2018.06.19
カタチで印象が全然変わる!? サングラスの大人な使い分け術とは?
陽光が日増しに強くなるこれからの季節の必需品であり、夏のお洒落のキーアイテムでもあるサングラス。なかでもこの夏押さえたいのが、定番であり、近年のトレンドでもある3大クラシックシェイプ。グラサン上手なお洒落上級者をお手本に、今夏はサングラスで印象を変えてみてはいかが?
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写真/蜂谷哲実(hachiya studio) スタイリング/稲田一生 文/竹石安宏 編集/長谷川茂雄
ウェリントン、ラウンド、ボストンを使い分けてこそ大人
どれも定番ゆえ誰もが活用しやすいですが、それぞれの特徴と効能を熟知し、スタイルやシチュエーションによって使い分けてこそ、洒脱に抜きん出れるってもの。それはミュージシャンやアーティスト、ムービースター、さらにはイタリアの伊達男たちの見事なサングラス姿を見ても明らかなんですね。
てなわけで、彼らが伊達にこなすクラシックサングラスを参考に、それぞれのシェイプがもたらす効能と着用術を検証してみましょう。夏の最重要小物であるサングラスを制する者は、モテるサマースタイルを制するといっても過言ではないのですよ。
1. ウェリントン型で無骨さとクールさをプラス
シェイプが直線的なものから曲線的なものまでありますが、総じて言えるのが男らしくてクールな印象があること。ちょい不良っぽいところがありながらも、どこか知的さを感じさせるのもウェリントンならではです。
1950〜60年代に大流行し、ビートニクやヌーヴェルヴァーグ、ポップアートといった当時の新しいカルチャーの担い手たちが挙って愛用しました。そのひとりがプロテストソングの旗手として、社会に反旗を翻したボブ・ディランだったんですね。いわゆる“黒眼鏡”の典型である、斜に構えたニヒルで骨っぽい男を演出する永遠の定番サングラスです。
[ボブ・ディラン]
細身のブラックスーツに黒セルのウェリントンがトレードマークだった当時のディラン。含蓄に富む文学的な歌詞により、混迷する時代に示唆を与えた知的なクールさは、そんなスタイルによって印象付けられたってわけです。
いまの主流はボリュームのあるセル仕様
イタリア男のサングラス活用術をチェック![ウェリントン編]
エレガントな白ジャケ&白ポロに、あえて骨太なウェリントンを加えることでバランスよくまとまってます。よく見ると腕時計も男っぽいスポーツウォッチであり、計算されてますな。
短丈の足元やバンドカラーシャツでリラックス感を意識した、ネイビーチェックスーツのこなし。ユルくなりすぎないよう、ウェリントンの男らしい存在感が凛々しく引き締めてます。
タイドアップにカモフラジャケット、上品バッグというミックススタイル。目元をウェリントンで締め、色数を絞ることで男らしくまとまっているんですね。さすがの合わせ技です。
軍ショーツにサンダルの脱力ボトムスに対し、トップスは紺ジャケ&白シャツで上品。さらに目元はクールなウェリントンでも、髪型はビシッとオールバック。対極的なミックス技が見事です。
エレガントな白ジャケ&白ポロに、あえて骨太なウェリントンを加えることでバランスよくまとまってます。よく見ると腕時計も男っぽいスポーツウォッチであり、計算されてますな。
短丈の足元やバンドカラーシャツでリラックス感を意識した、ネイビーチェックスーツのこなし。ユルくなりすぎないよう、ウェリントンの男らしい存在感が凛々しく引き締めてます。
タイドアップにカモフラジャケット、上品バッグというミックススタイル。目元をウェリントンで締め、色数を絞ることで男らしくまとまっているんですね。さすがの合わせ技です。
軍ショーツにサンダルの脱力ボトムスに対し、トップスは紺ジャケ&白シャツで上品。さらに目元はクールなウェリントンでも、髪型はビシッとオールバック。対極的なミックス技が見事です。
2. キャラ立ちとやわらかな印象をもたらすラウンド型
つまり近づきがたい雰囲気を和らげ、柔らかで親しみやすいキャラを掛けるだけでつくれるってわけ。そんなラウンドサングラスで忘れられないのが、名作映画『レオン』で凄腕の殺し屋ながらもどこかユーモラスな一面をもつ主人公を演じたジャン・レノです。
さらにどこかモードで近未来的、ミステリアスなイメージがあるのもラウンドならでは。とにかく相手の印象に残りたいときのキャラ立ちに、ラウンドサングラスはうってつけなのですよ。
[ジャン・レノ]
彼は劇中だけでなく、プライベートでもラウンドサングラスを愛用。厳つい大男でもその実チャーミングで親しみやすい、ジャン・レノのキャラを代弁するトレードマークともなっています。
メタルとセルでキャラ立ち具合も変わる
イタリア男のサングラス活用術をチェック![ラウンド編]
スキンヘッドにメタルのラウンドサングラスという、キャラ立ちまくりな御仁。シンプルな着こなしも、こんなミステリアスな雰囲気を醸し出せば印象に残ること間違いなしですな。
我らがジローラモもラウンドサングラスを愛用。茶ジャケ×黒Vネックの男らしくも艶っぽいコーディネートですが、ラウンドサングラスを加えることでお茶目な印象が加わってます。
シックなカーキのコットンスーツも、ブラウンセルのラウンドサングラスとシャンブレーシャツで一気に個性的な雰囲気に。ちなみにヒゲとの相性がいいのもラウンドの特徴です。
腕のタトゥーが目を引きますが、ラウンドサングラスを掛けるだけでどこか親しみやすいチャーミングな印象になるから不思議。少年っぽいお茶目なキャスケットも効いてますな。
スキンヘッドにメタルのラウンドサングラスという、キャラ立ちまくりな御仁。シンプルな着こなしも、こんなミステリアスな雰囲気を醸し出せば印象に残ること間違いなしですな。
我らがジローラモもラウンドサングラスを愛用。茶ジャケ×黒Vネックの男らしくも艶っぽいコーディネートですが、ラウンドサングラスを加えることでお茶目な印象が加わってます。
シックなカーキのコットンスーツも、ブラウンセルのラウンドサングラスとシャンブレーシャツで一気に個性的な雰囲気に。ちなみにヒゲとの相性がいいのもラウンドの特徴です。
腕のタトゥーが目を引きますが、ラウンドサングラスを掛けるだけでどこか親しみやすいチャーミングな印象になるから不思議。少年っぽいお茶目なキャスケットも効いてますな。
3. ボストン型は知的で都会的な表情を演出
印象的にも中庸で、柔らかい柔和さと知的で都会的な雰囲気を併せもち、しかもクセがなくて掛けやすいのが利点。ゆえに昔から多くのファッションアイコンや文化人によって愛用されましたが、そのひとりがポップアートの帝王アンディ・ウォーホルだったんです。
アクの強いクラシックサングラスはどうも苦手、なんて方も、ボストンならコーディネートやシーンも選ばず、サラリと掛けこなせるはずですので、ぜひ一度お試しくださいな。
[アンディ・ウォーホル]
ウォーホルの物腰が柔らかいナードさと、文化人らしいインテリジェンス溢れるスノッブな雰囲気は、まさにボストンシェイプの印象そのもの。男らしさ一辺倒になりがちなサングラス選びにあって、そんなウォーホルのボストン活用術は大いに参考になるかと。
遊び心を加えるなら色つきレンズやコンビタイプ
イタリア男のサングラス活用術をチェック![ボストン編]
ダブル紺ジャケ&白パンという上品な王道スタイルにボストンが知的な柔和さをプラス。ライトブラウンのフレームカラーでさり気なく遊び心も感じさせるところが実にお上手です。
迷彩ジャケにキャラTシャツというラフな装いも、ボストンサングラスの知的な大人っぽさでバランスのいい雰囲気に。濃いめのトップスに対し、白パン&白スニのあっさり感もポイント。
クラシックなサスペンダー使いに、ボストンサングラスが好相性。スーツの都会的なエレガンスを引き立ててます。淡いフレームカラーとタイの色目を合わせているのもさすがのひと言。
カモフラアウターに色落ちデニムを合わせた男臭いスタイル。これにウェリントンだとトゥーマッチですが、細身で知的な雰囲気の漂うボストンサングラスならいい塩梅というわけです。
ダブル紺ジャケ&白パンという上品な王道スタイルにボストンが知的な柔和さをプラス。ライトブラウンのフレームカラーでさり気なく遊び心も感じさせるところが実にお上手です。
迷彩ジャケにキャラTシャツというラフな装いも、ボストンサングラスの知的な大人っぽさでバランスのいい雰囲気に。濃いめのトップスに対し、白パン&白スニのあっさり感もポイント。
クラシックなサスペンダー使いに、ボストンサングラスが好相性。スーツの都会的なエレガンスを引き立ててます。淡いフレームカラーとタイの色目を合わせているのもさすがのひと言。
カモフラアウターに色落ちデニムを合わせた男臭いスタイル。これにウェリントンだとトゥーマッチですが、細身で知的な雰囲気の漂うボストンサングラスならいい塩梅というわけです。
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