2020.10.18
みんな大好き「喫茶店のナポリタン」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
そこで本連載では“週末鮨屋”として注目されている料理研究家、野本やすゆきさんに、初心者でも作れ、自分で食べておいしいのはもちろん、一緒に食卓を囲むお連れさまにも「すごい!」と言ってもらえるレシピをご指南いただきます。料理はいまどき男子必携のモテツールであるものの、万遍なく何でも作れる必要はありません。数品のキラー料理を作れるよう、腕を磨いておきましょう。
こちらの記事でご紹介しているように、これは横浜の「ホテルニューグランド」で生まれた料理。イタリア料理ではなく、日本発祥の洋食メニューです。ご馳走とは言えないし、おもてなしのメニューでもないけれど、喫茶店やカフェのメニューで見かけたら最後、高い確率でオーダーしてしまう、ある種ヒキの強いメニューでもあります。
今回は、いつもの簡単ナポリタンが、「喫茶店の普通のナポリタン」になるという、野本さんによるスペシャルレシピ。あっと驚くコツが隠されていますよ。
「喫茶店の普通のナポリタン」を作ってみよう!
ナポリタン(2人前)
スパゲッティ 160g
ソーセージ 4本ほど(斜め切り)
タマネギ 1/2個(くし切り)
ピーマン 1個(タネをとって輪切り)
マッシュルーム 3個(薄切り)
サラダ油 大さじ1と1/2
バター 15g
塩 少々
コショウ 少々
ケチャップ 大さじ6
トマトジュース 100ml
パルメザンチーズ 適量
そうめんや蕎麦、韓国冷麺、冷製パスタは茹でたあとに水で〆ますが、ナポリタンのスパゲッティを洗うとは驚きました。
この、スパゲッティを洗ってから冷やすことでモチモチした食感が生まれ、「喫茶店の普通のナポリタン」風味が増すのだそう。実際に、喫茶店では茹で置きパスタを使うことが多いでしょうから、合理的ですね。
野本さんは最近お気に入りの中華鍋を使っていますが、もちろん普通のフライパンでOKです。
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。