2022.02.12
安藤政信が着る、大人のスタイルは…… PART02
時代のエッジを凝縮させたモードなスタイルには、大人の色気とエレガンス、そしてファッションの楽しみがたっぷりつまっています。そんなモードスタイルを、著名人の方に着こなしていただく連載。第2回目のゲストは、いま話題のNetflixドラマ『金魚妻』にも出演する名優・安藤政信さんです。
- CREDIT :
主演/安藤政信 写真/柿本ケンサク スタイリスト/石川英治 ヘアメイク/竹井温 文/井上真規子
第2回目はいま多くの俳優からリスペクトされている、俳優・安藤政信さんです
大人の光と陰 PART02
大人には、そんなメリハリのあるスタイルも必要じゃないかと LEON.JPは思う次第。
そこで今回は「光と陰」をテーマに、オトコとしての“美しさ”と、そこはかとない“憂い”を兼ね備えた、光と陰を操る名優・安藤政信さんに大人のモードをまとっていただきました。
撮影は、安藤さんと深い親交をもち、映像作家・演出家など幅広い活躍で注目を集めるアーティスト・柿本ケンサクさんが担当。
2回目となる今回は、ブルネロ クチネリの上品でアクティブな大人スタイルと
ロロ・ピアーナの光と影を忍ばせた上質コーディネートを纏っていただきました!
BRUNELLO CUCINELLI
艶っぽグレーグラデーション
そんなブランドのフィロソフィを象徴するもののひとつが、本拠地ウンブリア州の自然からインスパイアされた上品かつ柔らかな印象を放つグレイッシュなカラーグラデーションスタイルです。
今季も、その美しい色調と上質な素材でつけた陰影に、アウトドア要素も加え、大人のエレガンスとアクティブさをさらりと同居させているんです。
特に注目したいのは、超軽量のピュアコットン素材を採用したダウンベスト。
高品質のグースダウン&フェザーを20g使用し、今から春先まで活用できる便利な一着でもあるんです。
そこに、ダブルフェースのスエードシャツジャケットや、柔らかな上質コットン素材のスウェットといった、オトコの定番をリッチに昇華させたアイテムが、グレーグラデーションに上品な色気を添えてくれるという塩梅。
こんな着こなしが、酸いも甘いも噛み分けてきた大人のオトコの魅力を引き出してくれるのでは? と思う次第。
Loro Piana
最高峰のライト&シェード
一見ベーシックなブルゾンは、表面に防水&防風加工を施したマイクロファイバー素材を、裏面にはリッチなカシミア素材を100%使用した、リバーシブル仕様の一着。そこに、陽にあたるとリッチに煌めき、陰に入ればしっとり艶やかな美しさを放つ最高級のリネンシャツをイン。
シンプルな中に、さり気なく光と影を忍ばせたコントラストあるアイテムを纏うことで、大人の色気を最高に引き出すライト&シェードなスタイルの完成とあいなります。
その効果のほどは、写真を見ていただければお分かりになるかと。
interview
安藤政信×柿本ケンサク インタビュー
PART2では、お互いをクリエイターとしてどう感じているか、について語っていただきました。
── 自身のクリエイティブについて柿本さんに相談することが多かったそうですね?
「フォトグラファーとして初めて企画展に参加した時もアドバイスをもらったし、去年短編映画で初めて監督に挑戦した時も、揃えた素材をフィニッシュまでどう持っていくか相談しました。
ケンサクは、お願いしたらどんな時も必ず助けてくれる誠実な人。
感性やセンスだけじゃなく、人としてもめちゃくちゃ信頼してますね」(安藤)
── 柿本さんは、そんな安藤さんの感性を大切にしたいといつも仰っていますね。
「安藤くんの感性は独特で、セオリーが通用しないんです。
安藤くんの写真を初めて見た時も、僕には絶対撮れないと思いました。
僕はエンタテインメントにどっぷり浸かってる人間だから、商品をどう見せるかとか、行儀よくしなくちゃいけないとかばっかりで、感性が知らない間に研磨されてて。
安藤くんのそういう世界観って、世界の名だたる巨匠たちとの経験で積み上げてきた唯一のもので、僕たちのセオリーで理解しようとしたら潰れてしまう。
それは絶対ダメだなって。
そういう感性ってすごく面白いものだし、大切にしたいですね」(柿本)
── 最後にPART2の撮影の感想を教えてください!
「緑のムードがめちゃくちゃ好きでした。
人物とか服にあたる光がよかったし、背景に当たる光や屈折もすごく美しかったですね」(安藤)
安藤政信/俳優
1975年生まれ。1996年、映画『キッズ・リータン』(北野武監督)で主演を務めデビュー。高い演技力が評価され、多数の映画賞を受賞し話題に。以来、『イノセントワールド』(1988)、『サトラレ』(2001)など、数多くの映画やドラマに出演。最近では「ミラーライアーフィルムズ」で初めての監督に挑戦し、『さくら、』を公開した。フォトグラファーとしても活躍中。
柿本ケンサク/映像作家、写真家
多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。同年LINE NEWS「VISION」ドラマが配信。映画「恋する寄生虫」が11月より全国公開。現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。国際美術展、水の波紋2021に選出される。
◾️ お問い合わせ
ブルネロ クチネリ ジャパン株式会社 03-5276-8300
ロロ・ピアーナ ジャパン 03-5579-5182