2021.05.23
大人なら知ってて当然!? ミリタリーの超定番ヴィンテージM51とM65の見分け方
一点取り入れることで、男前な重厚感が匂いたつヴィンテージアイテム。これからの軽装の季節には、そんなアイテムで着こなしにコク足し、したいもの。そこでオススメなのが薄手ゆえに使いやすく男前な存在感を放つモッズコートです。その代表格、ヴィンテージのM51とM65を完全解説いたします!
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写真/高橋敬大(TABLE ROCK) 文/長谷川 剛(TRS) 取材協力/ベルベルジン(http://webstore.berberjin.com)
軽やかに羽織れる「男前」なモッズコートに注目!
歴史的には1960年代の英国においてサープラスグッズが大量に広まり、当時モッズ(モダニスト)と呼ばれたストリートな若者がこぞって羽織ったことから、ファッションアイテムとして地位を確立していった一着です。
正式には「パーカ シェルコート」と呼ばれるアメリカ軍の軍用アウターであり、フードと燕尾にも似た先割れのフィッシュテールが大きなポイント。このフィッシュテールを持つミリタリーコートの系譜にはM48、M51に加えM65の3種が存在します。
◆ M51
モッズに愛されたミリタリーパーカの金字塔
後年型のM65との大きな違いはフードにあり。M51はフードの取り外しができないリジッドタイプです。また、エポレット付きのディテールもM51ならでは。その他モッズコートは、着脱可能なライナーを持つところも特徴です。
ちなみに映画『さらば青春の光』にて主人公のジミー・クーパーが着こなしたモッズコートの装いは象徴的。ややルーズフィットのチョイスが当時の雰囲気を感じさせます。
◆ M65
いまでも実用性はばっちり。モダンに進化したM65
M65に付属する化繊のキルティングライナーは実用性も高いので、付属したコンプリートモデルを入手しておけば、冬のアウターとしても余裕で使えます。ただ、コンプリートものはいまかなり品薄になっているので、見つけたら即買いをオススメいたします。