話題の「ブルガリ ホテル 東京」でデートするなら、まずバーから始めよ！

今、東京で最も話題のスポット「ブルガリ ホテル 東京」についてはすでにくわしくお伝えしております。が、実際に「行ってみよう」となった際、どこから攻めるのか、それが問題です。その施設やサービスのすばらしさを一番深～く体験できるのが、宿泊でしょう。ただ、それにはいかんせん財力が必要*かと。

ならば、レストランはどうか。「ブルガリ ホテル 東京」には、イタリア初の３つ星であるニコ・ロミートシェフ監修のイタリア料理「イル・リストランテ ニコ・ロミート」と、福岡の有名店「鮨 行天」行天健二氏監修による「SUSHI HŌSEKI」という２つのダイニングがあります。ともに味・雰囲気ともにすばらしく、おすすめでありますが、これまたいかんせん、すでに人気で予約が取りにくい。「SUSHI HŌSEKI」に至っては、カウンター８席しかないから、すぐに満席になってしまうのですよね。

そこで、バーの登場。まずバーならば、予約を受けていないので、事前のプランニングは不要。「そうだ、今日『ブルガリ ホテル 東京』行こう」と思いついたが吉日、すぐに行ける気楽さがあります。なんてったって、席数からして屋内は47席、テラスは62席もあるんですから。

まず、このバーを唯一無二な存在にしてくれているのが、東京の２方向にズズイと開放された眺望。半屋外のテラスは、1方向が東京駅側、もう１方向が東京湾側（通常時はクローズ）に向いており、ここからの眺望はほぼ360度。つまり、東京の摩天楼を全方位で我が物にできるというわけです。レモンや柚子など柑橘系の植栽がふんだんに配されており、まるで天空の地中海庭園にいるような気分です。

「でもバーって食事できないでしょ？」「いきなりお酒だけだとデートに誘いづらい」……などとアナタは不安でしょうか？ 心配はご無用。「ブルガリ バー」は前出のニコ・ロミートシェフによるバーフードも充実。デートや軽めの会食にもおすすめです。

たとえば、トマトとニンニクとオイルというシンプルな材料をじっくりと煮詰めたトマトソースのパスタは「イル・リストランテ ニコ・ロミート」と同じレシピ。また、揚げドーナッツのようなパン*でプロシュートとモッツァレラをサンドした「ボンバ」とビールを合わせたら、遅めのランチ代わりにもなりそう。ともにボリュームもたっぷりです。

もちろんバーですもの、カクテルだって出色です。イタリアはフェラーラ出身のバーマネージャー、アンドレア・ミナレッリ氏によるシグネチャーカクテルは6種、イタリアの代表的なカクテルである「ネグローニ」も６つのバリエーションでラインナップしています。

日本とイタリアのクラフトマンシップをテーマに、シチリアのマルサラ酒をベースにした「ISORA（イゾラ）」、ジンベースに日本酒「仙禽オーガニック・ナチュール」や発酵レモンを加えた「GIARDINO（ジャルディーノ）」はともに目にも舌にも美味な意欲的なカクテルでした。ここへ来たら、ワインやビールに終わらず、ぜひカクテルにもチャレンジしていただきたい。

と、ここで耳寄りなネタをゲット。実は「ブルガリ バー」では毎晩5時～6時をアペロアワーとして上の「アぺリティ―ボ」をフリーで提供しているのだとか。バーでもサービスフードといえば乾きものが定番であり、それすら“チャーム”としてサービス料をとるのが普通なのに、こちらはあくまで、完全に、フリー。なんて太っ腹なんだ、ブルガリ。右から、生ハム、パルメジャーノ、仔牛のツナソース、アランチーニ（ライスコロッケ）……お酒が進む心憎いサービスです。

ということで、グラスでいただけるスパークリングワインを並べてみました。まずシャンパーニュ「ルイナール」で始めて、それからロゼ、あとカクテル……と飲み進めるうちにすっかり日も暮れてくることでしょう。「ブルガリ バー」でのデート、これはなかなか長い勝負になりそうですよ（笑）。

● 銀座のテラスデート最高峰は間違いなくココ！