2018.08.23
いま、知らないとマズいブランドはオフ-ホワイト™とナニ?
ヴァージル・アブローが「ルイ・ヴィトン」のメンズ アーティスティック ディレクターに就任するなど、ラグジュアリーとストリートが密接になった昨今。勢いのあるブランドも、そんなシーンを捉えたブランドが多く目につきます。
- CREDIT :
写真/島本一男(BAARL) スタイリング/稲田一生 文/安岡将文
カニエ・ウェストといえば、ヒップホップMCでありプロデューサーでもありますが、ヒップホップといえばグッチが今季ハーレムの伝説ダッパー・ダンとのコラボコレーションを始動しました。つまりアメリカでは、80年代からすでにラグジュアリーとストリートは距離を縮めてきた素地があるんです。
しかし、いかに旬とはいえ、なかなか飛ばしたデザインがアメリカブランドには多いのも事実。あくまで大人な、という視点で取り入れるなら、トータルじゃなく一点使いがオススメです。
◆ オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™
ラグジュアリー×ストリートの最前線はここ!
大学では建築を専攻していたヴァージル・アブローは、2016年にオープンした日本の直営店の店舗デザインを手がけたことでも有名。イタリアのミラノを拠点に、自身のブランドとともに「ルイ・ヴィトン」でも2019年の春夏コレクションからメンズのアーティスティック・ディレクターに就任しています。今シーズンは、ストリート世代が着る未来のビジネスカジュアルを提案しています。
◆ オークリー by サミュエル ロス
ヴァージルの腹心が手がける、ハイスペックストリート
同コレクションでは、アイウエアはもちろん、ウエアやバッグ、アクセサリーまでトータルで展開。ハイスペックなスポーツサングラスでおなじみのオークリーとのコラボらしく、先進的な素材やディテール使いを披露しています。そのなかに、サミュエル・ロスらしい大胆なプリント使いなど、ストリート要素をしっかりと注入しています。
◆ アレキサンダー ワン
東海岸らしい洗練ストリートを楽しむならここ
当初はレディースとしてスタートするも、2011年にはメンズもスタート。デイリーウエアであること、すなわちストリートを基軸にしながらも、拠点をニューヨークに置くブランドらしい洗練さと、時に大胆なアプローチによって、都会的なリアルクロージングを提案しています。
今シーズンリリースされたスウェットでは、クレジットカードに着想を得たナンバリングを。2017年からスタートしたアディダスとのコラボコレクションでも、リジェクト品をモチーフにしています。
◆ アミリ
アメリカっぽさを踏襲した、新しいアメカジストリート
モードやラグジュアリー要素を取り入れたストリートスタイルは、スウェットやネルシャツといった普遍的なアメカジアイテムにハイクラスな印象を与え格上げしました。とはいえ、そのアプローチはあくまでアメリカ的。ハードな色落ちやダメージ加工も頻出しています。
今回ご紹介するパーカーでは、スウェットとメッシュのフェイクレイヤードデザインを、ダメージ加工したストレッチスキニーデニムではサイドラインのプリントなど、定番のアメカジアイテムに一手を加え、独自のデザインに昇華しています。
◆ パーム・エンジェエルス
アメカジ好きなイタリア人って、結構多いんです
ジャージーパンツやシャワーサンダルなど、いわゆるスケーターアイテムが中心となるコレクションを披露しており、そのデザインにはアメリカの西海岸的要素が満載です。しかし、ブランド自体は実はイタリア発ですけどね。
一方で、「モンクレール」のアートディレクターを務めるなど、ラグジュアリーな感性も備えているフランチェスコ。ラグジュアリー×ストリートシーンにおける、重要人物のひとりとして名が挙げられています。
◆ ヘロン・プレストン
アメリカらしさを、直球かつ変化球で表現
3シーズン目となる今季は、セレブリティにフォーカスを当て、グラフィックやエンブロイダリーを駆使。ワークとラグジュアリーという異色の組み合わせが見どころです。また、ヘロンの長年の夢だったというNASAとのコラボが実現。NASA60周年という記念し、かつて使われていたロゴを復活させています。
■ お問い合わせ
アディダスグループお客様窓口 0570-033-033
イーストランド 03-6712−6777
エストネーション 03−5159−7800
ディプトリクス 03-5464−8736
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