2023.03.31
ブルゴーニュワインを制すれば、モテる♡も制する!? 【現地レポート・後編】
フランスワインの二大産地の一角を担うブルゴーニュ地方。コロナ禍を経てもなお世界的に人気な「ワインの王様」を現地取材しました。最新事情を知れば知るほど、その魅惑的な味わいを大切な人とシェアしてみたくなること請け合いです!
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文/鳥海美奈子 協力/ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)
先進的なサステナブル農法がブルゴーニュワイン人気を後押し
理由は、伝統を大切にしつつも常に進化しているから。そのひとつが、サステナブルへの取り組みです。サステナブルな農業を行なう生産者に対してフランス政府が与えるHVE認証を取得しているワイン生産者も少なくありません。殺菌剤や殺虫剤の散布をなるべく減らす、CO2削減を目指すなどの試みを多くの生産者が実践しているのです。
月など天体の運行にあわせて農作業を行ない、自然由来の調合剤を畑にまいて土の潜在能力を引き出す“ビオディナミ農法”はいま、ワイン界ではとても注目されている手法。ワイン界ではモテ用語なので、覚えておくといいですよ。
日本語の「禅」の言葉を生かした「ZEN(ゼン)」シリーズは、亜硫酸(SO2)無添加。「フランス人はZENに穏やか、静謐といったイメージを持っています。大好きな言葉なので、それを取り入れました」。こんな逸話を語りながらこのワインを飲めば、きっとあなたのモテ度も上がることでしょう。
2023年春、ワイン好きにはたまらない新施設オープン
ぶどう畑の“クリマ”が世界遺産に登録されているブルゴーニュ。土壌や畑の向き、風通しなどが違う区画ごとに畑を分けたものをクリマというけれど、ブルゴーニュの中心地コート・ドールの畑だけでも、実に1000以上のクリマが存在しているのです。ロマネコンティ、シャンベルタン、コルトン、モンラッシェ、ミュジニーといった、きっと誰もが一度は聞いたことのある世界的に有名な名前も、そんなクリマのひとつ。
シテ・デ・クリマ・エ・ヴァン・ド・ブルゴーニュではそういったブルゴーニュワインの歴史や概念、ワインの香りや味わいについて学べるワークショップがたっぷり用意されています。しかも5階の展望バーは、ブルゴーニュの素晴らしい畑を眺めながら試飲や食事もできます。自然素材の断熱材を使うなど、この建物もエココンシャスです。
ブルゴーニュワインの最新レポート、いかがでしたか? 現地の美しいぶどう畑を巡って、最高に美味しいブルゴーニュワインに酔いしれることを夢見ながら、まずは気になるワインをココ日本で予習しておくのも一興ですね。
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