春夏はローテクが本命!? 大人の新定番スニーカー４選

ひとくちにスニーカーといっても、そのテイストはさまざま。大人の定番といえば真っ白なレザーのローカットモデルですが、これからの季節を見据えるなら、軽快にしてヌケ感とレトロ感を漂わせるモノトーンアッパーのコート系やデッキ系がベストチョイスだといえます。主張控えめなのにラフな色落ちデニムから美脚スラックス、昨今外せないワイドパンツにまで合わせやすく、街でも海でも似合うのは間違いありません。

なかでも今買うなら、レトロな見た目はそのままに、素材使いや履き心地をモディファイさせた、老舗の進化版定番モデルが大オススメ。そんな”温故知新”を体現したローテクスニーカーをピックアップしました。

デッキ系スニーカーを語るなら、ヴァンズのオーセンティックは外せません。その最新バージョンともいえる「オーセンティック サーフ」は、通常と逆向きに施されたステッチにより、かかとを踏んでも履ける楽ちん仕様。軽量アウトソールが搭載されたことで驚くほどの軽さを実現。着脱可能なカップインソールにより、高いクッション性と素足で履ける気負いの無さを実現しました。

“旅とコンバース”をテーマに、防水透湿素材のゴアテックス®ファブリックスを用いた「ジャックパーセル ゴアテックス®」。インソールには反発性の高いリアクトを採用。ヒールにゴアテックス®のタグがあしらわれるだけで、外観は既存のジャックパーセルと大差無くも機能性は俄然向上しているあたりのさりげなさが心憎い。写真の白他、黒の2色展開。

イタリア代表は、1911年に創業した100年ブランド、スペルガ。そのアイコンスニーカー「2750」の持ち味は全20色を超えるカラーバリエーションで、黒でも写真のホワイトミッドソール他、フルブラック、ハトメやピスネームまで真っ黒なトータルブラックなど5パターンも存在するから嬉しくも悩ましい限りです。ヴァルカナイズド製法で圧着されたピレリ社傘下ならではのスーパーゴムによるクレープソールはグリップ力も上々。ミラノの石畳をものともしないほどのクッション性を誇ります。

一方、フランス生まれのコート系レトロ顔スニーカーといえば、そもそもはテニスシューズとして開発されたスプリングコートのコート系スニーカー「G2クラシック」が有名です。最大の特徴はソールに設けられた4つの通気孔。着地のたびに靴内の空気が循環するため、蒸れを解消してくれます。クッション性と消臭効果の高い着脱可能なカップインソールによる、疲れ知らずな履き心地も白眉。比較的横幅が広めゆえ、扁平足がちな日本人にもうってつけでしょう。

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