2025.03.15
◼︎ ニュージーランド美食の旅【前編】
世界の“超美食家”がニュージーランドを目指すワケ
飛行機を駆使して日々世界を飛び回る超美食家(スーパーフーディー)たち。そんな彼らが今注目しているのがニュージーランドです。「えーっ、ニュージーランドといえば風光明媚なアウトドア体験でしょ!?」と都会派グルメの彼女が驚いてくれればこっちのもの。今度の旅ではあのコのそんな印象をアップデイトしてみませんか? ここでは前後編でお伝えいたします!
- CREDIT :
文・写真/ shifumy(江藤詩文) 編集/平井敦貴(Web LEON)
新フェーズに入ったニュージーランドのフードシーン


ニュージーランドは北と南のふたつの島からなり、首都は北島最南部のウエリントン。公用語はマオリ語・英語・ニュージーランド手話の3つ。通貨はニュージーランドドル(NZドル)で、1NZドル=約93.9円(取材時のレート)です。
国内の都市間の交通は、車や鉄道、バス、フェリーなどさまざま。また、ニュージーランド航空が全国にネットワークを張り巡らせ、“空飛ぶバス”としてキウイ(ニュージーランド人の愛称)の生活インフラとなっています。
◼︎ 「Amisfield(アミスフィールド)」
3時間半にわたって繰り広げられる体験型レストラン

言うなれば世界的なムーブメントである“サステナブルな地産地消”ですが、ダイニング・エクスペリエンス賞を受賞するだけあって、ゲストの記憶に残る体験をともにクリエイトする、スタッフの“巻き込み力”がとても強いんです。
幸運なことにわたしが訪れたのはちょうど「The Best Chef 2024」のアワード翌日。シェフのヴォーンさんはじめ、主要スタッフこそ授賞式が開催されたドバイに出かけてお留守でしたが、チームの盛り上がりとやる気がもう半端ない。熱気と熱狂に満ちた忘れられない一夜となりました。完璧に成熟する前、イケイケの上昇気流に乗っている今こそ訪れたい一軒です。
◼︎ 「Mapu Test Kitchen(マプ テストキッチン)」
食をめぐる物語を共有! 高感度シェフのテストキッチン


「今の時代のリアルフード、食の本質とは何かをみんなで一緒に考える。そんなラボのような場所にしたくて“テスト キッチン”と名乗っています」とジュリオさんは語ります。
すでに予約困難になりつつある注目店。6席限定なので早めの予約をオススメします。
◼︎ 「Wharekauhau Country Estate(ファレカウハウ カントリー エステート)」
ニュージーランドらしい大自然と美食を優雅に楽しむ

食事やハイティーの利用もできますが、できれば宿泊がオススメ。というのもここはワイララパ星空保護区内にあり、夜にはすばらしい星空を眺められるのです。さらに同行の彼女をサプライズしたいなら、ウエリントンからヘリコプターで約10分のアプローチという手もありますよ。
取材・文・写真 shifumy(江藤詩文)
世界を旅するフードジャーナリスト。ガストロノミーツーリズムをテーマに、世界各地を取材して各種メディアで執筆。著名なシェフをはじめ、各国でのインタビュー多数。訪れた国は約100カ国。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」(小学館)シリーズ3巻。Instagram(@travel_foodie_tokyo)でもおいしいモノ情報を発信中。
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