2018.11.29
【iPhone XS vs 一眼レフ】どっちで撮影したか分かりますか?
発売から2ヶ月が経ったiPhone XS。あなたの周りにも使っている人は増えてきたのではないでしょうか? ここでは、そんなiPhone XS MAXを使う編集部員がそのカメラの性能をチェック! 一眼レフカメラEOS 6Dと写真を比較してみました!
- CREDIT :
文/平井敦貴
どっちがiPhoneの写真でしょうか?
前回の記事「“中級Apple信者”が新型iPad Proを見送ったワケ」で、新型iPad Proを見送りiPhone XS MAXを購入したことをお伝えしましたが、そんなiPhoneを使用してみて1ヶ月、世間でも評判の高いカメラ性能について、今回はお伝えしていきたいと思います。
ということで、早速ですが問題です。

あなたはどちらがiPhoneで撮った画像かわかりますか?
正解は…
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Aです!
2つの画像を比べてみると、iPhoneの方が橋や川の水面など、暗所でも明るく写し出しているのがわかりますね。パッと見の印象でもAは日没前で、Bは日没後すぐといった違いを感じるのではないでしょうか。(実際にはほぼ同じ時刻に撮影しています)
カメラ性能に高い評価を得ているiPhone XSシリーズですが、確かにこうやって見てみると一眼レフカメラに引けを取らない画質のように感じますね。
もちろん一眼レフカメラの場合は、RAW(ネイティブデータ)で撮影した画像をPC上で補正していくことで綺麗に仕上げていくわけですから、このような単純な比較で優劣を決めることはできません。
とは言いつつも、とりあえず「サクッと撮る」というスナップ的な撮影において、ここでは2つを比較していきたいと思います。
あなたは何問正解できる? iPhone or 一眼レフ!






答え合わせの前に撮影条件をもう一度おさらい
答え合わせの前に、ここで一度、撮影条件をおさらいしておきたいと思います。

【iPhone】
機種:iPhone XS MAX
アプリ:標準カメラアプリ
ズーム:「×1」または「×2」でデジタルズームはなし
モード:被写体に近づける場合は「×2」で「ポートレートモード」を使用
サイズ:撮影後1920×1280pixになるようにリサイズ

【一眼レフ】
機種:キヤノン EOS 6D
レンズ:EF24-105mm F4L IS USM
ズーム:iPhoneの画角に近くなるよう適宜光学ズームを使用
モード:プログラムオート、JPG(S2)書き出し
サイズ:1920×1280pix
なお、先ほども述べましたが、iPhoneでは撮った写真が無加工でシェアされることが多いため「明るく綺麗」に再現され、一眼レフの場合は撮影後に色調補正を行うことがほとんどなので、撮りっぱなしでは「自然に近い仕上がり」になります。
この条件だけを見ると一眼レフの方が分が悪く感じられるかも知れませんが、レンズやセンサーサイズが大きい一眼レフカメラは、ディテールまで見ていくとその画質に違いが出てきますので、一概にどちらが「良い」「悪い」と結論づけるのは難しいところです。
あなたの好みはどちらでしたでしょうか?
それでは答え発表に参りたいと思います!
それでは正解発表です!
皆さんはいったい何問正解することができたでしょうか?
個人的に総括をすると、夕暮れ時の屋外や光と影のコントラストの強いシーンではiPhoneが綺麗に被写体を再現し、その一方、焼肉などの「シズル感」が欲しいシーンにおいては、やはり一眼レフに分があるように感じました。
また、メロンパンやクリスマス風のオブジェなど、割と硬質のものであれば、撮り方によってはiPhoneも一眼レフと遜色ない撮影ができることも今回の撮影で確認することができました。簡単なブツ撮りであれば、今後はiPhoneで済ましてしまうことが増えそうです。
いずれにせよ、iPhoneのカメラはいよいよ一般的なデジカメを超え、一眼レフに肉薄する画質に近づいてきたと考えられます。なんだかんだ言って、やはりすごいです、iPhone。
また、さらに言うとiPhoneで撮影できる「動画」はもっとすごいのですが、それはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
それでは皆さん、また次回!
Apple