季節の変わり目に大活躍なデニムって？

時に曖昧さはズルいもの。でも、それは悪いことじゃありません。だって男女の関係において「ズルい」はだいたい褒め言葉ですからね。でもってそういう曖昧さはお洒落にとってもやっぱり大事。

なので、今回はそれを上手〜く引き出せるこちらのアイテムをご紹介します。

すべてのデニムの原型といわれるリーバイス501®をコットン100％の生成りデニムで仕上げたホワイトジーンズ。ナチュラルな表情ゆえ、ややテーパードしたクラシックなストレートレッグと5ポケットのアイコニックなスタイルが際立つ一本です。

白デニを夏専用と感じるのは、頭に思い浮かぶのがピュア白の一本だから。これをオフ白に変えるだけで、どんな季節にもそしてどんなスタイルにもしっくりハマる“大人な曖昧さ”が手に入ります。

色づく秋の足音が微かに聞こえる今日この頃、新たな季節のボトムス選びは、オフ白デニムから始めましょう。ピュア白とは明らかに違うその曖昧なニュアンスが、こなしにおける万能性と大人の味わいを与えてくれます。

残暑から秋に向かういまの季節、気の利いたお洒落をするのってなかなか難しいですよね。今回お届けするオフ白デニムは、そんな季節の変わり目に役立つ頼れる一本。なんなら“第2のグレスラ”と呼べるほど活躍必至のアイテムです。

魅力はズバリその曖昧な色。そう、白ではなくオフ白というところがキモなのですよ。じゃ、曖昧だと何が良いのかというと、白黒つけないからこその万能性が生まれます。これが第２のグレスラと呼ぶ所以。

さらに、ピュア白デニムが醸し出す真夏な感じとは違い、移りゆく季節感をしっかり演出できるのです。そのニュアンスには、大人の男女の関係にも似た味わいがある。だから、とってもオヤジ向きといえるのですね。そんなわけですから、選びはとにもかくにもオフ白であることが絶対条件。

合わせて、スタンダードな５ポケットスタイルの一本を選びましょう。そうすることでデニム特有のアイコニックなラギッド感が滲み出て、男らしさと上品さの両取りも自動的に叶います。これもまた素敵な曖昧さを生むひとつの要因。で、お洒落の幅と奥行きがさらに広がるって図式です。

2016年にロンドンで生まれた新鋭ファクトリー、ブラックホース レーン アトリエ。こちらはその定番スタイルとなるリラックスストレートのホワイトデニム。生地にはCANDIANI社の13ozデニムを使用しており、ほどよくユルリなシルエットと英国製ならではの確かな作りが魅力です。

白じゃなくて「オフ白」であるという点が、選びの最大のポイント。この曖昧な色味が、白黒つけない汎用性の高さと、真夏のピュア白とは違う味わい深い季節感を生むのです。

スタイルはあくまでもデニムの典型である５ポケットを選びましょう。あのアイコニックな男らしさがあればこそ、オフ白の生地が装いに新鮮な大人っぽさを与えてくれます。

オフ白デニムは、言わば第2のグレスラ。だから、合わせはほとんどなんでもござれ。ただし足元だけは、黒の革靴に限ります。ここを黒でキリッと引き締めることで装い全体がボヤけることなくキマるのです。

タイやストールで有名な英国ブランドによるテーパードのオフ白デニム。素材は柔らかなコットン100％でネップのある味わい深い表情が魅力。後ろ身頃をやや高く設定し、ストンと落ちるようなキレイなシルエットを実現。

オヤジの得意ワザたるジャケデニスタイルもデニムがオフ白なら、青や黒では出せない上品さとピュア白にはない秋のムードを演出できます。仕上げに足元を黒靴で締めれば、オフ白の曖昧さを印象の弱さにつなげることなく、新鮮味のあるモダンな装いが完成。