2024.05.26
【第55回】 白河「とら食堂」とその弟子たち後編
白河の名ラーメン店「とら食堂」の首都圏弟子店6軒を回ってみた
日本初の料理評論家、山本益博さんはいま、ラーメンが「美味しい革命」の渦中にあると言います。長らくB級グルメとして愛されてきたラーメンは、ミシュランも認める一流の料理へと変貌を遂げつつあります。新時代に向けて群雄割拠する街のラーメン店を巨匠自らが実食リポートする連載です。
- CREDIT :
文・写真/山本益博 編集/森本 泉(Web LEON)
名店「とら食堂」のDNAはどう受け継がれているのか?
車で出かけてもいいのだが、最寄りの駅から歩きだすと、周りの風景がよく見えて、ラーメン屋の立地が理解できてくる。心配なのは「本日臨時休業」のお知らせがないように、歩きながら祈ることだろうか。コロナ禍の時は、これが多かった。
■ 「白河中華そば孫市」(国分寺)
店は表通りから少し引っ込んだところにあり、樹々に覆われた店の風情が素敵だった。
■ 「手打中華 とら食堂 松戸分店」(松戸)
■ 「白河手打ち中華そば こすが」(あざみ野)
■ 「白河手打中華 賀乃屋」(北上尾)
■ 「白河手打中華そば 法隆」(春日部)
帰りは駅まえから続く大通りまで出ると、予想通りバス停があり、そこから駅までバスに乗って帰った。
■ 「白河中華そば」(仲町台)
● 山本益博(やまもと・ますひろ)
1948年、東京都生まれ。1972年早稲田大学卒業。卒論として書いた「桂文楽の世界」が『さよなら名人芸 桂文楽の世界』として出版され、評論家としての仕事をスタート。1982年『東京・味のグランプリ200』を出版し、以降、日本で初めての「料理評論家」として精力的に活動。著書に『グルマン』『山本益博のダイブル 東京横浜&近郊96-2001』『至福のすし 「すきやばし次郎」の職人芸術』『エル・ブリ 想像もつかない味』他多数。料理人とのコラボによるイヴェントも数多く企画。レストランの催事、食品の商品開発の仕事にも携わる。2001年には、フランス政府より、農事功労勲章(メリット・アグリコル)シュヴァリエを受勲。2014年には、農事功労章オフィシエを受勲。
HP/山本益博 料理評論家 Masuhiro Yamamoto Food Critique
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