白シャツが地味だと思ったら、使える3つのテク

白シャツは男のワードローブに不可欠アイテムであり、大人なら誰もが必ずもっている定番中の定番です。でも、そんなベーシックかつシンプルなものだからこそ、一枚でいまどきにキメるのはなかなか難しいとお考えの方も多いことでしょう。

そこで参考になるのがイタリアのお洒落な男たちです。正直、彼らの白シャツ姿はめちゃめちゃ格好いい。そして、格好良く見える理由はズバリ、ちょっとしたプラスαのテクニックをもっているからです。しかもですよ、それらはとっても簡単で、特別なアイテムや複雑な合わせも必要としません。つまりは、ただ知ってさえいればいいのです。

ということで、ここでは夏に使える3つのテクニックをご紹介いたします。この3つを覚えておくだけで、お手持ちの白シャツがあっという間に夏スタイルの主役になりますよ！

一発目のテクニックはニットの腰巻きです。お洒落な男にとってニットは夏でも必需品です。ですが、夏のニットは着ない、が基本。そう、それは巻くためにあるのです。なかでも白シャツに合わせる場合は腰巻きが王道。腰巻きなら夏のシャツスタイルに肝要な胸元の開放感はキープしたまま、シンプルな白シャツ姿にアクセントを添えることができるのです。

さらに、ちょっと気になるお腹周りも上手にカモフラージュしてくれる。まさに大人にうれしい小ワザというわけです。やり方は、ご覧のとおりただ巻くだけ。よりお洒落に見せるポイントは、白シャツを主役に全身をモノトーンでまとめること。といっても、黒やグレーのハイゲージニットはきっとすでにお持ちでしょうから、なんなら今日から実践できる、ということですね。

続いては白シャツにジレ（ベスト）を合わせるというテクニックです。ここで最も大切なのは、きっちり着ないということ。白シャツ×ジレという組み合わせと聞くと、どうしてもボタンを留めてドレスな装いを連想しがちですが、それでは夏らしいこなれた感じが出せません。

なので、あえて白シャツをタックアウトで着て、ジレのフロントも全開でさらっと羽織るだけにするのです。そうすると、こちらの方のような絶妙なヌケ感を演出できるという寸法。ま、要はライトなジレを夏ジャケ代わりに羽織るのですよ。それにしても、どうです？ この雰囲気。とっても格好良くないですか。大人のシブ味を夏に醸し出せる即効性あるテクニックとして、ぜひとも真似してくださいませ。

最後はストールです。こちらもポイントは上のふたつ同様、夏の開放感を奪うことなく、白シャツ一枚のもの足りなさをカバーするというところ。なので、比較的軽いものを選びます。ですが、バンダナサイズの小さな一枚をキュッと結ぶと、むしろキメキメに見えてしまいますので、軽やかなリネンやコットン素材を用いた“菱形”ストールがオススメです。

それをこの方のように一回だけさらっと巻く。これなら、ヒラッとした軽やかな雰囲気となりますので、キメキメに見える心配はありません。そして、夏の開放感と大人っぽいエレガントさを同時に手に入れることができるのです。ストールの色は、白シャツにメリハリを与えてくれる黒が鉄板。サラリでユルリな巻き物使いがモダンでクールにキマりますよ。

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