町田啓太が着る、秋のイロオトコなスタイル PART02

大人のファッションは、ついつい無彩色になりがち。クラシックなルールももちろん大事だけど、やっぱりファッションは楽しんでナンボ。モテる大人は守りに入らず、常に「攻め」の姿勢でいたいものです。
そんな「攻め」のスタイルをお手軽に、かつ効果抜群に取り入れるなら色と柄で遊ぶのが最適かと。
今シーズンは図らずもメゾンのコレクションに色と柄が大豊作なんです。
というわけで、攻めの大人モードをいま最注目の俳優町田啓太さんに艶っぽく着こなしていただきます。題して、「イロオトコは刺激的」。
二回目となる今回は、ボッテガ・ヴェネタの刺激的なカラーリングとストリートエッセンスのフュージョンから、渋味溢れる柄使いによるジョルジオ アルマーニのモダンなダンディズムと、メリハリあるモードスタイルが見どころです！

クールなブラックの着こなしは、モードなスタイルのど定番です。
今季のボッテガ・ヴェネタは、イメージでいえば、その対極ともいえる鮮やかなグリーンを取り入れ話題。それはさながら、都会の中で感じるネイチャーのようであり、どこかコンテンポラリーな佇まいなんです。
今回ピックアップしたセットアップは、ストリート的なやんちゃさを感じる逸品。
ですが、素材や仕立てはラグジュアリー。その相反しながらも均衡を保った中から生まれる、いままでにない雰囲気は、大人にしか着こなせない艶があるんですね。
さらにグリーンに染め上げたムートンアウターを羽織れば、より一層刺激的なスタイルに。
こんな刺激的なグリーンをまとって都会を遊ぶ、な〜んてのがイマドキの大人では？ と思う次第。

大人の装いとして最も完成されているのが、LEONのアイデンティの基本にもあるクラシックスタイルです。
それは王道としてとっても大事なんですが、ときにはちょっとした遊び心を加えてクラシックを半歩ずらしてみる、なんてことができるのもモードの醍醐味。
そこで、注目したいのがこんな幾何学的な変則ブロックパターンのモヘア混セーター。
ちょっとレトロな雰囲気もありつつ、そのパターンは非常にモダン。
クラシックテイストをベースに、モードのマジックをさり気なく効かせた折衷コレクションで話題となっている今季のジョルジオ アルマーニを象徴する逸品なんです。
そんなニットをさらりとまとえば、ちょっとカントリー風のショールカラーのジャケットに、ハットでキメた着こなしも、どこか優しげで、とっても刺激的になるんですね。

今回の撮影でファッションモデルとして、高いポテンシャルを見せてくれた俳優の町田啓太さん。見る人に刺激を与える存在であり続けるためには、自分も常に刺激を受ける必要があると語ります。
「何かの役を演じるということが、すでに刺激的だと思っています。だから今回のファッションモデル役でも当然多くの刺激をいただきました。時代の先端を行くメゾンブランドのアイテムは、どれもアート作品のような素晴らしいデザイン。しかもそれを直接身につけられるということで、かなり強い刺激を受けました。どういった考えからこのようなルックスに至るのか、ストーリーを知りたくなりますね」
モードブランドも毎シーズン、ファンを惹きつけるべく新しいデザインにトライしています。町田さんは現在、何か挑戦をしていることなどありますか？
「現状に甘んじることなくトライし続けることが、刺激的な役者の条件であり、御誌が追求するような“カッコ良い大人”に繋がっていくように思います。他の役者さんもそうですが、基本的に俳優という仕事は、何か役など決まったポストやパッケージを用意してもらって動くもの。そういった仕事とは別に、企画の段階から自分でアイディアを出して、表現・発信する活動にも挑戦していきたいと思っています」