2021.05.02
鮨屋が教えるホムパメニュー「笹の葉ずし」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
レシピ&調理/野本やすゆき 文/秋山 都 写真/吉澤健太
「たしかに5月は暖かくなってきて、食中毒なども起こしやすい季節。笹の葉にはビタミンKやクロロフィルなどが含まれており、これらの物質に抗菌、防腐作用があるとされています」と野本さん。
なるほど、お弁当のおかずの仕切りに笹の葉が使われているのにも、ちゃんと理由があってのことなんですね。もちろん、ビニール製では何の効果もありませんけれどね(笑)。
旬を迎えておいしくなる鯵を酢じめにし、鮨にして笹の葉でくるむというものです。この「笹の葉ずし」は簡単で、保存ができて、「映え」もするという利点だらけのおすし。コロナ禍で外食しにくいこの時期、家族や親しい友人たちとささやかに端午の節句を祝おうではありませんか。
「笹の葉ずし」を作ってみよう
材料(作りやすい2~4人分)
鯵(3枚におろしてあるもの) 3尾分
笹の葉 12枚
酢 適量
塩 適量
ごはん 1合
A酢 大さじ2
A砂糖 小さじ2
A塩 小さじ1
大葉みじん切り 4枚分
ガリみじん切り 25 g
白胡麻 小さじ2
鯵はすでに3枚におろしてあるものを鮮魚店やスーパーマーケットで求めてください。「丸の魚か、刺身になっているものしか売ってなかった」という声をたまに聞きますが、「鯵を3枚におろしてください」と一声かければOK。快く応じてくれるはずです。
皮をむくときは、端っこに指を差し込むとペリぺリとめくれてきますので……
▲ まず葉の先端を自分に向けて
▲ 先端からくるりんと葉を巻いて
▲ カップ状の円錐(というか三角錐?)を作ります。
▲ カップ部分に作ってあった鯵の寿司を入れ、右上に出ている葉の先端を寿司にかぶせるように中に入れ込みます。
▲ 葉の先端が中に入ったら、次は茎の部分をもって、
▲ 茎の先端を三角錐の先端へ向けて差し込みます。
▲ 下から出てきた茎をひっぱります。
▲ 三角にまとめればできあがり!
▲ まず葉の先端を自分に向けて
▲ 先端からくるりんと葉を巻いて
▲ カップ状の円錐(というか三角錐?)を作ります。
▲ カップ部分に作ってあった鯵の寿司を入れ、右上に出ている葉の先端を寿司にかぶせるように中に入れ込みます。
▲ 葉の先端が中に入ったら、次は茎の部分をもって、
▲ 茎の先端を三角錐の先端へ向けて差し込みます。
▲ 下から出てきた茎をひっぱります。
▲ 三角にまとめればできあがり!
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。