームの軽さや強度、ドライブユニットの性能はある程度値段と比例するので、今から買うなら25万円以上のものを強くオススメします!」
──クルマと一緒で価格と性能差は比例すると(笑)。ちなみに、Eバイクの先駆けであるボッシュのドライブユニットにはどんな特徴があるのでしょうか?
──個人的にもいいEバイクが欲しくなりました(笑)。本日はありがとうございました!
「購入の際はぜひご相談ください(笑)。ありがとうございました」