日本酒が今、面白い!

日本酒って、好みの選びも飲み方も知っているようで全然知らない。もしくは昔から更新してない。そういうオヤジさんも少なくないのでは? かくいう私もそのひとりでした。
ですが、昨年あたり面白くてわかりやすい日本酒マンガなどに出合い、温度や醸造の様式でこんなにも味わいが変化するのかー、と個人的に日本酒カルチャーの奥深さに沼っていた次第。そんな矢先に、「久保田」さんから素敵な試飲イベントのお誘いをいただいたので、早速行ってまいりました。
人気和食料理店でのペアリング体験


当日のテーマは「 燗酒とのペアリング」です。、同店が誇る旬の味覚を会席仕立てにした特別コースと、久保田の代表銘柄「久保田 千寿」「久保田 萬寿」シリーズの中から数種類をご提供。そう、久保田の各銘柄を最大限に楽しめるお料理をすべてオリジナルで味わえるという、グルマンにとっても大変贅沢なイベント内容なのです。

オンザロックから熱燗まで! 温度で味わいを楽しむ


そもそも吟醸生原酒とは? 精米歩合60%以下の米と米麹などから作る「吟醸酒」であり、加水調整をしない「原酒」というもの。アルコール度数が少し高いので、ロックで飲むのがオススメだそうです。日本酒を「オン・ザ・ロック」で飲んでいいんだ……!
「前肴」は酒造がある新潟にちなんで、亀田製菓の「ハッピーターン」をあん肝にディップしたり、柿の種を衣にしたアンコウの唐揚げ、レーズンバターのように濃厚な無花果チーズなど、濃厚な肴が勢揃いでございます。

今回は、お料理と同温程度の65度ほどの熱燗で。そうすることで、口の中でお椀の汁と日本酒が合わさり、まるで「出汁割」のような口内調理を体験。改めてお出汁と日本酒の相性の良さを実感しました。

お燗をつけてくださるのはこの方!



なるほど柚子やおろしポン酢と薬味を合わせて食べる刺身と日本酒、合わないわけがありません。ちなみに自宅で実践するなら、マグロやカツオなど、血合いが多い魚ではなく淡白な刺身を選ぶことがポイントです。
合わせた「久保田 千寿 純米吟醸」は上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の味を邪魔しない銘柄。口当たりはやわらかく、ドライな飲み口を楽しめます。洋食や中華などとも相性のよい純米吟醸酒なんです。
そんな「久保田」の3銘柄をさまざまな“モテ燗”温度で楽しめ、勉強できる美食美酒イベント、ぜひ皆様にも気軽にトライしていただきたい次第。飲みすぎて急斜の階段から落ちることだけは、どうかお気をつけくださいませ(笑)。
