この春、大人の「ミリタリー」は何が変わった!?

男が男らしい服を着ることで漂う色気は、数ある色気のなかでももっとも女性にヒットする率が高いといえるかと。なぜならそれは、男らしさそのものから滲み出るものだからです。その典型がミリタリーなのですが、イメージ的にはタフで重厚な男であり、軽やかさはイマイチ。

で、吟味したいのが青ミリタリーです。LEON読者ならご存知のとおり、清潔感があり、好感度も高く、オマケにどこかリッチさも漂う青は、モテるオヤジ必須のキーカラー。そんな色を掛け合わせることで、ミリタリーに不足していたサラリとしたさわやかな軽快感、さらにはリッチさまでも補えるという算段です。マニッシュなセクシーさと軽やかで嫌みのないリッチさを兼ね備えた青ミリタリーが、モテないわけはないでしょう。

さらに陽光が心地いいこれからの季節にもドンピシャであり、オヤジさんが着慣れたミリタリーアイテムばかりゆえ、着こなしやすいという利点もある。こりゃあ、見逃す手はないでしょ？

5つのフラップポケットが、ミリタリーならではの機能美と男らしさを漂わせる『バーウィック』。ジャケットを覆う絶妙な着丈により、ジャケットからニット、シャツと多彩なアイテムとのレイヤードが楽しめます。強撚ポリエステル糸で高密度に織り上げた表地は撥水性とストレッチ性、裏地は蓄熱保温性と機能性も◎。

青ミリタリーの効果効能が分かったところで、次のお題目はその着こなし方。が、これはもうLEON読者のオヤジさんならピンときたはず。そう、青のリッチな軽やかさを活かすには、これまでも推してきた「青×白」の合わせに限るのですね。色の相性はほぼ考慮する必要がなく、それでいて青のメリットを最大限に引き出してくれるので、ぜひとも取り入れてみてください。

淡いサックスブルーのM-65は、ロイヤルブルーのニットやネイビーのストライプパンツなど、濃いトーンとコーディネートしたほうがバランス良し。パンツのストライプを白にすることで、リッチさとヌケ感をプラス。足元もネイビーで引き締めるのが塩梅です。

短丈アウターとしての軽快感もあるMA-1タイプのブルゾン。コチラの新作は繊細なシワ感と光沢、撥水性を備えるクリンクルナイロンを用い、アーカイブに着想した端正なデザイン。軽量でシワも気にならないため、寒暖差がある季節や旅行の際、バッグに忍ばせておくにも最適です。PFC（過フッ素化合物類）フリーで環境にも配慮。

絶妙にくすんだブルーが合わせやすいMA-1型のブルゾン。ネイビーのハイゲージニットと白のパンツを合わせれば、全体が青から白へのグラデーションとなり、洒脱にまとまります。ボリューミーなトップスとテーパードしたボトムスのメリハリもポイントです。

定番でもあるカーゴパンツですが、オリーブ以外はあまり目にしないかと。が、本作はくすんだブルーのナイロンコットン素材を使用。オーストラリア軍のアーミーパンツがモチーフであり、ウエストのドローコード＆シャーリングではき心地も楽チンです。裾にもドローコードが入っていて、多彩な着こなしが楽しめそうですね。

すべて同色のオーガニックコットン製ながら、組織が異なる3種類の生地をパーツごとに使い分けるという、凝ったカーゴパンツのこちら。ざっくり編んだコットンニットと白スニーカーによるコントラストの効いたコーディネートは、モダンで洗練された雰囲気です。腕まくりやパンツのロールアップで、こなれた軽快感を演出しているのもポイントであります。

トレンドのオーバーシャツのネタ元でもあるミリタリージャケットは、まさに最旬アイテム。マディソンブルーがエッセンシャルアイテムと位置付ける本作は、コットン100％のバックサテンを生地の段階で加工し、色落ちさせてヴィンテージ感を演出するこだわりよう。味のある表情が魅力的で、刺繍パッチと相まってサラッと羽織っただけで絵になります。

マットな光沢感のブルーのミリタリーシャツは、アウター感覚で着こなせるナイロンストレッチ製。こちらも全体をグラデーションにした着こなしで、白T＆白スニで季節感も演出。

● この春モテるお洒落はサラリで色っぽい♡
● 「スエードブルゾン」でドライな色気を醸し出せば……？