2024.11.21
笠松 将が着る、“プレイボーイ”なオトコのスタイル PART１
時代のエッジを凝縮させたモードスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがつまっています。そんなモードのポテンシャルを、著名人が華麗に披露するこの連載。第10回目のゲストは、チャレンジングな作品を求め、国内だけでなく海外にも進出する俳優・笠松 将さんです。
- CREDIT :
主演／笠松 将 共演／香川沙耶 写真／HIRO KIMURA（W） スタイリスト／久保コウヘイ ヘアメイク／MIZUHO（笠松）、古川 純（香川） 文／安岡将文 撮影協力／Room312、ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー 編集／石井 洋、吉田奈緒子（ともにWeb LEON）
時代をリードし続けるメゾンブランドの極上ウエアを大人がどう纏い、どう楽しむべきかをレクチャーする連載、名付けて「大人なモードの遊び方」。毎回お迎えする豪華ゲストの着こなしを濃厚にお届けします！
大人なモードの遊び方 第10回 主演 ： 笠松 将
“プレイボーイ”なオトコ PART１【艶レザー編】
なにかと口うるさいヒトが多い今の時代、プレイボーイという称号は、もはや不名誉なのかも知れません。しかし、そんな世の流れに迎合するなら、そもそもプレイボーイと名乗る資格なし！ そう、世の常識や良識に逆らってこそプレイボーイですから。それはまるで、孤高の作家のごとく……。
誰になんと言われようと、信じた道をひとり歩き続ける。そんな孤独を恐れずに突き進む大人のオトコは、いつの時代もモテるんです。強気に信念を貫く反面、ふとした瞬間に見せる憂いを帯びた横顔に、女性は夢中になるもの。
誰になんと言われようと、信じた道をひとり歩き続ける。そんな孤独を恐れずに突き進む大人のオトコは、いつの時代もモテるんです。強気に信念を貫く反面、ふとした瞬間に見せる憂いを帯びた横顔に、女性は夢中になるもの。
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そんな大人のオトコの片鱗を覗かせているのが、俳優・笠松 将さん。今回は、孤独を愛する作家から滲み出るプレイボーイを演じます。
“パート1”は、プレイボーイの色気をいっそう際立たせるレザーがテーマ。一体、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。
“パート1”は、プレイボーイの色気をいっそう際立たせるレザーがテーマ。一体、どんな表情を見せてくれるのでしょうか。
◾︎ Berluti（ベルルッティ）
オトコらしさとはすなわち、強さと弱さの共存
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▲ ブルゾン126万5000円、シャツ14万8500円、パンツ14万8500円、ベルト8万9100円、靴47万7400円、サングラス8万9650円／すべてベルルッティ（ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
筆が進まず、夜の酒場へ。産みの苦しさから逃げるように、小さなお店がひしめく路地裏へ迷い込む。作品作りに苦悩しつつ酒場の灯火に抗えない作家の姿から、プレイボーイの色気と妖艶さを匂い立たせます。
繊細な毛並みを披露するムートンながら、表側のスエードにエンボス加工によってまるでコーデュロイのような畝を再現したジャケットは、そんな孤独なプレイボーイを優しく包み込んでくれるのです。
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コーデュロイ・エフェクトを施したムートンジャケットから覗くのは、光沢感のあるコットン×シルクシャツ。あしらわれたスクリットが、その色気をさらに際立たせます。
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ランチジャケットの意匠を取り入れたムートンがオトコらしさを示す一方で、シャツにおいてはむしろフェミニンな繊細さを。テーラリングやワークウエアといったメンズ定番の装いに、品と色気を滲ませた今季のベルルッティは、強さのなかにも弱さを滲ませて女性を虜にするプレイボーイのイメージそのものです。
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誰とも群れずにひとり、作品と向き合う作家。それは彼の、いわば美学であり美意識。そんなオトコを、女性が放っておくはずがありません。
都会の路地裏を彷徨うその足元でさりげなく存在感を示す、パティーヌとスクリットをあしらったブーツ。そして、テーパードを効かせた黒のスラックスとも相まって、孤独なオトコの色気を後押し。冷めた顔をして足早に帰路に着く姿は、それこそが実に物語的です。
都会の路地裏を彷徨うその足元でさりげなく存在感を示す、パティーヌとスクリットをあしらったブーツ。そして、テーパードを効かせた黒のスラックスとも相まって、孤独なオトコの色気を後押し。冷めた顔をして足早に帰路に着く姿は、それこそが実に物語的です。
◾︎ Fendi（フェンディ）
優しさと安心感のなかにこそ潜む、色気と哀愁
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見た瞬間に、つい触れたくなる。女性にそう思わせることができるアウターは、いわばプレイボーイの戦闘服。ミリタリーが出自のピーコートをムートンによって表現したフェンディの一着は、まさしくそれにあたります。
ミリタリーのムートンといえば、フライトジャケットのB-3が有名。そう聞けば、ピーコートでの採用は無骨な印象になるはず。しかし、いざ袖を通したその姿は、無骨さなど微塵もなく、むしろ女性を包み込むあたたかさと優しさが漂います。
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▲ ［笠松さん］ コート141万7900円(予定価格)、シャツ5万2000円、パンツ17万9300円(予定価格)、ネックレス13万2000円、リング(太)6万3800円、リング(細)4万700円／すべてフェンディ(フェンディ ジャパン) ［香川さん］ ワンピース83万500円(予定価格)、ブーツ32万7800円、ピアス10万100円(予定価格)、ブレスレット18万400円(予定価格)／すべてフェンディ（フェンディ ジャパン)
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ほっこりとしたその質感に、女性はきっと安心感を抱くはず。ただし、それだけで終わらないのがムートンの魅力。ブラックのシャツにワイドデニムを合わせた装いとなら、それとは真逆の危険な香りを漂わせるのです。
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作家の創造性は夜の街でこそ花開き、いつしかバーで出会った女性と現実からの逃避行に。
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朝、目覚めたら、彼女はもういない。一夜の夢だからこそ、その瞬間が輝いて見える。プレイボーイの刹那な夜は、ゆえに情緒に溢れるというもの。
柔らかなムートンから漂う彼女の残り香に浸りながら、再びワイドブラックのデニムパンツに脚を通す時、デニムの裏にはFFロゴが。その存在に彼女は気づいただろうか？ 孤高の作家はそんなことを考えながら、ゆったりとオーバーサイズのムートンを羽織り、再び筆を走らせるために帰路に着くのでした。
柔らかなムートンから漂う彼女の残り香に浸りながら、再びワイドブラックのデニムパンツに脚を通す時、デニムの裏にはFFロゴが。その存在に彼女は気づいただろうか？ 孤高の作家はそんなことを考えながら、ゆったりとオーバーサイズのムートンを羽織り、再び筆を走らせるために帰路に着くのでした。
Profile
笠松 将（かさまつ・しょう）
1992年、愛知県生まれ。高校生の時にスカウトされ、アルバイトを続けながら映画のエキストラに参加。下積み時代を経て、2019年には連続ドラマや映画出演本数における20代男性俳優1位に輝くまでに。2020年には映画『花と雨』で長編映画初主演を果たす。
ドラマ「君と世界が終わる日に」、Netflix「全裸監督2」といった話題作に続々と出演する中、巨匠マイケル・マンが監督を務める全編オール日本ロケによる超大作ドラマシリーズ「TOKYO VICE」に出演し、日本だけでなく海外からも注目を集める。
2022年にはハリウッドを代表するエージェンシーと契約を結び、また2023年に個人事務所を設立し、本格的に海外へも進出する。
オフィシャルウェブサイトはコチラ
※掲載商品はすべて税込み価格です
■ お問い合わせ
フェンディ ジャパン 0120-001-829
ベルルッティ・インフォメーション・デスク 0120-961-859
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