アウトドア好きスタイリストに聞いた！ 今秋冬、大人にオススメのキャンプスタイルとは？

猛暑、そして残暑厳しい今年でしたが、ようやくキャンプを楽しめる気候になってきましたね。秋冬は、汗をかかず、虫も少なく、焚き火も満喫できて、さらにキャンプファッションもとことん楽しめるベストシーズン。ということで、今年キャンプで着たい、持っていきたい最新アイテムをご紹介します。

何を隠そう、このスタイリングを担当したスタイリスト高塩さんも、アウトドアブランドのスタイリングを手掛けるほどの、大のキャンプ好き。機能性だけでもファッション性だけでもない、実用的かつ周りのキャンパーに一目置かれるアイテム＆スタイルをリコメンドしていただきました。リアルな視点でセレクトしていますので、きっとお役に立てるかと！

「ラギッド系キャンプスタイルがお好きな方なら、きっと気に入っていただけると思います。アーバンでも人気のバブアーですが、ワックスコットンとなればやっぱりアウトドアがお似合いです。それも、こんな多ポケット使いなら。バラクータとの英国同士コラボとなるこちらは、Dリングもしかりキャンプで使える機能的な作りが魅力ですね。スタイリングのポイントは、タートルネックニットで首元を温めつつ、ドローストリングパンツとでアクティブにして味のあるキャンプコーデにしてみました」（スタイリスト高塩）

こちらは写真上のコーデで使用したトップスの背面。「初のコラボとなる英国トラッド好きにはたまらない一着で、ポケットは合計15個もあり、ワックスコットンと相まって実に無骨です。一方、裏地にはバラクータのタータンチェックをあしらい、トラッドな品の良さも同居します」（スタイリスト高塩）

「薪割りにバトニング、フェザースティックと、無骨なキャンプを楽しむ人に、こんなタフなセットアップがオススメです。大型のレイヤードポケットはハンティングジャケットに着想を得たもので、さらに生地はコーデュラキャンバスなので、薪をひと束くるんで運べるほど屈強なんです。パンツはダブルニーに加えてハンマーループ付きなので、設営時にかなり便利ですよ」（スタイリスト高塩）

「今時期でも山間部のキャンプ場なら夜はかなり冷えるんです。焚き火が爆ぜるのでダウンをアウターとして着るのは難ありですが、こんなインナーダウンがあれば安心して焚き火を囲めます。薄手でノーカラーなので、インナーに重ねてもゴワつきません。それでも、800フィルパワーのダウンはしっかり暖めてくれます。しかも、別売バッテリーの接続でヒーティング機能も使用可能なので、真冬のキャンプには必須ですね」（スタイリスト高塩）

「2007年の登場以来、世界中で2800万人以上のユーザーから支持されるハイキングシューズの名作モアブ3です。キャンプとともにアクティビティを楽しみたい人には、うってつけだと思います。さらに、シップス限定カラーとなる深みのあるネイビースエードをまとったタイプなら、街履きとしても重宝するかと。ゴアテックス仕様なので、雨の日の街でも頼りになりますよ」（スタイリスト高塩）

「アメリカ発のサーマルウエアブランド・スタンレーとのコラボとなる、キャンプクックセットです。バチュー・クロスで作られるダッフルバッグはアーカイブから着想を得たとあって、どこかヴィンテージな雰囲気があって一目惚れしました。バッグは、ジムバッグとしても使えそうですし、コンパクトに折りたためるので、旅先バッグとして活用してもいいかもしれませんね」（スタイリスト高塩）

なんと！ バッグの中にはこれだけアイテムが。「鍋やフライパンといったベースキャンプクックセットに、皿やフォークなどのカトラリー、そして真空パイントが4人分セットになっています。スタンレーグッズを収納するためのメッシュ素材の専用ポーチも付属しているのは嬉しいですね。そうそう、バチュー・クロスって撥水性や防汚性にも優れているので、キャンプに最適ですよ」（スタイリスト高塩）