さわやか白スニーカーを“こっそリッチ”に見せる方法とは？

白スニーカーの醍醐味である、さわやかさやクリーンさ、そして品の良さは、無垢ゆえの控えめさがあればこそ。以前、ロゴのないプレーンな白スニーカーをご紹介しましたが、こと夏の足元においては下手にロゴがドンッと入っていたりすると、白スニの醍醐味が台ナシになっちゃうんですよね。

とはいえ、プレーンなだけでは物足りず、やっぱりラグジュアリー感もアピールしたいってワガママなオヤジにオススメしたいのが、白一色だけどよく見ればこっそりロゴがあしらわれたメゾンのスニーカーです。

軽装だからこそメゾンのロゴでラグジュアリー感をアピールしたい気持ちはわかりますが、さわやかさや品の良さもキープしたい。そこで、あくまで白一色を徹底しながら、パッチワークやエンボスといった手法でロゴをこっそり忍ばせた一足がお役立ちってワケ。

シンプルゆえのさわやかさを手に入れつつ、実はこっそりリッチ。これこそが、オヤジの夏コーデにおける理想のヤリクチです。

白のロンTに色落ちしたデニムパンツ。さわやかかつナチュラルな雰囲気が魅力のこんな夏コーデに、これ見よがしにロゴをアピールしたスニーカーはバランス悪し。でも、ロゴをあしらいながらも白で統一した実にさり気ないこんな一足なら、その自然体な雰囲気を邪魔しません。それでも、近くで見れば「あっ、グッチなのね♡」と気づくはず。この控えめさが、茹だるように暑い夏にはちょうどイイんです！

イタリアのビーチクラブからインスパイアを受けた“グッチ リド”コレクションからの一足は、オフホワイトのスエードとキャンバスによるコンビデザインに。ロゴは同色のインターロッキングGをパッチワークにてあしらい、シンプルでありながらどこかレトロ、そしてラグジュアリー感を漂わせます。

80年代のバスケットシューズを想起させる「ビバリーヒルズ・ライン スニーカー」。カーフレザー製のアッパーには、ダミエ・パターンとロゴがエンボスでデザインされています。シュータンにもLVロゴがあしらわれていますが、オールホワイトとあって主張はあくまで控えめです。

グレインドカーフスキンの採用により、クリーンにして味のある質感を楽しませる“B27”ロートップスニーカー。多層的な切り替えとともに、「ディオール オブリーク」がエンボスで施された「ディオール グラビティ」レザーのサイドパネルが、80年代ストリートな雰囲気のなかにリッチ感を注入します。

こちらはロゴではありませんが、ココンチのスニーカーが好きな人ならこの個性的なデザインで一発でわかるかと。軽量でソフト、通気性の高いテクニカルニットをラバーインジェクションで包み込んだ独特なデザインは、オールホワイトというシンプルなカラーでも存在感抜群です。