2023.03.25
味噌、醤油、豚骨ラーメンどこが美味いのか? 探訪記3選
日本初の料理評論家として活躍する、あの山本益博さんが70歳を超えてラーメンの虜になったとか。一流の舌で選び抜いたラーメン店は果たしてどこ⁉
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文・編集/青転青(あおうたたあお)
あの美食家が太鼓判を押すラーメン店って?
「マスヒロさんってラーメン食べんの?」と少々意外ではあるものの、世界で一級の料理を食べ歩いた確かな舌と味覚で嗅ぎつけ、選び抜いたラーメンは確かにハズレなし! 美食家がおすみつきのラーメン、本当に美味いのはココですぞ!
「三ん寅」「大島」「東京味噌らーめん 鶉」「麵屋悠」「トイ・ボックス」「味の三平」「八乃木(はちのき)」
味噌ラーメン、本当に美味いのはどこだ?
ほとんどの店が鍋に挽肉ともやしと玉ねぎを入れてラードで炒め、そこへスープを加えて、味をなじませ、整える。そうして鍋に具を残したまま、味噌ダレが入った丼へスープを流し入れる。ゆであがった黄色い麺を丼へ入れ、それから、お玉で鍋から丼へ具を盛っていき、一丁上がり! 見ていてもとても楽しく、ますますお腹が空いていった……(中略)70歳を超えて、またまた「ラーメン」の虜になった私は、今回改めて「味噌ラーメン」を食べ歩き、その魅力を考えてみることにした」
「愚直」「渡なべ」
都内の豚骨ラーメン、美味いのはどこだ?
『ミシュラン』の調査員は、フランス料理の牛骨のブイヨンは評価するが、豚骨のポタージュは対象外としているふしがある。いつ、『豚骨』が売りのラーメン店が掲載されるか、注意深く見守りたいと思う。皿の中だけで評価するという『ミシュラン』なら『愚直』も『渡なべ』も十分にビブグルマンに値すると思うのだが……」
「春木屋」「「麵や正路」「味噌っ子 ふっく」「ねいろ屋」
“激戦区”荻窪のラーメン今昔物語
山本益博(やまもと・ますひろ)
1948年、東京都生まれ。1972年早稲田大学卒業。卒論として書いた「桂文楽の世界」が『さよなら名人芸 桂文楽の世界』として出版され、評論家としての仕事をスタート。1982年『東京・味のグランプリ200』を出版し、以降、日本で初めての「料理評論家」として精力的に活動。著書に『グルマン』『山本益博のダイブル 東京横浜&近郊96-2001』『至福のすし 「すきやばし次郎」の職人芸術』『エル・ブリ 想像もつかない味』他多数。料理人とのコラボによるイヴェントも数多く企画。レストランの催事、食品の商品開発の仕事にも携わる。2001年には、フランス政府より、農事功労勲章(メリット・アグリコル)シュヴァリエを受勲。2014年には、農事功労章オフィシエを受勲。
HP/山本益博 料理評論家 Masuhiro Yamamoto Food Critique