イージーパンツも縦縞なら美脚で色っぽい!?

ストライプ柄のイージーパンツといえば、リゾートを代表するアイテムのひとつ。元来はリネンなどの清涼素材で、さらにワイドなストレートシルエットというのが一般的でした。そのリラックスした佇まいには、まさしく“サラリ”という言葉がよく似合います。事実、この手のパンツをリゾートのニース辺りではいていたとしたら、いかにも絵になりそうでしょ？

とはいえ、オリジナルのままではやや色気に欠け、「サラリで色っぽい♡」とまでは言えないのも事実。そこで今回皆さまには、柄や素材は従来のリゾート仕様のまま、シルエットのみが美脚仕様になったものを推奨させていただきます。

違いは美脚シルエットという一点のみですが、これがそこはかとなく色気を滲ませられる秘密ってワケですね。そうそう、美脚シルエットと縦縞の共演によって、脚長効果を期待できるって意味においては、色気は滲ませるどころか隠しきれないほど滲み出ちゃうかもしれませんので、くれぐれもご注意を。

縦縞イージーの魅力を解説したお次は、はき慣れた玄人さながらに見せるテクニックをご紹介。結論から申し上げると、ズバリ！ この手のパンツはワントーンでこなすのがウワテ。統一感が生まれることで圧倒的に洗練されますので、ぜひともお試しアレ。

今季注目されるシアサッカー素材を使用した縦縞イージーは、昨今のイージーパンツブームの火付け役ともいえる「ジャブスアルキヴィオ」の一本。トーンや質感の異なるネイビーが、若々しさを感じさせます。濃色であるネイビーの集積にもかかわらず重くならないのは、縦縞イージーに軽快さがあるからこそ。

デザイナー自身が徹底して生地にこだわる「フランク リーダー」。趣のあるブリックカラーのコットンリネン地にも、妥協なき姿勢が表れています。今季注目の短丈ブルゾンや柔和なニットなどブラウンのワントーンでまとめれば、渋さのなかにも洗練が薫る大人の装いが完成。

リゾートならではのサラリとした開放感と美脚ならではの色っぽさが同居する縦縞イージー。各ブランドから数多くリリースされているなかから厳選した３本をご紹介させていただきます。

数々のブランドのディレクションやコンサルティングに携わり、コットン生地の企画や製品染めに長けたデザイナーのマルコ・レと、ナポリのパンツメーカーDefra社とで立ち上げた、イタリアはナポリのボトムス専業銘柄の作。黒のストライプながら、リネン混の生地なのですこぶる涼やか。

パジャマから着想した今季のアスペジを代表するキーアイテムのひとつ。コットンポプリンのハリのある生地感と、裾幅があるゆったりしたシルエット。そして端整なロンドンストライプ柄というハイブリッドな組み合わせがなんとも印象的。シルエットとパターンのコントラストを楽しんで。

動きやすいジョガーシルエットで、ストライプの色目はモダンなブラック。一方、ベースはニュアンスのあるサンドカラーという味わい深い組み合わせ。オーガニックコットンにリネンを混紡することで、春夏らしい清涼感を表現しています。ドローコードがコーディネートのアクセントになる外出し型。

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