レザーブルゾンが、女子ウケ抜群のコーデになるってホント!?

ライダース然りカーコート然り、確かにレザーにはワイルドでハードな印象が付きまといます。でも、色次第でむしろジェントルでソフトな印象に一変させられるんです。

その色とは、ずばりラテ色。レザーアウターを茶系にし、インナーやパンツなど、その他のアイテムをホワイトやオフホワイト、ベージュなどにすることで、まるでカフェラテのような色使いにするテクニックです。そこから漂うのは、優しく包容力のある雰囲気。これ嫌いな女子、いないでしょ？　

こちらが、ブラウン×オフホワイトによるラテ色です。品の良さの中にカワイさがにじむラテ色により、スエードのジップアップブルゾンも優しい印象に。まぁ、そもそも繊細な起毛を披露するこちらのスエードブルゾン自体も、比較的落ち着いた印象なんですけどね。とはいえ、あくまでレザー。ここにインディゴデニムやカーキのカーゴパンツを合わせると、無骨顔に一変します。それだけ、ラテ色効果は有効ってことです。

ベビーカシミアのニットにチノパンツ。上下オフホワイトにすることでより優しい印象になりますが、それゆえのっぺりとした印象にもなりがち。そこでニットをタックインし、ブラウンベルトでウエストマーク。いわば、シナモンパウダー追加といったところ。

足元はトップスと合わせてブラウンスエードを。そうです、引き締め効果狙いです。とはいえ、ゴツめなブーツだとせっかくの柔らかな印象が台ナシに。同じブーツでもアンクルブーツで、それも白ソールにすることで抜け感が生まれ、ソフトな印象が維持できます。

非常に繊細な起毛を披露するスエード。まるでベルベットのようなその質感は、それだけでも十分に優しい印象に。だから、Gジャンタイプでありながらこんなに品良いんです。オープンカラー気味の襟型も、首元にゆとりを与えてくれ、抜け感を匂わせてくれます。

ラムレザーを採用したシングルライダースの「H UOMO」。比較的無骨感が強めになる表革ですが、こんなアンティーク調のブラウンカラーならラテ色コーデと相性抜群です。さらに、光沢感を強めたジップラインが、ラグジュアリーな印象もしっかり主張してくれます。

独特な切り替えやアイコニックなジップ胸ポケットが、70年代を想起させます。カウレザーを薄手に仕上げている点にも、当時らしさが漂ってますよね。そのレザーは、やや濃いめのブラウンに。オフホワイトとのラテ色では、さながらエスプレッソダブルといったところ。