2023.05.04
モテる大人のミュールのこなし方
この夏、モテる大人たちがこぞって注目しているのが、軽薄なラグジュアリーを体現するミュールです。便利なうえに合わせ方によってはスタイリッシュにも見える。旬真っ盛りなこのフットウエアのポテンシャルを最大限引き出す、こなしのキモをレクチャーしましょう。
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写真/山本雄生(人物)、蜂谷哲実(hachiya studio/静物)、スタイリング/四方章敬 ヘア/Takuya Baba(SEPT) 文/押条良太(押条事務所) 編集/長谷川茂雄
軽薄でもしっかりラグジュアリー、それが粋です
ミュールとは、足の甲全体が覆われていて、かつヒール部分に留め具がついていないオープンスタイルの履きもののこと。
足指が露出しないため、サンダルよりいくぶん上品な印象ながら、ヒール部分にストラップなどが無い分、すっきりして軽やか。そんな美点に注目した各メゾンがさまざまなモデルをリリースしています。
ただ、こなしには、“ご近所”な雰囲気が出ないよう少々ご注意を。軽快なミュールをあくまでラグジュアリーに、シティにこなす。これがモテる大人の粋というものですから。
では、そのこなし方のコツをクローズアップしてみましょう。
◆ モテるミュールの履き方実例
ジャケット×デニムのヌケ感を大幅アップ
加えて、テーパードシルエットのインディゴデニムとくれば、足元はブーツやオックスフォード靴、スニーカーなんかが思い浮かびます。
ですが、あえてミュールを合わせることで、意外性とこなれたヌケ感が増量できるのです。
歩くたびにチラッとのぞく素足が醸すリラックス感も今の気分にぴったり。軽薄なラグジュアリースタイルとは、かようなこなしを言うのですね。
◆ POINT 1
ホースビットが放つ色気は格別です
アッパーはグレー×黒のGG スプリーム キャンバスで、甲には伝統のホースビットモチーフがキラリと輝きます。
これほど軽薄なラグジュアリーテイストを体現するミュールはほかにそうそうないでしょう。
◆ POINT 2
ニットカーデ×白Tの無造作レイヤードがこなれ感を演出
そこでシャツを白Tにチェンジして、ジレのかわりにニットカーデをレイヤード。このラフな重ね着が、軽薄なミュールに調和するのです。
アクセに関しては、軽快さがこのこなしのポイントゆえ、控えめが無難。ただ、印象が薄味にならないよう存在感のあるサーモントタイプのサングラスなどでアクセントを利かせるのも有効です。
◆ モテるミュール その1 「エルメス」
Hのカットディテールがさりげに主張
EVA製の超軽量ラバーソールで履き心地も軽やか。ブランドの存在感とリラックスムード、それを簡単に両得できる画期的な1足と言えそうです。
◆ モテるミュール その2 「フェラガモ」
ミュールの枠を超えたエレガントなプロポーション
合わせるこなしを選ばないミニマルなデザインもポイント。カーフのアッパーにはエンボス加工でロゴが施されています。
◆ モテるミュール その3 「バレンシアガ」
重厚スクエアフォルムがパンチを利かせます
立体的なスクエアフォルムがモードな薫りを、高さ約40㎜のヒールが圧倒的な存在感を放ちます。表面にほのかな光沢を帯びたアッパーは、パテント加工されたカーフスキン。
夏スタイルが物足りないと感じたら、こんな厚底で変化を加えるのも手です。
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グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177
バレンシアガ クライアントサービス 0120-992-136
フェラガモ・ジャパン 0120-202-170