予約困難店が軒を並べる、広尾に話題の「ハイエンド横丁」が誕生！

コロナ騒ぎが落ち着かない東京ですが、そんな状況下でも新店や話題のスポットが誕生しています。

読んで文字のごとく「食べて、遊んで、仕事して」がコンセプト。少し前に「Eat,Pray,Love（食べて、祈って、恋をして」という映画がありましたが、もちろんそれとは無関係です。
こちらの何がすごいって、広尾駅から徒歩数十秒の好ロケーションに、予約困難なあの店や、有名シェフの人気店や、日本初上陸店などさまざまな話題の飲食店が、ウナギの寝床のような細～い横丁に軒を連ねていること。その数なんと17店舗！　あそこでアペロを楽しみ、ここで前菜を食べて、〆はあっちで鮨やラーメン……確実に目移りするので、どこで何を食べるのか、戦略的プランを立案していくことが肝要かと。事前にしっかりリサーチしていただきたいので、ここではとくにおすすめの5店についてご紹介いたします。

「はっこく」といえば、名店「鮨とかみ」で料理長を任され、わずか半年でミシュランの星を獲得した佐藤博之大将による鮨界のスター店。握りのみ30貫のコースでも有名ですが、そんなには食べられないし（そもそも予約がとれないし）……とお悩みだったアナタ！　ここ「寿志團」では「はっこく」のエスプリをそのままに、おまかせ握り10貫をサクッと食べ飲みできるのがうれしい。予約できないので、カウンターの空きを見ながら、他のお店で飲み食べしつつ調整してください。お子様連れでも歓迎してくれるそうなので、ファミリーユースでも。

外苑前の超人気モダンベトナミーズ「 Ăn Đi（アンディ） 」がよりカジュアルに、気軽なスタイルで登場。国産のオーガニック食材を使用しながら、「 Ăn Đi 」らしいアレンジを加えたベトナムのローカルフードをつまみに一杯……がおすすめです。日本酒とワインのセレクトは、もちろん「 Ăn Đi 」オーナーのソムリエ大越基裕さん。意外なペアリングが楽しめるはず！

以前本欄で「とんかつをコース仕立てにした『銀座かつかみ』」をご紹介しておりますが、その初代料理長である日向準一さんによる新業態。定番のヒレ、ロースはもちろん、リブロースや稀少部位のランプなど、さまざまな部位を少しずつ味わえる日向さんらしいスタイル。「とんかつはお腹いっぱいになっちゃうから」と敬遠していた小食女子も入りやすい雰囲気です。

熟成肉を炭火で焼き上げる「The Burn」で人気を博す一方、ビーガンレシピ本の出版で話題を集める米澤文雄シェフによる新店は野菜に特化したもの。イスラエルを始め、中東のインスピレーションを織り交ぜたベジタリアン料理に日本酒とナチュラルワインのペアリングが楽しめます。

今回ご紹介しているお店の中で、唯一まだ食べることができていないのが、この「豚そば 月や 東京」。でも間違いなくおすすめできると確信しているのでラインナップしちゃいましょう。博多でいつも長い行列ができているという人気店「豚そば 月や」の東京初上陸店。透き通った清湯（チンタン）スープが特徴のクリア豚骨ラーメンは、見た目こんなにスッキリなのに、豚の香りと濃厚な旨味がたっぷり感じられる逸品（のはず）！　この記事を書き終わったらスグ食べにいきます！

この「EAT PLAY WORKS｣は１～６階までのフロアがあるビル。飲食店が入る1～2階は「THE RESTAURANT」として一般の人も入れますが、３～4階はメンバーとそのゲストのみが使用可能なメンバーズラウンジ、５～６階はルームメンバーのみが使用できるプライベートオフィス。メンバーズラウンジでは「THE RESTAURANT」の料理も出前でオーダーできるというからうらやましい限りです。リモートワークが進む現在、都心のこんな素晴らしいロケーションに拠点を持つのは、これからの新しいステータスになりそうです。