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2025.04.16

中谷潤人が着る、“戦う”オトコのスタイルPART 3

時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンスがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、WBC世界バンタム級王者のプロボクサー・中谷潤人選手が華麗に披露してくれました。最終回のPART3はインタビュー編です。

CREDIT :

主演/中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) 写真・動画/HIRO KIMURA(W) スタイリング/久保コウヘイ ヘアメイク/yoboon 文/安岡将文 撮影協力/M.Tボクシングジム 編集/石井 洋、吉田奈緒子(ともにWeb LEON)

中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなしを濃厚にお届けします!

大人なモードの遊び方
第11回 主演 : 中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)

“戦う”オトコ PART 3 【インタビュー編】

普段は笑みを絶やさず、好青年な振る舞いが印象的なバンタム級世界王者の中谷潤人選手。初となる本格的なファッション撮影では一変、大人セクシーな着こなしで“戦う”オトコを演じてくれました(これまでの記事はこちら。PART 1PART 2)。

3度目の防衛戦を制し、来年のビッグマッチも現実味を帯びてきて、ますます注目度が高まる中谷選手──“戦い続ける”オトコの内面に迫ります!
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リング外で経験した、かつてない“戦い”を経て

── お疲れ様でした。初めてのファッション撮影はいかがでしたか?

中谷 結構時間をかけて撮るんですね。1着の衣装で、あんなに何パターンも撮るとは思いませんでした。この間の防衛戦よりも長かったです(笑)。でも、とてもいい経験になりました。新しいことを経験するのって、とても刺激的ですよね。

── 一番印象に残っているコーディネートは?
中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) ジャケット44万円、シャツ9万0000円、パンツ21万7800円/すべてバーバリー(バーバリー・ジャパン)
▲ ジャケット44万円、シャツ9万0000円、パンツ21万7800円/すべてバーバリー(バーバリー・ジャパン)
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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) ジャケット44万円、シャツ9万0000円、パンツ21万7800円/すべてバーバリー(バーバリー・ジャパン)
中谷 タキシードかなぁ。一番着やすかったですね。黒が好きなんです。普段の服装も黒が多いですし。あと、スーツなどは記者会見で結構着るので。

── では、一番新鮮だったコーディネートは?
中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) ジャケット16万3900円、Tシャツ2万2000円、ベスト10万2850円(参考価格)、パンツ10万1200円、ブーツ8万2500円、ベルト5万2800円/すべてケンゾー(ケンゾーパリ ジャパン)
▲ ジャケット16万3900円、Tシャツ2万2000円、ベスト10万2850円(参考価格)、パンツ10万1200円、ブーツ8万2500円、ベルト5万2800円/すべてケンゾー(ケンゾーパリ ジャパン)
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中谷 グリーンのセットアップです。竹のカモフラ柄って、かなり個性的ですよね。グリーンは普段あまり着ないので。あっ、この間の防衛戦の衣装はグリーンでしたけど。
中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) シャツ21万7800円、パンツ18万400円、ネックレス10万2300円/すべてヴェルサーチェ(ヴェルサーチェ ジャパン)、シューズは本人私物
▲ シャツ21万7800円、パンツ18万400円、ネックレス10万2300円/すべてヴェルサーチェ(ヴェルサーチェ ジャパン)、シューズは本人私物
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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) シャツ21万7800円、パンツ18万400円、ネックレス10万2300円/すべてヴェルサーチェ(ヴェルサーチェ ジャパン)、シューズは本人私物
── 好きなファッションスタイルってありますか?

中谷 ストリート系です。まぁ、ストリートの本場ロサンゼルスが拠点なので(笑)。ただ、あまりブランドにこだわりはないです。それに、基本的には動きやすさを優先しています。
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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン) ブルゾン72万6000円、ポロシャツ22万円、パンツ(参考色)27万5000円、ベルト9万9000円、靴18万7000円/すべてアミリ(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)
▲ ブルゾン72万6000円、ポロシャツ22万円、パンツ(参考色)27万5000円、ベルト9万9000円、靴18万7000円/すべてアミリ(スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス)
── 中谷選手は防衛戦で勝利を重ねていくなかで、ボクシングを知らない方たちの間でも認知度が高まっていますよね。

中谷 段々と広く知られているなぁと実感しています。僕のことを知ってもらうと同時に、ボクシング自体にも興味をもってもらえたらうれしいです。それに貢献できるなら、いろんな活動をしていきたいと思っています。
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「どんな試合、どんな相手にせよ、そこがゴールじゃない」

── 今回の“戦う”オトコがテーマの撮影では、打ち込むシーンで気合いが入った表情をたくさん撮らせていただきました。でも、こうしてお話するととても物腰が柔らかくて、リング上の中谷選手とはまるで違う方のように感じています。
中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)
中谷 試合の時でも、直前までこんな感じです(笑)。よくどこでスイッチを入れているのかわからないと言われます。あまり気負わず、常に穏やかに、そして寛容でありたいと思っているんです。

── その姿勢は、いつ養われたのですか?
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中谷 ロサンゼルスで武者修行するなかで感じたことなのですが、自分の思い通りになることが何ひとつない厳しい環境では、ひとつのことにいちいち動じていては前に進めないんです。何があっても、まずは受け入れる。今の自分を取り巻く環境を当たり前と思わず、感謝しながら過ごしていきたいと常に思っています。感受性が豊かな10代でロサンゼルスに行ったことが、本当に良かったなと思っています。

── 元々はご両親が礼儀を学ばせるために格闘技を習わせたとか?

中谷 そうですね。両親は地元でお店を営んでおり、本当に多くの方々にご支援をいただいたので、礼儀や感謝の気持ちはすごく大事にしています。試合に勝った時、何よりうれしいのが周りの方たちが喜んでくれることですから。

── リングの上で孤独に戦うボクサーも、その背後ではたくさんの方々がサポートしているんですね。
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中谷 ボクシングは個人競技ですが、僕にとってはチームスポーツなので。
中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)
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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)
── 中谷選手にとって“戦う”オトコとは、どんな男でしょうか?
中谷 ボクシングで言えば、相手との戦いではなく、自分との戦いだと思っています。しっかり練習し、自分の弱点や強みと向き合うことで出る結果。防衛戦を重ねるなかで、よりいっそう、それを意識しています。試合展開が良くない時は、たいてい自分のペースではない時なんです。もちろん、そうなった時の対処法もシミュレーションしていますが。

── ボクシングと言えばとかく闘争心むき出しのイメージが浮かびがちですが、意外と繊細なんですね。
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中谷 ボクシングの技術って、突き詰めると繊細なんです。ハードにヒットさせるのも醍醐味ではありますが、針の穴を通すように的確に当てるためには、極々微妙に角度を調整したりしますから。僕が理想とするファイトスタイルは、パワーではなくバランスが重要だと思っています。

── 先日の防衛戦はリングネームを“ビッグバン”に変更して初の試合でしたが、ご自身のなかでターニングポイントになりましたか?

中谷 いろんな意味でそうだったのかもしれません。ちょうどデビュー10年目、プロ30戦目でしたから。ただ、もう前に向かっていますけどね。次なる試合を想定した練習を始めていますから。

── この先には、ビッグマッチが控えているようですしね。
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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)
中谷 どうなるにせよ、盛り上がる試合にはしたいと思っています。それまでに、いかにいい試合をできるか。ただ、どんな試合、どんな相手にせよ、僕のなかではそこがゴールじゃないですから。あくまでも最終目標はパウンド・フォー・パウンド(※)で1位になること。そのためには、まだまだやらなきゃいけないことがありますよ。
※ 全階級における最優秀選手。通算成績・勝利試合のクオリティなどが採点基準となり、アメリカの有力専門誌『リング』が発表するランキングが有名。
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── まさに、“戦う”オトコであり、戦い続けるオトコですね。ちなみに、計量をクリアした後に食べるモノって決めていたりします?

中谷 ウナギです(笑)。スウィーツも大好きですね。スウィーツには目がなくて、これまで何度もその誘惑に戦いを挑んできたんですが……連戦連敗です(笑)。

── チャンピオンの意外な弱点を見つけてしまいました(笑)。

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中谷潤人(WBC世界バンタム級チャンピオン)

Profile
中谷潤人(なかたに・じゅんと)

1998年1月2日、三重県生まれ。小学生の時にボクシングと出会い、中学2年・3年でU-15大会を連覇。中学卒業後は単身アメリカへ渡り武者修行に。2015年にデビュー戦となるミニマム級4回戦で勝利。翌年、全日本新人王を獲得。2017年には初代日本フライ級ユース王者、2018年に日本フライ級日本王座に。2020年にはWBO世界フライ級王座決定戦で勝利。2度の防衛を経てスーパーフライ級に転向し、2023年にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得。世界2階級制覇を果たす。2023年にはバンタム級に転向。昨年WBC世界バンタム級を制し、世界3階級制覇を達成。2025年2月24日に同級で3回目の防衛を果たしたことにより、今後の動向が最も注目されている。

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※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

ヴェルサーチェ ジャパン www.versace.jp
ケンゾーパリ ジャパン︎ 03-5410-7153
スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス 0120-106-067
バーバリー・ジャパン 0066-33-812819

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