デニムにめちゃ似合う、男前なブーツとは？

男の魅力を引き出す不良（ワル）さ演出の主役として、テーパードかつクリーンに色落ちしたブルーデニムは欠かせない存在。先月の特集でもそんなデニムをたっぷりとご紹介しましたが、となると、やっぱりミリタリーテイストの男前なブーツがほしくなりますよね。

トウが分厚く、ソールもゴツいのがミリタリーブーツの魅力……ではあるんですが、全身無骨揃いはやはり考えもの。あくまで大人顔にまとめるには、ほどよく洗練された一足が理想です。といってもご安心を。士官用シューズ然り、ミリタリーにもドレス的視点のブーツがちゃんとあるんです。

今回はそこんところのバランスが取れた、男前なミリタリーテイストなんだけど、野暮ったく見えない洗練されたブーツをピックアップ。いやぁ、久しぶりに見ると、やっぱりカッコいいですよね！

両胸ポケット付きのシャツに、リアルな色落ちを披露するインディゴデニム。さらに白Tシャツなんていうアメカジスタイルには、やっぱりこの手のブーツがお似合いです。とはいえ、さすが英国の名門とあってその佇まいには気品が。だから、エレガントなスカーフもなじんでくれるんです。

写真上のコーディネートに合わせたのがこちら。ワックススエード×グレインカーフのコンビ使いが、ヴィンテージのミリタリーシューズを想起させる「パース」。ノルヴェイジャン製法が一見無骨さを主張しますが、ラバーソールは意外にも軽量。サイドジップ付きで脱ぎ履きもクイックなんです。

マッドガード的なソールが、遠目にはゴツい印象に。でもこれ、いざ履くとメチャメチャ柔らかいんです。なにせ名前が「トッズ W.G.（ウィンター ゴンミーニ）」ですから。ドラシューから派生した一足らしく、スエードもソールも実にソフトです。

アウトソールは、もちろんペブル仕様に。ハイトが低くなり、ワイドなパンツやソックスとも好相性です。

いやはや、やっぱりこの艶感はオトコ心をくすぐりますよね。シェルコードバンのタンカーブーツです。美しい革色とは裏腹な、無骨な太ステッチ。安定感に優れたミリタリーラストにクッション性の高いクレープソールで、実は長時間履きも疲れにくいんです。

実際に英国国防省のサプライヤーでもあるコチラ。このミリタリーダービーブーツの1595は、3本ステッチのキャップトウに無骨さをにじませながらも、全体としては英国らしい実にジェントルな雰囲気に。防雨&防汚効果のあるポリッシュレザーも、気品溢れます。