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2025.03.05

「久保田」を“モテ燗” で味わう! 新体験イベントへ

新潟を拠点とし、日本を代表する日本酒メーカー、朝日酒造。代表銘柄である「久保田」シリーズを、あらゆるペアリングや演出で愉しめる「特別会席ディナーイベント」を人気和食料理店で体験してきました。

CREDIT :

文/八木千晶(LEON)

日本酒が今、面白い!

日本酒 朝日酒造 久保田 淡麗辛口
日本酒にやや疎くても、このラベルの書体を知らない方はおそらくいないでしょう。1985年に誕生した、創業時の屋号「久保田屋」を冠した朝日酒造を象徴する銘柄、それが「久保田」。香りが華やかかつスッキリとした滑らかな飲み口が楽しめる“淡麗辛口”という、日本酒の新たな味わいを生み出した名作として、国内外で愛されています。

日本酒って、好みの選びも飲み方も知っているようで全然知らない。もしくは昔から更新してない。そういうオヤジさんも少なくないのでは? かくいう私もそのひとりでした。

ですが、昨年あたり面白くてわかりやすい日本酒マンガなどに出合い、温度や醸造の様式でこんなにも味わいが変化するのかー、と個人的に日本酒カルチャーの奥深さに沼っていた次第。そんな矢先に、「久保田」さんから素敵な試飲イベントのお誘いをいただいたので、早速行ってまいりました。
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人気和食料理店でのペアリング体験

食料理店「赤坂 渡なべ」 「赤坂 渡なべ」はミシュラン東京2024・2025の“セレクテッドレストラン”に2年連続選出。
▲ 「赤坂 渡なべ」はミシュラン東京2024・2025の“セレクテッドレストラン”に2年連続選出。
食料理店「赤坂 渡なべ」 当日のメニューとペアリング内容。
▲ 当日のメニューとペアリング内容。
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イベント開催場所は、和食料理店「赤坂 渡なべ」。白衣に蝶ネクタイ姿のチャーミングな渡邊さんが笑顔と腹パン!になるまでのボリュームある美食で迎えてくれる、予約困難店としても知られている一軒です。

当日のテーマは「 燗酒とのペアリング」です。、同店が誇る旬の味覚を会席仕立てにした特別コースと、久保田の代表銘柄「久保田 千寿」「久保田 萬寿」シリーズの中から数種類をご提供。そう、久保田の各銘柄を最大限に楽しめるお料理をすべてオリジナルで味わえるという、グルマンにとっても大変贅沢なイベント内容なのです。
食料理店「赤坂 渡なべ」
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オンザロックから熱燗まで! 温度で味わいを楽しむ

食料理店「赤坂 渡なべ」
日本酒 朝日酒造 久保田 千寿 吟醸生原酒
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コースのスタートである、五味や食感にバラエティを持たせた「前肴」には最も酒造りに適している12月から1月に仕込む「久保田 千寿 吟醸生原酒」を氷を入れたロックで。

そもそも吟醸生原酒とは? 精米歩合60%以下の米と米麹などから作る「吟醸酒」であり、加水調整をしない「原酒」というもの。アルコール度数が少し高いので、ロックで飲むのがオススメだそうです。日本酒を「オン・ザ・ロック」で飲んでいいんだ……!

「前肴」は酒造がある新潟にちなんで、亀田製菓の「ハッピーターン」をあん肝にディップしたり、柿の種を衣にしたアンコウの唐揚げ、レーズンバターのように濃厚な無花果チーズなど、濃厚な肴が勢揃いでございます。
食料理店「赤坂 渡なべ」 「前肴」は酒造がある新潟にちなんで、亀田製菓の「ハッピーターン」をあん肝にディップしたり、柿の種を衣にしたアンコウの唐揚げ、レーズンバターのように濃厚な無花果チーズなど、濃厚な肴が勢揃いでございます。
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聖護院かぶらと牡蠣の旨味を引き出している「煮肴」のひと皿には、1986年に発売された『久保田 萬寿』をペアリング。華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒です。

今回は、お料理と同温程度の65度ほどの熱燗で。そうすることで、口の中でお椀の汁と日本酒が合わさり、まるで「出汁割」のような口内調理を体験。改めてお出汁と日本酒の相性の良さを実感しました。
日本酒 朝日酒造 久保田 淡麗辛口
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お燗をつけてくださるのはこの方!

日本ガストロノミー協会理事であり、酒匠の佐藤厚一郎さん
ゲスト一人ひとりに燗をつけてくれるダンディな男性は、お店のスタッフさんではなく、日本ガストロノミー協会理事であり、酒匠の佐藤厚一郎さん。それぞれの料理に合わせたペアリングについてわかりやすく解説をしていただけます。また、「熱燗は悪酔いしにくい!」などの日本酒トリビアや、熱燗のテクニックなど、モテる雑学も豊富にお持ちなので、じゃんじゃん質問することをオススメいたします。
ねっとりとしたイカや脂が乗った寒鰤などのお刺身
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ねっとりとしたイカや脂が乗った寒鰤などのお刺身
ねっとりとしたイカや脂が乗った寒鰤などのお刺身にはブルーのボトルが涼しげな「久保田 千寿 純米吟醸」を常温で。日本酒には酢酸という酸味がわずかに含まれているため、柑橘のものと相性がとてもいいのだとか。

なるほど柚子やおろしポン酢と薬味を合わせて食べる刺身と日本酒、合わないわけがありません。ちなみに自宅で実践するなら、マグロやカツオなど、血合いが多い魚ではなく淡白な刺身を選ぶことがポイントです。

合わせた「久保田 千寿 純米吟醸」は上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の味を邪魔しない銘柄。口当たりはやわらかく、ドライな飲み口を楽しめます。洋食や中華などとも相性のよい純米吟醸酒なんです。

そんな「久保田」の3銘柄をさまざまな“モテ燗”温度で楽しめ、勉強できる美食美酒イベント、ぜひ皆様にも気軽にトライしていただきたい次第。飲みすぎて急斜の階段から落ちることだけは、どうかお気をつけくださいませ(笑)。
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日本酒 朝日酒造 久保田 保田 千寿 純米吟醸 淡麗辛口

■ 朝日酒造

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