通も納得！ カブり知らずな“こだわり”ミリタリージャケット

ファッションにおいて、歴史や背景、ルーツを知ることはとても大事。なぜかというと「流行っているから」「みんな着ているから」といった理由が通用しないから。若い頃はそれでも良かったかもしれませんが、大人がそれを実践すると、踊らされている浮ついた印象に。

それを防ぐ方法は、ワケあってコレを着ている、というこだわりをもつこと。今季注目のミリタリージャケットも数々の変遷を経て、もはや原型が不明なものもありますが、王道をつくるべく誕生したのが「アヴィレックス7522」のN-3B。

注目すべきはそのディテールで、開発初期の66ナイロンを再現した表地を使い、中綿はウールと端材を混合したウールモッサで保温性の高さを実現。袖のチューブリブは稀少な織機で織ったウール100%で、ジッパーはヴィンテージを忠実に再現したもの。

それでいて、シルエットやバランスが再構築されているため、定番なのに新鮮で洒脱に見えるという次第。いつか見た映画の主人公のスタイルをそのまま再現するのではなく、背景をふまえたうえでジャケットを着こなせば、自ずと表情にも出ます。

その自信に満ちた落ち着きこそに、女性は心惹かれてしまうのですよ。