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2024.04.20

近藤真彦が着る、“ちょいギラリ”なオトコのスタイル PART 3

時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第9回目のゲストは歌手、俳優、そしてレーシングと、文字通り時代を駆け抜けてきた近藤真彦さんです。

CREDIT :

主演/近藤真彦 写真/前田 晃 スタイリスト/石川英治(TRS) ヘアメイク/GONTA 文/大塚綾子 編集/高橋 大(Web LEON) 

近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなし&ミニインタビューを濃厚にお届けします!

大人なモードの遊び方 第9回 主演 近藤真彦

“ちょいギラリ”なオトコ PART 3「パターンアイテム」

ちょっぴりやんちゃで色気があって、時に閃光のような鋭い輝きを放つ。そんな“ちょいギラリ”なオトコをテーマにお届けしている、「大人なモードの遊び方」。これまで2回にわたって、歌手、俳優、そしてレーシングチームの監督として活躍するマッチこと近藤真彦さんに、最新モードの“ちょいギラリ”な着こなしを披露していただきましたが、いよいよ今回がフィナーレです。 前の記事はこちら。PART 1PART 2
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PART03のお題は「パターンアイテム」。それも、ストライプやチェックなどの定番柄ではなく、柄の中でも特に個性が際立ち、目に飛び込んでくる大胆なモチーフをピックアップしました。そんなパターンアイテムはそれ自体に非常に強さがある、かなりギラリ度が高いアイテム。ゆえに自分のキャラが確立できていない若者が着ると、柄に着られてしまいますが、一方で個性もアクも滲み出る大人のオトコにとっては、柄の強さとの相乗効果で熱量高めなギラリをアピールできる絶好の機会になるんです。 “柄”じゃないから、なんて言わず、ぜひトライしていただきたいアイテムです。
近藤真彦 ジャケット44万5280円、シャツ28万4350円、パンツ32万650円、シューズ14万1570円、サングラス10万8900円/すべてアレキサンダー・マックイーン
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Alexander McQUEEN

光と影が引き立てる、ギラッと優雅な花柄

淡いブルーグレーのダブルのスーツをキャンバスに、本来は色鮮やかな花々をモノクロームのジャガード織りで表現したアレキサンダー・マックイーン。明暗を際立たせることで立体感を表現する、イタリアの伝統的な絵画の技法「キアロスクーロ」にインスパイアされたパターンが、実にドラマチック。マッチが纏うスターのオーラを、ギラリと増幅してくれる華やかな一着です。

柄の位置が緻密に計算されていて、ジャケット、シャツ、パンツとセットアップで着ても、自然に柄が繋がり一枚の絵になる点や、すっきりとしたシャープなショルダーラインと絞ったウエストが描く端正なシルエットは、優れたテーラーリング技術を有するココンチならでは。後ろ姿も惚れ惚れするほど美しく、「真っ赤なフェラーリから、このスーツで降りてきたらカッコ良すぎるよね」とマッチもご満悦。
近藤真彦 ジャケット44万5280円、シャツ28万4350円、パンツ32万650円、シューズ14万1570円、サングラス10万8900円/すべてアレキサンダー・マックイーン
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近藤真彦 ジャケット44万5280円、シャツ28万4350円、パンツ32万650円、シューズ14万1570円、サングラス10万8900円/すべてアレキサンダー・マックイーン
近藤真彦 ジャケット44万5280円、シャツ28万4350円、パンツ32万650円、シューズ14万1570円、サングラス10万8900円/すべてアレキサンダー・マックイーン
▲ ジャケット44万5280円、シャツ28万4350円(参考価格)、パンツ32万650円、シューズ14万1570円(参考価格)、サングラス10万8900円(参考価格)/すべてアレキサンダー・マックイーン
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近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)

Etro

パジャマ風セットアップにジャケットでケジメを

大胆にして緻密、優雅な中にもさり気ない遊び心が宿る。そんな大人に映える、“ちょいギラリ”なパターンアイテムと出会えるのがエトロ。新たにクリエイティブディレクターに就任したマルコ・デ・ヴィンチェンツォが手がける初の春夏コレクションにも、多彩なパターンが揃いました。

マッチが着こなすのは、上質なシルクに艶やかなボタニカル柄をプリントしたボーリングシャツとイージーパンツのセットアップ。柄の位置を指定する「ピアッツァータ」という技術を駆使し、モチーフの美しさが際立ちます。一見パジャマのような佇まいも抜け感抜群で、その着心地の良さに「このままベッドにダイブできそう」とマッチも感嘆。紺ジャケを羽織り、足元はワラビーでモードに遊んで。
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近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
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近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
近藤真彦 ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、シューズ16万8300円/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
▲ ジャケット58万4100円、シャツ22万3300円、パンツ22万3300円、ショール8万8000円、シューズ16万8300円(参考価格)/すべてエトロ(エトロ ジャパン)
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■ interview

元祖ちょい不良(ワル)なマッチは、まだまだ走り続ける

1979年、16歳で芸能界にデビューした近藤真彦さん。それまでのアイドルにはないちょっと不良っぽいマッチの雰囲気は、女性たちをキュンとさせたのはもちろんですが、同世代の男性たちにとっても憧れの存在でした。今でこそ男性アイドルを推す同性ファンはさほど珍しくありませんが、その先駆けといえばやっぱりマッチかと。(実は男性会員オンリーの親衛隊もあったほど!)。そんなやんちゃでモテる、元祖“ちょい不良(ワル)”なマッチにとって、カッコいい大人のオトコとは?

── デビュー当時の近藤さんは、ちょっとやんちゃなイメージだったので、実はマッチこそ、元祖“ちょい不良(ワル)”なのではないかと。

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近藤真彦さん(以下、近藤) 当時中高時代の友達が、本当の不良じゃ無いけれど、ちょっとやんちゃな奴らが多かったからね(笑)。デビューが決まった時も、テレビ向けのアイドルになるよりも、地元の仲間たちからカッコいいと思われる存在になりたくて。もちろん大人から見ると、どんなに頑張っても所詮アイドルなんだけど、僕としては子供なりに彼らを意識していましたね。それまでのアイドルにはいないタイプだったから、プロダクションもレコード会社も面白かったのか、迷いなくマッチは不良路線でいこうと、なったんだよね。

── 当時としては珍しく男性ファンも多かったんですよね。

近藤 そうですね。でも、コンサートツアーでいま全国を回っているんだけれど、実は当時よりも男性のお客さんが多いんです。昔からのファンの方がパートナーを連れて来てくれたり、「なんか最近マッチが面白いらしいね」って、初めての方が見に来てくれたり。すごくうれしいですね。

── みんな歌える曲ばかりだし、楽しいですよね!

近藤 そうそう。きっとみんなコンサートの帰りにはカラオケに寄って、長野のマッチや大阪のマッチになっているんじゃない?(笑)
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── 確実に行きますね(笑)。では、近藤さんにとって、カッコいい男とは?

近藤 僕はありのままをさらけ出せる男が好きですね。以前(PART 1)話した体型管理の話もそうだけど、体重を気にしてトレーニングをしている時点で、僕だってありのままとは言えない。誰かの視線を気にせず、本当にありのままでいられる人なんて実際はいないかもしれないね。

カッコいいオトコで思い浮かぶのは、やっぱり伊集院 静さん。あの人はある意味ありのままだったけれど、ある意味すごくカッコつけていた。作詞家や作家としてももちろん高く評価されているけれど、僕はプライベートのオトコとしての伊集院さんがやっぱり大好きで。懐が深くて、芯が一切ぶれないユニークな人でしたね。

定期的に会うわけではなかったけれど、よく一緒にお酒を飲みに行きました。僕がちょっと落ち込んでいる時には、突然電話がかかってきてご飯に連れて行ってくれたり、2年会ってなかったと思ったら、1カ月ほぼ毎日飲みに行くこともあったり。節目節目の大切な曲を手がけてくれたのは伊集院さんだし、ちょっとだけ気にかけてくれていたのかな。本当に感謝しかありませんね。

── 特別な関係だったんですね。還暦を前にして、ご自身にとって心境の変化はありますか?
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近藤 60歳になる誕生日当日の7月19日、武道館のステージに立つんです。そのコンサートが終わるまでは、ちょっと実感が湧かないかもしれない。ずっと59歳のままのような気がしますね。コンサートが終わった翌朝、自分がどんな気持ちで目覚めるのか、今からワクワクするんだよね。「さあ、もう一回ギアを入れ直して行くぞ!」となるのか、それともこのまま全部やめたくなっちゃうか(笑)、まったく想像ができなくて。

60歳になって武道館でコンサートができるなんて、本当に夢のような話。はたから見たら「マッチならそれくらい当然」と思う人もいるかもしれないけれど、やっぱり武道館のステージは特別なんですよね。だから歌手として、これまで44年間積み重ねてきて、ここに辿り着けたのは本当に幸せで、楽しみでしょうがないんです。

70歳過ぎても武道館のステージで走り回っている先輩のアーティストもたくさんいるから、60歳で仕事をやめたくなるかもなんて、冗談でも言っちゃいけないよね(笑)。やらなきゃいけないことがいっぱいあるし、まだまだ頑張りたいですね。

── 読者も勇気がもらえます。武道館でのコンサート楽しみにしています!
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● 近藤真彦

1964年神奈川県生まれ。1979年『3年B組金八先生』でデビュー。翌年『スニーカーぶる〜す』で歌手デビュー以降、『ギンギラギンにさりげなく』や『ミッドナイトシャッフル』など数多くのヒット曲をリリース。1987年『愚か者』で第29回日本レコード大賞・大賞を受賞。2010年第52回日本レコード大賞・最優秀歌唱賞を受賞。
モータースポーツの世界では、1984年の富士フレッシュマンレースでデビュー以来、1988年から1993年まで全日本F3選手権シリーズに参戦。1994年にはル・マン24時間レースにポルシェ・962Cで初参戦。同年全日本GT選手権のGT1クラスにポルシェ・962で参戦し、ポール・トゥ・ウィンで初優勝。以降全日本F3000選手権〜フォーミュラ・ニッポンに参戦。数々の記録を残す。
現在はレーシングチーム「KONDO RACING」のチーム監督として、全日本スーパーフォーミュラ選手権やSUPER GT GT500/GT300に参戦。2023年からは、全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション取締役会長に就任。
還暦を迎える今年は、歌手活動の集大成として全国を巡るコンサートツアーを決行し、60歳の誕生日当日には「日本武道館 Thank you veryマッチ-60th Aniversary 2024.7.19」が控えている。
コンサート詳細 https://www.curtaincall.tokyo/mk_program/

※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

アレキサンダー・マックイーン 03-5778-0786
エトロ ジャパン 03-3405-2655

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